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【GLADIATOR】バンタム級GP開幕! 王者・神田T800周一がベルトをかけて1回戦でテムーレンと再戦。竹本啓哉vs.マルガリョ。ワンマッチで溝口司vs.江田こうすけ塾長、阿部光太vs.ギレスピ、江木伸成のMMAデビュー戦も=6月11日(日)大阪

2023/05/25 19:05
 2023年6月11日(日)に大阪・豊中市の176BOXで開催される『GLADIATOR 022』にて、「フェザー級王座決定トーナメント」に続き、8選手参加のバンタム級GP開幕戦=準々決勝2試合が組まれることが発表された。  BellatorのGP同様に、同級王者の神田T-800周一が登場し、ベルトをかけた王座戦を兼ねた1回戦を戦う。挑戦者のアルギルマーとは3カ月ぶりの再戦となる。 ▼GLADIATORバンタム級GP1回戦・バンタム級タイトルマッチ 5分3R神田T-800周一(パラエストラ広島)第6代GLADIATORバンタム級王者テムーレン・アルギルマー(Shiqen Beelii/モンゴル)挑戦者  神田は、2022年4月に福島啓太を破り、GLADIATORバンタム級のベルトを巻くと、2023年3月にノンタイトルでテムーレンと対戦。当時5連勝中だった神田だが、テムーレンの豪快なスラムからパウンドを受けて1R TKO負け。直後に神田は即リマッチ&王座防衛戦を要望し、チャンピオンとしてGPトーナメントに1回戦から乗り込むことを決めたという。今回はベルトをかけて雪辱を期す。 ◆Gladiatorバンタム級王者・神田T800周一「前戦からテムーレンのことだけを考えてきました。この戦いが決まったことが嬉しいです。アジアからの参戦者も増え、Gladiatorのベルトの価値は上がり続けています。この一戦、このトーナメントを制して真のチャンピオンになりたいと思います」 ◆Gladiatorバンタム級王座挑戦者・テムーレン・アルギルマー「自分がこのGPの勝者になる。その自信で溢れています。自分はチャンピオンになるために、必死に練習しています。神田選手、しっかりと練習してきてください。6月11日、前回以上に激しい試合になるはずなので会場に見に来てください。最後は僕がチャンピオンになります」 ▼GLADIATORバンタム級GP1回戦 5分3R竹本啓哉(ALIVE)ジェイソン・マルガリョ(DYincredible Fighting and Fitness Center/フィリピン)  勝者が神田vs.アルギルマー=王者への挑戦権を得るGP1回戦。  32歳の竹本は、2020年2月に神田とのバンタム級王者決定戦で王座獲得も、2021年9月の釜谷真との防衛戦で、計量に失敗。試合はリアネイキドチョークで一本勝ちもタイトルを剥奪されていた。その間、手塚基伸と福島啓太に判定負けし、辛酸をなめたが、江田こうすけ塾長、笹晋久との接戦をいずれもスプリット判定勝ち。2023年1月にはコンバット柔術マッチで江木伸也をリアネイキドチョークで下すなど、勝ち星を積み上げてGP出場権を得た。  対するマルガリョは、MMA11勝6敗の28歳。2017年3月にトップノイ・キラウムに判定負けも、以降4連勝。2019年3月のBRAVE CFフィリピン大会では元ONEファイターのラックス・デララを判定で下し、2019年11月からUAE Warriorsに参戦。トレント・ガーダムに3R TKO負けとシャミール・マゴメドフに判定負けで2連敗を喫したが、URCCとWFCで2連勝。2023年2月の前戦ではハビエル・アラオイにギロチンチョークで一本負けしている。  ロランド・ディ門下でジョン・オルニドの同門となるマルガリョはボクシングベースでレスリング、柔術を習得したウェルラウンダー。世界のフィーダーショーレベルの戦いを経験し、日本でキャリアの再構築に挑むことになる。 ◆元Gladiatorバンタム級王者・竹本啓哉「再びベルトを締めるチャンスを与えてくださった櫻井代表ならびにGladiatorの関係者の方々に感謝しています。国際戦になって非常にワクワクしているのと同時に、積極的に海外選手を招聘して下さるGladiatorの中で日本人の強さを見せつける覚悟です。強さが試される試合になると思いますが、きっちり極め勝ちます。対戦相手のマルガリョ選手はサブミッションでの勝ちが多いようですが、『柔の発祥地』のグラップリングを存分に味わって帰ってもらいます。