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レポート

【ROAD TO UFC】ライト級・原口伸がインドネシアのパティリマに圧勝! 丸山数馬は韓国のキム・サンウクに一本負け

2023/05/28 22:05
 2023年5月27日(土)の『ROAD TO UFC2 EP1&2』に続き、28日(日)19時から中国・上海のUFC パフォーマンス・インスティチュートにて『ROAD TO UFC 2 EP3&4』が開催された(U-NEXT/UFC Fight Pass配信)。  男子フライ級、バンタム級、フェザー級、ライト級の4階級で各8選手による勝ち抜き形式のトーナメント1回戦16試合と、ワンマッチ4試合の計20試合を、2日間にわたり実施。  日本からはフライ級で鶴屋怜、バンタム級で野瀬翔平と上久保周哉、フェザー級でSASUKE(佐須啓祐)と神田コウヤ、ライト級で丸山数馬と原口伸の7選手が出場。初日に鶴屋と神田が1回戦を突破した。  2日目の「エピソード3&4」では、バンタム級の上久保周哉と野瀬翔平、ライト級の原口伸と丸山数馬の4選手が出場し、上久保と原口の2選手が準決勝進出を決めている。 [nextpage] 圧勝の原口伸「次は一本かKOで」 ▼ライト級 5分3R〇原口 伸(日本)155lbs/70.31kg[2R 1分25秒 TKO] ※パウンド×ウィンドリ・パティリマ(インドネシア)155lbs/70.31kg  ライト級トーナメント一回戦。  RTU初出場、24歳の原口は、2019年レスリング全日本選手権フリースタイル70kg優勝者。2021年にMMAデビューし、2023年2月の前戦では小谷直之を1Rでパウンドアウト。GRACHANライト級王座を防衛。フェザー級でのRTU出場を希望していたが、ライト級での出場となった。  対するインドネシアのパティリマは、ONE PRIDEウェルター級王者。29歳で8戦全勝(3KO・4一本勝ち)。  1R、パティリマの打撃の打ち終わりに素早いダブルレッグテイクダウンは原口。ハーフから右で差して上体を起こしたパティリマにがぶりの原口はパウンド! パティリマはニーシールドで頭を上げるが、そうすると原口は頭を抱える。頭を外すとヒジ。すぐに頭を腹の下に隠す。  それを頭で押してはがして右ヒジは原口。さらにパウンド。そのスペースで両足を戻したパティリマ。クローズドガードから右手をオーバーフックも腕を抜くと、パティリマは亀になってから立ち上がり。  そこをすぐに追う原口は金網に詰めてダブルレッグテイクダウン。尻を着いて座るパティリマの両足を束ねてから足をヒザ上に乗せて強いパウンドを突く。ホーンになかなか起き上がれないパティリマ。  2Rも早々にダブルレッグで金網まで詰めて、尻下でクラッチを組んでテイクダウンを奪う原口! 両足を足で束ねて頭をアゴに着けて押し込むと右を連打! 足が効かず打たれるままのパティリマを見て、レフェリーが間に入った。  試合後、原口は「いつもパウンドで勝ってしまうので、今日は一本で勝とうと思っていました。次は一本か打撃を見せられるように、帰ったらすぐに練習します」とコメント。さらに何か追加でPRしようとしたが、マイクを渡してもらえなかった。 [nextpage] サンウクのダースに丸山が敗れる ▼ライト級 5分3R〇キム・サンウク(韓国)156lbs/70.76kg[1R 3分08秒 ダースチョーク]×丸山数馬(日本)156lbs/70.76kg  ライト級トーナメント一回戦。  30歳の丸山はMMA11勝7敗。2015年のPANCRASEネオブラウェルター級優勝後、2020年から2021年にかけて白川洸太、平信一、伊良波 心を相手に3連勝。2022年3月にカナダのBTCアダム・アセンザに判定負けしている。  対する29歳のサンウク(韓国)はキム・ドンヒョンのチーム・スタンガン所属。2022年9月にAFCウェルター級王座を獲得し、ライト級王座決定戦ではスプリット判定負け。2023年4月の「AFC 24 x HEAT 51」では山田聖真に判定勝ちしている。  1R、ともにオーソドックス構え。左ジャブの丸山に、サンオクは右カーフ。丸山の右カーフにテイクダウンを合わせようとしたキムだが、この蹴りで前のめりに崩れると、丸山はパウンド連打! 亀から立ち上がろうとするサンウクをいったんは寝かせて上になる丸山だが、立ち上がったサンウク。  丸山はなおも右ロー。サンウクも右ローを返すと、丸山はレベルチェンジの動きから、左右ボディストレート。右ハイから組んでケージに押し込むが、小手に巻くサンウクが体を入れ替えに。丸山はヒザを突き離れる。  丸山は右カーフ、サンウクはワンツースリーとまとめて前に出ると、ダブルレッグへ。尻を着いて後方に投げたサンウクに立ち上がって足を手繰りに行く丸山だが、サンウクはがぶりからダースをセット。首を極められながらマットを右に回る丸山の左足を両足で挟んで逃がさず、タップを奪った。 [nextpage] ほかライト級はロン・チューとバテボラティ・バハテボラが準決勝進出。キ・ウォンビンは反則打撃で1回戦敗退 ▼ライト級 5分3R〇ロン・チュー(中国)155lbs/70.31kg[1R 2分17秒 TKO] ※右フック→パウンド×ホン・ソンチャン(韓国)155.5lbs/70.53kg [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇バテボラティ・バハテボラ(中国)156lbs/70.76kg[失格] ※後頭部への反則の打撃×キ・ウォンビン(韓国)155.5lbs/70.53kg [nextpage] ▼非トーナメント戦フライ級 5分3R〇ピーター・ダナソー(タイ)125.5lbs/56.93kg[1R 4分23秒 KO] ※右跳びヒザ蹴り×シム・カイ・シオン(シンガポール)126lbs/57.15kg
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