2023年7月15日(土)タイ・バンコクで開催される『ONE Fight Night 12』のフライ級戦で、若松佑弥(TRIBE TOKYO MMA)vs.シェ・ウェイ(中国)が決定した。
両者はもともと2022年8月に対戦が予定されていたが、ウェイの負傷により試合は流れていた。
▼ONEフライ級(※61.2kg)5分3R若松佑弥(TRIBE TOKYO MMA)15勝6敗シェ・ウェイ(中国)17勝5敗
若松は2022年3月に当時の王者アドリアーノ・モラエス(ブラジル)に挑戦し、3R ギロチンチョークで一本負けで戴冠ならず。同年11月の『ONE163』ではハイドレーションに失敗してキャッチウェイト戦でウ・ソンフン(韓国)に1R KO負けし2連敗中。
対するウェイは、MMA17勝(12KO)5敗のハードパンチャー。2018年11月のWLFでTSUNEに判定負け後、ONEの中国登竜門大会「ONE Hero Series」で4連勝。ONE Warrior Seriesを経て、2020年1月から本戦に出場。ダニー・キンガッドに判定負け後、チャン・ロタナ、カンテラー・シャンカー・アガサ、キム・デファンにいずれもKO・TKO勝ちで3連勝をマーク。
しかし、2022年6月の前戦では、かつて若松が判定勝ちしているリース・マクラーレンにリアネイキドチョークを極められており、過去5敗のうち連敗は一度もないキャリアをキープして再起を図りたいところだろう。
基本はオードドックス構えで、回転の速い強打と右カーフキックを得意とするシェ・ウェイは、相手のテイクダウンにはがぶって潰して削るが、マクラーレンには大振りをかわされ、テイクダウン&バックテイクを許してチョークを極められている。
打撃でも立ち会える若松は、近年、武器となっているテイクダウンを混ぜてシェ・ウェイに完勝し、再び王座戦線に名乗りをあげるか。
8カ月ぶりの復帰戦に向け、若松は「ごちゃごちゃ戯言は言わない どっちが強いのか? 俺は強いのか? それだけ 強さだけが全て 楽しみにしていてください」と意気込みを記している。
なお同大会はタイ・バンコクで行われるため、リングでの試合となることが分かっている。