西日本の選手を積極的に使ってくれるGladiatorで強さを示す事で、西日本の若手選手達に希望を与えたいです」 ◆ジェイソン・マルガリョ「フィリピンでは国際戦を戦う機会を得ることはとても難しいから、今回のGladiatorのオファーにはとても感謝している。タケヤは優れたグラップラーだけど、MMAにはパンチもキックもある。多くの武器を僕らは持っている。サブミッションオンリーではないし、試合はスタンドから始まるものだ。僕はタケヤ・タケモトを倒せる。彼のパンチとキックは本当に遅い。グラップリングのために使っているんだ。そこも研究している。日本のファンの皆には、僕とタケヤとの試合を楽しみにしてほしい。日本で会おう!!」  なお、8人参加のGPトーナメントは、まず次回大会で準々決勝を2試合。10月1日の「GLADIATOR 023」で残りの準々決勝2試合を実施。12月大会で準決勝、2024年上四半期に決勝戦を行う予定。10月1日の準々決勝2試合の出場選手は、「国内外から初参戦選手を含め、よりGladiatorバンタム級戦線が盛り上がるようなファイターと現在交渉中」とのこと。 [nextpage] 溝口司vs.江田こうすけ塾長、阿部光太vs.ギレスピ、江木伸成がMMAデビュー  GLADIATORで「武道奨励金」を獲得してきたファイターたちがさらなるステップアップを果たすための、チャレンジカードが組まれた。 ▼GLADIATORバンタム級 5分2R溝口 司(矢田道場)江田こうすけ塾長(MIBURO)  1月大会で「武道奨励金」を獲得した溝口司は、KIDSキックから格闘技経験を積み、その戦績は113戦106勝7敗という場慣れしたファイター。「堀口恭司選手越え」「RIZINバンタム級戦線の選手を1人ずつ引きずりおろす」と堂々と宣言する溝口は、2022年9月のGLADIATOR初陣を14秒KO勝ち、1月大会ではキャリア10戦以上のガッツ天斗に判定勝ちを収めている。  対する江田こうすけ塾長は、柔術ベースで京都のMMAパイオニアの一人。自身も認めるオールドスクールながら、一本気のある組みオンリーの戦いは、上昇志向が強い血気盛んな若い溝口にとって脅威となるか。 ◆江田こうすけ塾長「負けっぱなしの“昭和の遺物”を呼んでいただいてありがとうございます。これからの総合格闘技界を担うであろう若人達への経験の一翼となれれば幸いです。溝口選手、元気にケージから下りられるよう。お互い頑張りましょう」 ◆溝口 司「初めに櫻井会長、GLADIATORのスタッフ及び関係者の皆様、マッチメイクをして頂きありがとうございます。今大会で伝えたいことがあります。それは僕の試合や生き様を見て、自分の個性に誇りを持って日本人特有の『敷かれたレールを走る人生』ではなく、自分にしか出来ないことを極めて夢を実現させる人が少しでも増えて欲しいと思います。まだまだ駆け出しの僕ですが、僕の個性を武器に大舞台の格闘家顔負けのパフォーマンスをしますのでご注目下さい。続いて試合相手のエダ塾長選手、試合を受けて下さり、ありがとうございます。ただ、タックルしか来ないのは分かっているので必ず格の違いを見せつけてぶっ倒します。6月11日の裏メインは溝口司です! 皆さん当日は瞬き厳禁です!!」 ▼GLADIATORウェルター級 5分2Rスティーブン・ギレスピ(TAD)阿部光太(TRIBE TOKYO MMA)  3月大会で橋本健吾をわずか13秒で倒し、奨励金を獲得した阿部光太は、TRIBE.TOKYO MMA所属で長南亮代表の秘蔵っ子。その阿部を対するのは、確かなグラップリング力を誇るスティーブン・ギレスピとなった。  ギレスピはスコットランドのアマMMAでキャリアを積み、日本に移り住んでからGLADIATORでプロデビュー。これまで2戦2勝、2試合とも一本勝ちで1月大会の藤田大戦ではバギーチョークを極めて失神に追い込むなど、強烈な印象を残している。  打×組という対立構造のなか、両者の総合力が問われるウェルター級戦だ。 ◆スティーブン・ギレスピ「GLADIATOR022 で戦える事に興奮しています! 対戦相手は、いくつかの印象的な勝利を収めた、バランスの取れたファイターです。彼に対して自分自身のテクニックをチャレンジし、ケージ内でフィニッシュすることを楽しみにしています」 ◆阿部光太「今回の試合もしっかり勝って愛犬に美味しいおやつを買います」 ▼GLADIATORフライ級 5分2R江木伸成(藤田柔術/LEOS JIUJITSU ACADEMY)空(TOP KING)  また今大会では、GLADIATORのケージでコンバット柔術、フォークスタイルグラップリングで活躍してきた江木伸成が、待望のMMAデビュー戦に臨む。