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【修斗】王者・新井丈がストロー級に帰還、3連続KO勝利の安芸柊斗を挑戦者に「最高ストライカー対決」=7月23日(日)後楽園

2023/05/23 17:05
【修斗】王者・新井丈がストロー級に帰還、3連続KO勝利の安芸柊斗を挑戦者に「最高ストライカー対決」=7月23日(日)後楽園

(C)ゴング格闘技

 2023年7月23日(日)後楽園ホールで開催されるプロ修斗公式戦にて、修斗ストロー級世界王者の新井丈(キングダムエルガイツ・和術慧舟會HEARTS)が、同級1位の安芸柊斗(MMA Zジム)を挑戦者に初防衛戦を行うことが21日のニューピアホール大会で発表された。

 ケージインした新井は「フライ級からストロー級にやっと帰ってきました。去年、猿丸選手からベルトを取って、階級に相手がいなくなっちゃったんで、一つ上のフライに挑戦しに行って、前回でランキング1位の選手をしっかり倒して来たんで、フライ級も一緒に攻略できました」と、2022年11月大会の大竹陽戦での1R KO勝ち、2023年3月に当時の1位・関口祐冬に判定勝ちしたフライ級の2戦を振り返った(※現フライ級1位は山内渉)。

 続けて、「でも俺はストロー級の選手なんで、俺が思うチャンピオン、カッコいいチャンピオンって、その時の一番強い挑戦者からベルトを守って、自分が取った時よりもベルトの価値を上げるのが、チャンピオンのあるべき姿だと思っています。挑戦者の安芸君、いいトップコンテンダーに育ってくれたと思います。みんなが見たい試合になると思うし、その中で練習してきた技術の詰まった試合にしたいと思っているんで、7月23日まで応援、サポート、よろしくお願いします」と、ストロー級に帰還して、現1位の安芸柊斗の挑戦を受けるとした。

 徳島のMMA Zジム所属の安芸柊斗は、ビデオメッセージで、新井との試合に向け、「お互い判定決着ではなくチャンピオンシップに相応しい完全決着の試合をしましょう。自分が楽しめる試合をすれば、ファンの方も思う存分楽しんでもらえる試合になると思います。心躍る試合を皆さまにお見せしたいです。新井選手の勢いを止めて、自分が新チャンピオンになりたいです」と、王座奪取の意気込みを語っている。

 安芸はMMA9勝3敗1分。2021年2月の「Road to ONE」で、現ONEファイターの山北渓人に2R TKO負けしたものの、以降は修斗で4連勝。2021年7月に田上こゆるに判定勝ちすると、2022年4月にマッチョ ザ バタフライに1R KO勝ち。同年9月にマル ザ ヘンペーソクにも1R TKO勝ち。2023年3月の後楽園大会で元ONEの澤田龍人を1R TKOに下している。

 世界ストロー級1位にランクされた安芸は、地元徳島で父であり、元プロシューターの安芸佳孝が設立したMMAZジムで幼少期から修斗を学び、キッズ&ジュニア修斗を経て、高校生ながらアマチュア修斗に飛び級で挑戦。地方選手権を4地域制覇するなど輝かしい成績を収め“天才児”の異名を取る。2017年には高校生ながらプロデビューを果たし3連勝を飾るもその後連敗を喫してしまう。現在は3連続KO勝利中でトップコンテンダーに登り詰めた安芸は、父のなし得なかった修斗のベルトに王手を掛け、徳島初の世界王者となるか。

 

 迎え撃つMMA13勝9敗2分、25歳の王者・新井は、アマチュア修斗時代から天才と呼ばれていた安芸とは真逆に、9連敗後に9連勝とまるでアニメのようなストーリーを持つ“ダークヒーロー”。最軽量級ながらKOの山を築き続ける両者による最高のチャンピオンシップが実現する。

 

 2023年3月の後楽園大会で、同日の安芸の次の試合で関口に勝利した新井は、澤田を下した安芸を次期挑戦者に逆指名。「修斗ストロー級最高ストライカー対決、決まったらみんな見に来てくれるよね?」と煽り、安芸もその呼びかけに応じていた。

 修斗ストロー級最高ストライカーは、新井か、安芸か。

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