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【RIZN】アーチュレッタが井上直樹戦の激闘で「身体に異常が生じてしまい、治さなくてはいけなくなりました」──ファンイベントを中止

2023/05/10 16:05
『RIZIN.42』(5月6日 東京・有明アリーナ)で井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)に判定勝利し、同日に元谷友貴(フリー)にKO勝ちした朝倉海(トライフォース赤坂)との7月のタイトルマッチに駒を進めたフアン・アーチュレッタ(米国)が、リカバリーのために、5月13日(日)に東京で実施予定だったU-NEXTのファンイベントをキャンセルすることを伝えた。  5月10日にアーチュレッタは、U-NEXT格闘技のアカウントを通じて、「日本のファンの皆さんへ、ただただ感謝したい。有明アリーナでの忘れがたい夜に、皆さんの愛と応援に心から感謝しています。残念なことに、今回の試合中に身体に異常が生じてしまい、治さなくてはいけなくなりました。時間をかけてしっかり癒さなくてはなりません。気持ちの部分や精神的な部分もです」と、井上戦の激闘中に、「身体に異常が生じた」ことを告白。治癒が必要だと語った。  また、会見でも明かした通り、「試合前に起きた家庭の事情もあって、ファンイベントを中止せざるをえなくなってしまって皆さんをがっかりさせてしまうこと心からお詫びしたいです」と、子供の手術などもあり、心身ともにリカバリーが必要だと判断したようだ。  試合後、アーチュレッタは、井上について「(Bellatorバンタム級でも)トップ5には間違いなく入っている。誰とやってもいい試合ができると思う。彼がまだ若い、ヤング・ストームのうちに捕らえて良かったと思う。イノウエはこの試合を経て成長もするだろし、より強くなって、いつかチャンピオンになるだろう」と高く評価していたが、激闘の代償も少なくはなかった。  井上戦の動きは、会場で観戦した斎藤裕も「アーチュレッタ選手のことは同じ歳で気にかけていて、あの試合は少し身体の張りが良くなかった。それでも1発もらっても怯まず、最後に有利なポジションを取る、運動量が凄かった」と、コンディションが万全ではないように見えても勝ち切る姿を賞賛している。  7月のRIZINバンタム級王者決定戦では、元谷を3R ヒザ蹴りでKOに下した朝倉海と対戦する。  アーチュレッタは動画で、「次の試合後にベルトを掲げてみんなでお祝いしましょう。お約束します。皆さんのもとにベルトを持ち帰り、次は素晴らしいファンイベントとなるように。皆さんもRIZINのベルトを抱えられるし、僕にもまた会える。そうして皆さんと対話できるのが待ち遠しいです。愛と応援をアリガトウゴザイマス」と、朝倉海を万全の状態で対するのに値する強敵と認めつつも、「試合後にベルトを掲げてお祝い」と、戴冠に自信も見せている。  アーチュレッタは帰国後、心身をリカバリーし、7月の王座戦に向けて、再び深海へと潜るコンディションを作っていくつもりだ。
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