2023年5月28日(日)東京・後楽園ホール『RISE 168』の前日計量&記者会見が、27日(土)都内にて14:00より行われた。
セミファイナルのバンタム級(-55kg)3分3R延長1Rで対戦する、同級1位・大﨑孔稀(OISHI GYM)は54.95kg、同級2位・寺山遼冴(フリー)は54.90kgでそれぞれ計量をパス。
両者は2月の『RISE 165』で対戦し、3Rに大﨑の右インローがローブローとなり、寺山はインターバルを与えられるも回復せず、ドクターストップによる負傷判定でドローとなっていたため決着戦が改めて組まれた。
会見で寺山が「前回は負傷判定でドローになってしまって、そこからすぐに再戦を組んでいただきありがとうございます。今回は白黒、誰が見てもはっきり勝ってるというのを見せるので応援お願いします」と言えば、大﨑は「前回よりもしっかり差を見せて最後に勝っているのは僕だと思うので、レベルの差を見せようかなと思います」と言い放った。
計量を終えての心境とどんな勝ち方をしたいかを聞かれると、寺山は「これからリカバリーして油断しないように調整して、明日は圧倒的に勝つか、KOで倒すか、どっちかだと思っています」と完全決着をつけるとする。大﨑も「基本的に常にKOは狙っているのでそれは変わらない。KOするための技をたくさん用意して、どんな展開でも勝てる準備をしてきたので自信しかない。KOでも判定でも勝てるような戦い方になると思います」と必勝を誓う。
前回の試合では両者とも慎重な立ち上がりで、3Rから試合が動き始めたところで終わってしまったが、今回はその続きのような展開となるのか、それともリセットして最初から違う展開になるのか。
寺山は「前回はああいう展開になりましたが、お互い戦い方を変えていると思うので。普通に自分は触らせないで自分が勝つと思います」とし、大﨑は「そこの作戦もいろいろ練ってきたので、前回と同じ展開になっても違う展開になっても勝てる準備をしてきたので、どういう展開になってもいいかなって感じです」と余裕を見せる。
そして、この試合に勝利したら次にどう結び付けたいかと聞かれると、寺山は「今回勝って、鈴木真彦選手が王者じゃないですか。55kgでやり残したことは、自分の師匠が巻いていたベルトを獲ることなので、今回勝って鈴木選手にアピールしたいと思います」と、タイトルマッチを実現させたいという。自分の師匠というのは、元同門の那須川天心のことか。
大﨑も「選手でやっている以上、目指すところは絶対にベルトだと思うので、一番になりたいとは常々思っているので。今回しっかり白黒つけて、勝てればそういうところにアピール出来ると思うので、しっかり勝ってベルトにアピールしていきたいと思っています」と、タイトル挑戦へ結び付けたいと語った。