MMA
ニュース

【DEEP】ライト級の次期挑戦者争い、江藤公洋vs.野村駿太、小金翔vs.泉武志。バンタム級・力也が再起戦で窪田泰斗と激突、異なるストライカー対決・平松翔vs.雅駿介も=7月2日(日)後楽園

2023/05/24 21:05
 2023年7月2日(日)東京・後楽園ホールで開催される『skyticket Presents DEEP 114 IMPACT』の追加対戦カードが発表された。  すでに、松嶋こよみの初参戦、DEEPメガトン王座戦・酒井リョウvs.水野竜也、フェザー級・五明宏人vs.海飛、バンタム級・日比野“エビ中”純也vs.鹿志村仁之助が発表されている同大会。今回の発表では以下、4試合が追加された。 ▼DEEP ライト級 5分3R江藤公洋(和術慧舟會 HEARTS)野村駿太(BRAVE)  専大レスリング部出身の江藤は、MMA21勝6敗2分。2020年9月の『Road to ONE』で青木真也に判定負けも、現在4連勝中。2021年9月の修斗で75kg契約でグンター・カルンダに判定勝ちで再起を飾ると、2022年4月のRIZINで雑賀ヤン坊達也に3R TKO勝ち。同年11月のDEEPで北岡悟に判定勝ち、そして2023年5月の前戦では川名TENCHO雄生に判定勝ちと、強豪相手に勝ち切る組みの強さを誇る。34歳で今回が30戦目となる。  対する野村は帝京大空手部出身で、MMA5勝1敗。五明宏人の2学年下の後輩で、2021年9月にMMAデビューし、前田啓伍に判定勝ち後、2戦目のVTJで宇佐美正パトリックに判定負け。しかしその後は4連勝中で、2022年3月に藤村健悟に1R TKO勝ち後、7月にDEEPに初参戦し、レスラーの泉武志にスプリット判定勝ち、12月に小金翔に2R TKO勝ち。そして2023年3月に川名TENCHO雄生に判定勝ちを収めている。  相手の打撃をさばいてのテイクダウン、コントロールに長けたベテラン江藤に対し、7戦目の野村は伝統派空手の打撃に近距離の打撃も融合させ、川名戦では強いテイクダウンディフェンスを見せるなど急速な進化を遂げている。MMAのなかでどちらの武器が強いか、勝者がライト級王座戦に近づく3R戦だ。 [nextpage] ▼DEEP ライト級 5分2R小金 翔(UFC Gym Japan)泉 武志(FIGHTER'S FLOW)  ZSTライト級王者の小金は、MMA20勝5敗2分。2021年9月にDEEPに参戦し、大原樹理にスプリット判定で敗れたものの、渡辺悠太、ケンヤスキー相手に2連勝。2022年12月の前戦では野村駿太に2R TKO負けで今回は再起戦となる。2021年6月にはシュートボクシングにも参戦し、海人に判定負けもフィニュシュはさせなかった。  泉は、MMA3勝2敗。日体大レスリング部出身でインカレでグレコローマン60kg級優勝。17年にはアジア選手権71kg級で優勝の実績を持つ。2022年4月にRIZINでMMAプロデビューもグラント・ボグダノフに3R TKO負け。7月に野村駿太に判定負けも、以降3連勝中。THE☆ナマハケ、前田啓伍に判定勝ちすると、2023年3月の前戦でも井上竜旗にユナニマス判定で勝利している。  長身でオールラウンダーの難敵・小金を、いかに泉は切り崩すか。小金は泉を跳ねのけライト級で再び上位を目指したい。 [nextpage] ▼DEEP バンタム級 5分2R力也(KING OF LIBLTY)窪田泰斗(FourRhombus)  レスリングベースの力也は、日体大レスリング部出身。グレコローマン60kg級で全日本学生選手権を2012年と2013年の2度制している。2021年に上位陣相手に1勝3敗と苦しんだものの、2022年から4連勝。林健太、三好真大、海飛、渡部修斗を相手に2KO・TKO、2つの一本勝ちとすべて1Rフィニッシュ勝利している。  海飛には首投げからのVクロス、2月の渡部戦では右フックからのパウンドで27秒KOと、仕掛けは強引なところはあるものの、決定力を持つ。しかし、2023年5月のDEEPで前バンタム級暫定王者のCOROと対戦し、1Rに三角絞めを極められ一本負け。今回が再起戦となる。MMA7勝7敗。  対する窪田は、MMA11勝5敗。2016年4月から2017年7月までに怒涛の7連勝をマークも、北田俊亮、オーロラユーキ、横山恭典、鈴木琢仁に敗れてコロナ禍のなか2年間のブランクを作る。2022年12月に復帰し、木下尚祐に判定勝ち。2023年3月の前戦では体重超過で-2Pスタートの海飛の打撃に苦しみながらも組みで上回りスプリット判定勝ち、2連勝をマークしている。  ともに組みを得意とするなか、瞬発力を持つ力也の打撃と組みに対し、窪田は足技も交えた粘り強い組みで2Rを通して勝負となるか。 [nextpage] ▼DEEP バンタム級 5分2R平松 翔(パラエストラ松戸)雅 駿介(CAVE)  平松はMMA5勝3敗。デビューから2連敗も、2021年10月に海飛に1R カウンターの右ストレートでKO勝ちすると、2022年3月に山口コウタに右カウンターのテンカオで1R TKO勝ち。同年8月にMG眞介に左三日月蹴りを効かせての左フックで1R TKO勝ちと3試合連続の1Rフィニュシュ勝利。  しかし同年12月の元英雄伝説アジア王者のRYUKIの左ストレートを浴びて1R TKO負け。2023年4月のDEEP OSAKAで元DEEP☆KICK王者の谷岡祐樹を1R 右ストレートでKOし、再起を遂げている。  対する雅も平松と同じMMA5勝3敗。元ムエタイ3冠王で、2021年7月に平松も敗れたRYUKIに1R TKO負け後、現UFCの風間敏臣に一本負けで初の連敗を喫するも、その後は、中本龍平、海飛に判定勝ちすると、植田雄太に右カーフを効かせての背後からのパンチで1R TKO勝ちで3連勝をマーク。2022年11月に鹿志村仁之介にリアネイキドチョークで一本負けも、2023年3月の前戦でボンサイ柔術の内山拓真に判定勝ちを収めている。  ともに打撃を武器とするが、首相撲からのヒジ・ヒザをMMAでも武器としているムエタイ出身の雅に対し、平松は「一度流れたムエタイ3冠王者(との試合)。バックボーンも何もない僕が倒して勝ちます」と意気込みを記している。 [nextpage] ▼DEEP 60kg以下 5分2R朝比奈龍希(トラフォース赤坂)秋元強真(パラエストラ柏)  17歳・期待の秋元強真が、柔道で全日本強化指定選手に選ばれた経歴を持つ朝比奈龍希と対戦。トラフォース赤坂の朝比奈はMMA1勝2敗。コマネチ竜太に負傷TKO勝ち後、林健太、木下尚祐に判定負け。BreakingDown出場経験もあり。パラエストラ柏の秋元は2勝0敗。GLADIATOR 018で宮川日向に判定勝ち後、2023年2月に高柳京之介に1R TKO勝ち。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント