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【RIZIN】山本空良が右拳の骨折を針金で修復手術も回復間に合わず、地元・北海道大会参戦見送り

2023/06/05 11:06
【RIZIN】山本空良が右拳の骨折を針金で修復手術も回復間に合わず、地元・北海道大会参戦見送り

(C)RIZIN FF

 2023年6月24日(土)北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ『RIZIN.43』の会見が2日、都内にて行われ、参戦が予定されていた地元の山本空良(パワーオブドリームジム)の出場が見送られることが発表された。



 当初、『RIZIN.43』のポスターにその姿が写っていた山本だが、会見でRIZIN榊原信行CEOは、「参戦の予定をしていました山本空良選手、北海道出身ということで『ぜひ出たい』と本人も強い意志を示していましたが、怪我自体は順調に回復していますが、まだ万全ではないということで、今回は断腸の思いだと思いますけど、北海道大会への出場はとりやめることとなりました。無理をせずしっかり治してまた秋以降の大会にラインナップしてこれればなと考えています」と、怪我の回復が「万全ではない」として、出場取りやめの決断に至ったと説明した。

 その後、山本空良の父でありパワーオブドリームジムの会長である山本喧一代表が、その経緯をSNSに発表した。

(4月29日の)LANDMARK出場前から決まっていた」(山本代表)という北海道大会。当初、山本には5月の『RIZIN.42』有明大会へのオファーがあったが、北海道大会の開催が決まり、LANDMARKにスライドされたという。

 冒頭で山本代表は、「空良は怪我を治す事に最善を尽くしましたが、大会当日迄ベストな状態を作る事が叶わず、初の地元での試合を辞退するのは断腸の思いでしたが、先ずはシッカリと怪我を治させて頂くこととしました。ご了承下さい。空良の試合を楽しみにされていた方々には大変申し訳なく思いますが、試合当日迄にベストな状態を作ることが叶わず、本人も断腸の思いではありますが今回の試合は辞退させて頂くことと成りました」と参戦見送りを語っている。

 2023年4月29日の『RIZIN LANDMARK 5』で金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)と対戦した山本は、試合後の会見で、数週間前に肋間筋を断裂したことを明かし、試合中に右ストレートで拳を骨折したことを語っていた。

 その後、ゴールデンウイーク明けに、RIZIN北海道大会に出場する遠藤来生(vs.関鉄矢)とともにタイのゲーオサムリットジムへの合宿も慣行していたが、見取り稽古の形だったようだ。

 山本会長は、「LANDMARK5の後、色々病院を回ったのですが、GWもあって手の甲の手術が必要なのかどうかの判断をする精密検査自体をGW明けしか受けられない事が判明し、元々怪我をする前からタイへの修行の予定を入れていた事もあり、手の甲の折れたであろう箇所の手術が必要かどうかを判断する為の精密検査や手術がGW明けまで出来ないのなら、日本でボーっと敗けた後に部屋で落ち込みなが過ごすより、気分転換も兼ねて、本人も楽しみにしていたタイへ勉強に行かした方が得策と考え、検査より先にタイへ予定通りのスケジュールのまま行かせることとしました。

 タイへ行く許可は出しましたが、タイでは一切無理をさせず、スパーなども一切禁止~、私も修行したスーパーチャンプを育てて来た名門ゲオサムリットジムで素晴らしい選手達の動きを見て学び、私も習ったネンさん(クンピニット、ワチャラチャイ、アヌワットなどを育てた名コーチ)から新たな技を教えてもらい、異国の地でハングリーに頑張っている人達から良いパワーを貰って来ることが主な目的でした」と、タイ合宿の意図を語っている。

 一方で、回復具合によっては北海道大会の出場を視野に入れていた山本だが、会長によると、「脇腹の筋損傷は日に日に驚異的なスピードで回復していた事もありましたので、タイへ行っている間も無理をしなければ回復するだろうと考えました。LANDMARK5の試合後に脇の筋損傷が悪化していた場合はその時点で北海道大会は辞退を申し出ていたと思います。そして、予定通りの一週間のタイ修行を終えて戻った次の日に病院へ行き、精密検査を受けた結果、手術が必要と分かり手術を受ける事としました」と、手術が必要な状態と判明。


(C)@yamaken_yade

「一番早い方法、または長い目で見て一番最善の方法を検討した結果、鉄板、プレートではなく、一度の手術で済む針金で修復することとしました。が、結果5月22日の検診の結果、骨のくっつき具合が遅く、どうやら試合に間に合わない事が判明した為、その旨RIZINさんに直ぐに報告し、脇の筋損傷は治癒しておったのですが、手の方で試合を辞退させて頂くこととしました」と、今回の参戦見送りに至った経緯を説明している。

 そして最後に、「山本空良は今回は欠場と成りましたが、今後LANDMARKの金原戦を出場して良かったと思えるよう、そして、今回欠場して良かったと思えるよう、この経験を活かしてこれからまた積み上げ、作り上げて参ります~北海道大会には、山本空良以外にも沢山良い選手が出場しますので、是非ともそちらをご注目下さい。地元の選手も沢山出ますし、私のジムからも遠藤来生と渡辺トシキが出場します。当日、仲間のセコンドで空良も会場に入ります。その際、来場者にリング上でご挨拶もさせて頂く予定と成っておりますので、何卒よろしくお願いいたします」と、山本空良の練習仲間も含む地元勢の参戦と、空良が大会当日にリング上で挨拶するとした。

 2022年は実に6試合。そのなかにはカイル・アグォン戦の判定勝ち、ヴガール・ケラモフ戦の判定負けなど世界の強豪との熱戦も含まれる。22歳の北斗のグラップラーの復活に注目だ。

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