2023年5月28日(日)東京・後楽園ホール『RISE 168』の前日計量&記者会見が、27日(土)都内にて14:00より行われた。
今大会より開幕する「RISE QUEENバンタム級(-55kg)初代王座決定トーナメント」。第7試合の準決勝3分3R延長1Rで対戦する村上悠佳(TEAM TEPPEN)はリミットちょうどの55.00kg、KOKOZ(TRY HARD GYM)は54.10kgで計量をパス。
続いての会見でKOKOZは「自分は本来この階級ではないんですけれど、この階級でも勝っていかないとこれから世界で戦っていけないと思うので、ここでしっかり勝ってベルトを獲りたいと思います」と、世界を見据えての参戦だとする。
対する優勝候補と目される村上は「トーナメントを組んでくださりありがとうございます。ベルトが懸かっているトーナメントの準決勝ですが、ベルトばかりに目がいっていてもダメだと思っているので、しっかり勝って次につなげたいと思います」と、ようやくタイトルに絡んだ試合が出来ることを喜びながらも目の前の試合に集中したいとした。
そのRISEのベルトにはどのような想いがあるかと聞かれると、すでに2本のベルトを獲得しているKOKOZは「ジムの田丸辰と宮崎小雪もRISEの王者でベルト自体が凄くカッコいいので、欲しいなと思っています(笑)」と、同門の初代RISEフライ級王者の田丸、RISE QUEENアトム級王者の宮﨑に続きたいと応える。
村上は「私もキックボクシングをやっていてトーナメント自体やったことがなくて、階級に女子の選手がいなくて。やっとここまで、トーナメントが出来るところまで来れたので、ベルトが欲しすぎてしょうがないって感じです」と、やっと巡ってきたチャンスを逃したくないとした。
このRISE QUEENバンタム級という階級でどのような魅力を伝えていきたいかとの問いには、KOKOZは「自分は元々この階級でなくて適正が50kg前後だと思うんですけれど。この階級で勝っていかないと世界では戦っていけないと思っているので、ここで挑戦させていただく形をとらせていただきました」と世界を見据えているところを見て欲しいという。
村上は「私は元々57~58kgでやらせていただいて、前回初めて55kgでやったらスピードもプラスで見せられるようになったと思ったので、パワーとスピード+テクニックでいきたいと思います」との3本柱を見せたいとする。
また、決勝で戦いたい相手を聞かれると、KOKOZは「自分は対戦するとならないと相手の映像も見ないし、みんなの映像を見ているわけではないんですけれど。聖愛選手しか分からないのでどっちが勝つかは分かりませんが、どっちと戦っても勝てる自信はあるのでどっちでもいいです」、村上も「お二人(聖愛と神谷)とやっているんすけれど、どちらとやっても面白い試合が出来ると思っているのでどちらとでもと思っています」と、勝ち上がった方どちらでもいいと口を揃えた。