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インタビュー

【Krush】山脇飛翼「他の選手は声が震えてた」vs.大鹿統毅「無敗のままチャンピオンになりたい」=フライ級王座決定トーナメント

2023/05/17 19:05
【Krush】山脇飛翼「他の選手は声が震えてた」vs.大鹿統毅「無敗のままチャンピオンになりたい」=フライ級王座決定トーナメント

トーナメント準決勝で対戦する山脇(左)と大鹿

 2023年5月20日(土)東京・後楽園ホール『Krush.149』にて、「第2代Krushフライ級王座決定トーナメント」の準決勝第1試合で対戦する山脇飛翼(K-1ジム心斎橋チームレパード/K-1甲子園2019 -55kg王者)と大鹿統毅(K-1ジム総本部チームペガサス/K-1甲子園2022 -55kg王者)のインタビューが主催者を通じて届いた。

 山脇はK-1甲子園2019 -55kg王者。2020年4月4日のKHAOSでプロデビューし、3勝(2KO)2敗の戦績。初代王座決定トーナメントにもエントリーされ、準決勝で大久保と対戦することが決まっていたが、怪我による欠場で今回は仕切り直しのトーナメント出場となった。

 大鹿はK-1甲子園2022 -55kg王者で、山脇とはK-1甲子園王者対決となる。デビュー当初は他団体でプロ活動を行っていたが、2022年12月にKrush初参戦で勝利を収めて今回のトーナメント出場となった。戦績は6勝無敗。

山脇「子供が生まれる時にはチャンピオンでいたい」


――今回は約1年ぶりの試合となりました。試合に向けての準備・調整は順調ですか?

「試合は久しぶりなんですけど、練習はずっとやっていたので、そこ(ブランク)は気にならないです」

――復帰戦が王座決定トーナメントになりましたが。

「もともと去年9月の初代王座決定トーナメントに出る予定やったんですけど、怪我で出られなくて。僕としては何戦か挟んで(ベルトに絡む試合)かなと思ったんですけど、すぐチャンスが来たので絶対に獲らなあかんなと思います」

――今のお話にあった通り、昨年のトーナメントは怪我で欠場となりました。怪我した時は率直にどんな心境でしたか?

「すべてをかけて練習していたので、本当に悔しかったです。周りの人たちにも申し訳ない気持ちでいっぱいでした」

――トーナメントは会場で見ていたそうでしたが、自分が出ていないトーナメントをどんな気持ちで見ていましたか?

「本戦4選手・リザーブファイト2選手、みんな勝ち負け関係なしに輝いていたんで、同じ階級の自分がいないことが悔しかったです」

――トーナメント準決勝では大鹿統毅選手と対戦します。対戦相手にはどんな印象を持っていますか?

「戦績がめっちゃいいんで間違いなく強いと思います。そういう相手とやれることが楽しみですね」

――言える範囲で構いませんので、どんな勝ち方をしたいですか?

「KOでも判定でも、誰が見ても山脇が勝ったやろうと思ってもらえる、圧倒的な試合をしたいです」

――記者会見では決勝で大夢選手と戦いたいというコメントがありました。

「大夢選手は一回負けている相手なので、やり返さないとなという思いです」

――Krushのベルトにはどんな想いがありますか?

「ベルトを獲るのと獲らないのでは全然違うので、今までの試合とはモチベーションも違うし、環境も変えて取り組んでいます」

――他の選手と比べて、ここは絶対に負けてないと思うのはどこですか?

「身長ですね(笑)」

――確かに集合写真では山脇選手の背の高さが目立ちましたね。あとは4選手とも若いトーナメントですが、山脇選手が21歳で最年長になりますよね。

「実はそうなんですよね。会見で4人並んで、他の選手は声が震えてたんで、少し緊張してるかなと思いました。会見がすべてじゃないですけど、みんなより2~3年は多く生きている分、その差も見せたいですね」

――山脇選手はご結婚されていて、近々お子さんも生まれるとお聞きしています。

「はい。20歳の時に結婚して、今年6月に子供が生まれます。奥さんとは高校生の頃、ちょうど僕がK-1甲子園で優勝した頃から付き合っていて。何年も付き合っていて大事な存在やし、僕が格闘技をやることをずっと支えてくれる存在なので、一緒に戦っていきたいと思って結婚しました」

――まさに二人三脚で格闘技をやってきたパートナーだと。

「付き合っている頃からめっちゃサポートしてくれて、結婚する前から食事のこともアドバイスしてくれて、アスリートフードマイスターの資格も勉強してるんですよ。一番近くで僕のことを応援してくれています」

――山脇選手にとって家族の存在が大きな力になっているようですね。

「子供が生まれる時にはチャンピオンでいたいし、背負うものが1つやったのが2つになって、家族を守らないといけないので、その覚悟も練習態度にも出ていると思います。他の3選手との違いはそこやと思いますね」

――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。

「自分のためでもあるんですけど、家族、そして応援してくれるみなさんのためにチャンピオンになりたいです。去年僕が怪我したときに自分のことのように悲しんでくれたり、悔しがってくれた人がたくさんいました。ベルトを獲るのが恩返しじゃないんで、ベルトを獲って活躍することが恩返しだと思うので、必ずベルトを獲ります。誰が見ても『山脇が一番強かった』と分かりやすい試合をしてチャンピオンになります」

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