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【GLADIATOR 】新フェザー級王者は!? 河名マスト「自分のためのトーナメント」×ジェヒョク「河名は観客を盛り上げられる能力が足りない」、チハヤフルvs.ナラントンガラグ愛弟子も=6月11日(日)大阪

2023/05/20 09:05
 2023年6月11日(日)『GLADIATOR 022』(大阪・176BOX)にて「フェザー級王座決定トーナメント」準決勝戦2試合が決定した。  GLADIATORフェザー級王座は、1月大会でチョ・ソンビンが中川皓貴を破りベルトを獲得も、ソンビンがPFL2023年シーズン参戦のために王座を返上。空位となった同級王座を巡り、4人制トーナメントが行われることとなった。  6月11日大会で準決勝2試合、10月1日の『GLADIATOR 023』で決勝戦=王座決定戦が組まれる予定で、その王座決定トーナメントには、GLADIATORのケージで猛威を振るう韓国&モンゴル勢が来日。迎え打つ日本勢も決定した。 ▼GLADIATORフェザー級王座決定トーナメント準決勝 5分3R河名マスト(ロータス世田谷)パン・ジェヒョク(KOREAN TOP TEAM/韓国)  韓国から参戦するのは、PANCRASEで激闘を繰り広げて来たパン・ジェヒョク。  2022年12月のPANCARSEでフェザー級王者の透暉鷹に、2023年4月に亀井晨佑に、いずれもスプリット判定で敗れたジェヒョクは、強い打撃とテイクダウンディフェンスで透暉鷹を苦しめ、左で亀井の腰を落としている。 ジェヒョク「透暉鷹にも亀井にも負けていない」  捲土重来、GLADIATORでのベルト奪取に向け所属するKTTで最スタートを切ったジェヒョクは、「PANCRASEで2連敗中にもかかわらず、今回GLADIATORのフェザー級王座決定トーナメントに参戦できるチャンスを与えてくれたことに感謝の気持ちを伝えたいです。  自分が出来る最高の試合で盛り上げることが、恩返しだと思っています。今回のGLADIATOR初陣では必ず相手を仕留めてみせます。実際、PANCRASEでの2試合とも自分の勝ちだと思っています。だからこそGLADIATORの皆さんも、自分にこの大きなチャンスをくれたと理解しています。  透暉鷹選手には2-1、亀井選手には3-0で勝ったと思っています。透暉鷹選手との再戦が決まったと思っていましたが、亀井選手と試合をすることになりました。あの試合では有効打撃、ダメージともに自分でした。なぜ、あのような結果になったのか未だに理解できないです。GLADIATORのベルトを獲った後で、透暉鷹選手と亀井選手にはリベンジをしたいと思っています。  今回戦う河名マスト選手は、日本のグレコローマンレスリンクのエリートだと聞いています。試合映像をチェックしましたが、それだけのことはあって力も相当あるし、打たれ強い良い選手だと思います。残念なのは、自分のように派手なファイトで観客を盛り上げられる能力が足りません。なので、彼を相手にしてどうすれば観客の皆さんが盛り上がるのかを教えてあげます。  本来、自分は派手で面白い試合をしようとしてきていましたが、最近は勝ちに拘り良い結果を残せなかったです。なので、河名選手との試合では過去最高レベルで積極的にフィニッシュを狙うつもりです。自分に大きなチャンスをくださった櫻井代表に感謝しています。出来る限り、面白い試合をしてベルト取るので、応援よろしくお願いします」と、日本での2試合の結果に納得していないこと、GLADIATORでのフィニッシュ勝利を予告している。 河名「自分のためのトーナメント」  対する河名は、グレコローマンレスリングU23世界王者からMMAに転向。2年2カ月で6勝2敗のMMA戦績を残してきた。2022年8月に北米LFAに挑戦し、アライア・ジョンズに判定負けも、11月にはFighig NEXUSで寿希也との激闘を2R終了時 TKOで勝利している。  目標とするUFC出場に向け、今回のトーナメントを勝ち上がり、GLADIATORのベルトを海外への通行手形とするか。GLADIATORでは、2022年6月にPROGRESS提供のグラップリング戦に出場しており、森戸新士から判定2-1で勝利。  