柔術家として成功を収めながら、やり残したこと=MMA出場を決意した江木は、2022年からMMAデビューをリクエストしていた。柔術界の実力者の初陣の相手探しが難航するなか、手を挙げた空にとっても、決意のフライ級戦となる。 ◆江木伸成「MMAプロデビュー戦をGLADIATORの舞台で迎えることを本当に光栄に思います。僕のMMAを存分に魅せます! 対戦相手の空選手に対してですが、今回僕との試合を受けて頂いてありがとうございます。お互い全力でぶつかりましょう!」 ◆空「この度、GLADIATORに参戦させて頂ける事に感謝申し上げます。出身関西、大阪での試合という事もありボルテージも上がっております。精一杯自由に暴れまくる予定ですので、是非楽しみにしていて下さい。江木選手、MMAはきっと初参戦だと思うのですが、格闘家としてはエキスパートな方だと思いますので、油断せずしっかり勝ちきりたいと思います。それでは、会場で」 [nextpage] 「GLADIATOR022」決定カード 2023年6月11日(日)大阪・豊中市「176BOX」開場 12:00 開始 13:00(予定) ▼GLADIATORバンタム級GP1回戦・バンタム級タイトルマッチ 5分3R神田T-800周一(パラエストラ広島)第6代GLADIATORバンタム級王者テムーレン・アルギルマー(Shiqen Beelii/モンゴル)挑戦者 ▼GLADIATORバンタム級GP1回戦 5分3R竹本啓哉(ALIVE)ジェイソン・マルガリョ(DYincredible Fighting and Fitness Center/フィリピン) 【フェザー級王座決定トーナメント】 ▼GLADIATORフェザー級王座決定トーナメント準決勝 5分3R河名マスト(ロータス世田谷)パン・ジェヒョク(KOREAN TOP TEAM/韓国) ▼GLADIATORフェザー級王座決定トーナメント準決勝 5分3Rチハヤフル・ズッキーニョス(MIBURO)ダギースレン・チャグナードルジ(Shandas Devjeeモンゴル/MGL-1フェザー級王者) ▼GLADIATORバンタム級 5分2R溝口 司(矢田道場)江田こうすけ塾長(MIBURO) ▼GLADIATORフライ級 5分2R江木伸成(藤田柔術/LEOS JIUJITSU ACADEMY)空(TOP KING) ▼GLADIATORウェルター級 5分2Rスティーブン・ギレスピ(TAD)阿部光太(TRIBE TOKYO MMA) ▼GLADIATORフェザー級 5分2Rハンセン玲雄(総合格闘技道場reliable)徳野一心一馬(U.B.F/第4代WARDOGフェザー級王者) ▼GLADIATORバンタム級 5分2R藤原克也(SMOKER GYM)別所竜弥(NESTFIT MMA) ▼GLADIATOR64kg契約 5分2R今村 豊(POLARGYM OSAKA/宇留野道場)フェルナンド(SMOKER GYM/PITBULL BROTHERS) ▼GLADIATORバンタム級 5分2R秋田良隆(KINGGYM KOBE)田中壱季(ENCOUNTER) ▼GLADIATORフライ級 5分2R古賀珠楠(総合格闘技スタジオSTYLE)廣瀬裕斗(Hida Training Lab) ▼GLADIATORフェザー級/5分2R桑本征希(SMOKER GYM)天草ストロンガー四郎(ソフトコンタクト) ▼GLADIATORフェザー級 5分2R木村総一郎(パラエストラ加古川)藤岡 陸(GSB多治見) ▼GLADIATORライト級 5分2R後藤丈季(京都 政拳会)水野 翔(総合格闘技スタジオSTYLE) ▼GLADIATORライト級 5分2R八木敬志(猛者連本部)直島弘昌(修斗GYM神戸) ▼GLADIATORバンタム級 5分2R吉田開威(空手道剛柔流 朋武館)TBA ▼GLADIATORストロー級 5分2R田中優樹(総合格闘技道場Reliable)武尊(UBF福岡) ◆PROGRESS提供グラップリング戦 ▼オープニングファイト フライ級 5分1RMASATERU(矢田道場)塩谷尚也(N★TRUST) ▼オープニングファイト フェザー級 5分1R野口蒼太(SMOKER GYM)西村 剛(総合格闘技道場コブラ会)
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