(左から)坂本、笠原、川上、シーザー会長、山田、ランボー、遊笑(C)SHOOT BOXING
2023年4月30日(日)東京・後楽園ホール『SHOOTBOXING 2023 act.2』の前日計量が29日(土)東京・浅草のシーザージムにて13:00より行われた。
メインイベント(-65.0kg契約)で対戦するSB日本ライト級王者・笠原弘希(シーザージム)、ランボー・モー・ラッタナバンディット(タイ)はともに65.0kgジャストで計量をクリアーし、あとは試合のゴングを待つのみとなった。
SB初のオープンフィンガーグローブ(OFG)マッチが導入される今大会。OFGでの試合に初挑戦する笠原は「明日はSBで初のOFGルールということで凄く気合い入ってます。会長が40年間、形にしたかったことを、僕が先陣を切って試合ができるのでより激しい試合にしないといけないですし、SBらしさを皆さんにお見せして、『SBは最高だな』と思って帰ってもらえるような試合をしないといけない」と気合い十分のコメント。
対戦相手のランボーはタイの二大殿堂スタジアムでチャンピオンに輝いた実績があり、現在はONEを主戦場している強豪選手。印象を聞かれた笠原は「獣みたいで圧力のある顔をしていて、怖いな」と苦笑し、「OFGの試合なので倒し倒されの決着になり、僕が倒して勝てれば」と激闘になると予想する。
対するランボーは「日本で試合ができるのを嬉しく思います。僕は(ONEで)OFGの経験があり、絶対にパンチでKOします。判定はないです」と完全KO決着宣言。すると、これを受けて笠原は「僕もパンチでいくのでいい打ち合いをしましょう」と打ち合い上等の構えを見せる。会見後のツーショット撮影ではバチバチの打ち合いを見せた両者。KO決着必至か。
また、セミファイナルのヘビー級戦で同じくOFGマッチに挑戦する坂本優起(シーザージム)は99.0kg、遊笑(Y'sglow)は98.9kgで計量クリアー。坂本は「SBのOFGの第1試合目なのでしっかり会場を盛り上げて沸くような試合をして、SBでOFGマッチをやってくれる選手が増えてくれればいいなと思います。明日は投げてそのままKOもいいかもしれないですね」とOFGで相手を掴みやすくなったことでスープレックスでの投げ技でのKO決着に自信を見せた。
対する遊笑は「僕は昔、空手をやっていてOFGは結構慣れているので、いつも通り楽しく戦えればいいんんじゃないかなと思っています。坂本選手とガンガン打ち合うのはちょっとおっかないですけど、よろしくお願いします」と終始笑顔で謙虚に意気込みを語った。
そして、SB日本フェザー級タイトルマッチ(57.5kg契約)で対戦する王者・川上叶(龍生塾)、挑戦者・山田彪太朗(シーザージム)はともに57.5㎏で計量パス。初防衛戦を前に川上は「明日は勢いに乗っている山田選手をしっかり僕が完封して勝つので見ていて下さい」と自信を見せれば、山田は「いよいよ明日タイトルマッチに挑戦します。やるべきことはやってきました。あとは、明日答え合わせをするだけです。皆さん、楽しみにしていて下さい」とこちらも余裕の表情を見せる。
山田とは2021年12月に対戦し、延長戦の末に僅差の判定で勝利している川上は「以前にやっている時より変わっていると思いますが、僕もめちゃ変わったので、その差をしっかり見せ付けて勝ちます。相手は強いのですが、激しい試合ができるようにしっかり仕上げてきたのでKOするので見ててください」とKOでの返り討ちを予告。
それに対し、山田は「以前やった時から凄く上手な選手で、他団体の強豪選手に勝って連勝して勢いがあります。ディフェンスもうまく穴のない選手だと思いますが、しっかり倒す練習をしてきましたし、倒すつもりで全力で川上選手のベルトを奪いにいきます」とベルト奪取を宣言した。その他の選手の計量結果は以下の通り。
なお、今大会は動画配信サービス「U-NEXT」にてライブ配信されることも決定している。
▼第5試合 -60.0kg契約
笠原友希 60.0kg
ポームロップ・ルークスアン 59.55kg
▼第4試合 63.0kg契約
基山幹太 63.0kg
向?羲 62.65kg
▼第3試合 70.0kg契約
風間大輝 69.85kg
有馬伶弍 69.55kg
▼第2試合 53.0kg契約
笠原直希 53.0kg
佐野和英 53.0kg
▼第1試合 62.5kg契約
長谷川平蔵 62.2kg
柳澤翔太 61.5kg