MMAでGLADIATOR初参戦に向け、主催者を通じて「自分のためのトーナメントだと思っています。勝ちます」と、フェザー級のベルトを掴む意気込みを語っている。  元グレコ王者と、韓国のキック団体KBAのチャンピオンの総合力が問われる準決勝だ。 [nextpage] 新星GLADIATOR生え抜きのチハヤフルが荒ぶるか ▼GLADIATORフェザー級王座決定トーナメント準決勝 5分3Rチハヤフル・ズッキーニョス(MIBURO)ダギースレン・チャグナードルジ(Shandas Devjeeモンゴル/MGL-1フェザー級王者)  チハヤフル・ズッキーニョスはMMA7勝1敗。うち6つのフィニッシュ勝利をマークしており、4つの一本勝ちは腕十字、三角絞め、リアネイキドチョーク2つと多彩な寝技を誇る。  京都で福田龍彌も所属するMIBUROで研鑽を積み、GRACHANとの合同興行を含め、GLADIATORでは4連勝中。2022年4月に瀧口脩生に判定負けが唯一の黒星で、以降は堂園悠、大搗汰晟、今村豊を相手に3連勝している。新星GLADIATORにあって生え抜きのファイターが、ベルトに挑む形となる。 チハヤフル「GLADIATOR初参戦選手がいきなりタイトルに挑戦してベルトを持っていくのが面白くなかった」  チハヤフルは、「GLADIATORでチャンスをもらえたことが僕の格闘家としての始まりです。このところ他団体に参戦していましたが、トーナメント出場という形で戻って来ることができて嬉しく思います。僕が離れている間にも選手層が広がり、急激にレベルが上がっていると感じます。  今回のトーナメントも強者が集うと思いますが、これに勝ち抜いて優勝したときには間違いなく王者に相応しい男になっていると確信しています。正直な話、これまでにGLADIATOR初参戦の選手がいきなりタイトルに挑戦してベルトを持っていくのを見ていて、面白くありませんでした。  その点、今回はトーナメントなのでドロドロの潰し合い、人生の奪い合いになると思います。それでこそのベルト、それでこその格闘技だと思うので、開催してくれたことに感謝です! 目の前の相手を片っ端から倒して、僕が1番、GLADIATORのベルトが似合う男だと証明します!」と、王座獲得への強い思いを記している。 ダギースレン「火の出るような熱い戦いを」  対するダギースレン・チャグナードルジは、モンゴルMGL-1FCフェザー級王者。戦極やK-1で活躍したジャダンバ・ナラントンガラグの門下生で、MMA5勝0敗と負け無し。  1999年大晦日生まれの22歳で、遊牧民の家庭で生まれ育ち、幼少期からモンゴル相撲に慣れ親しんできた。テコンドーから正式に格闘技を始め、県大会で準優勝2度。ノーギグラップリングではモンゴル・ナショナル選手権で銀メダル獲得している。2023年1月に力強いパンチでトゥルバヤル・フレルバートルをTKOで下しMGL-1FCフェザー級王者についた。  ダギースレンは「トーナメントに呼んでもらえたこと、とても嬉しく思っています。そして、自分が新チャンピオンになると信じています。自分は目指している目標に向かって毎日練習に励んでいます。今回のトーナメントでは練習で培ったものを全て出して、自分がどれほど強い人間かということを見せつけるつもりです。6月11日に対戦するチハヤフル・ズッキーニョス選手、しっかり練習してきて下さい。そして、火の出るような熱い戦いをしましょう!」と、早くも激闘を予告している。  コロナ明け以降、アジアの強豪を積極的に活用し、国際戦を組むGLADIATORの櫻井雄一郎代表は、「日本発アジアの#01フィーダーショーを目指すGLADIATORとしては、この4選手全員にステップアップを果たしてもらいたい気持ちでいますが、ベルトを巻いた選手こそ、その挑戦に相応しいMMAファイターになることは間違いありません」と、トーナメントに期待を寄せている。  その他、バンタム級タイトル戦線に関わる試合、PROGRESS提供のグラップリング戦など、近日中に追加カードも発表される予定だ。
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