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2023年4月29日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館にて『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』が行われている。
「Wメイン」のオオトリを飾るフェザー級(5分3R)で対戦する牛久絢太郎(K-Clann)陣営と、朝倉未来(トライフォース赤坂)の直前情報をお届けしたい。
朝倉未来の陣営には、5月7日の『DEEP 113 IMPACT』で、DEEPライト級王者・大原樹里に挑戦する上迫博仁(NICE BAD GYM)、さらにK‐1世界無差別級トーナメント優勝のマフムード・サッタリ(イラン)が練習に参加していることが確認される。
上迫は専修大学時代の2009年に、全日本学生レスリング選手権大会のグレコローマンスタイル74kg級で3位に入賞した実績を持つレスリングの強豪。プロになってからは打撃主体のスタイルで、サッカーキック&カーフキックの使い手として知られている。「今日もこの人にやられました。めちゃくちゃ笑ってますが笑。みんなが思ってる以上に強いです」と語っており、そのケージレスリングでの強さを裏付けている。
朝倉は2018年にRIZINに参戦した頃から、当時上迫が所属していた和術慧舟会HEARTSに出稽古を行っており、上迫とは旧知の練習仲間。上迫がRIZINに出場した際には朝倉がセコンドに就いたこともある。
またサッタリは、朝倉海のトレーナーのエリー・ケアーとのミット打ちもSNSで確認されており、将来的なMMAへの挑戦も視野に、朝倉兄弟と練習。「朝倉未来さんの打撃は相当強い。距離とタイミングが抜群にいい」と証言している。
一方、牛久陣営は、所属の横田一則K-Clann代表と、武居由樹ら名選手を輩出するパワーオブドリームの古川誠一会長がセコンド。さらに階級上の大尊伸光、同階級でONEでも活躍した中原由貴と練習を行っていることも明かされている。
パワフルな大尊、サウスポー構えの名手でもある中原は米国でジョン・ダナハーシステムも習得しており、牛久にどんな作戦を授けているか。
横田一則K-Clann代表「やってみれば分かる(笑)。みんなが絢太郎のスタミナに最後はやられちゃう」
「スタンドでのやり方は古川(誠一)会長が考えてくれているので、自分はMMAでのやり方を“ここだけこう入れておけ。MMAだから”と牛久に伝えて。だからセコンドでも混乱することなく、互いの部分で声を出しています。
(朝倉未来とは)牛久も『2年前から想定していた』と言ってたけど、自分も階級が一緒だったらいつかやるだろうなと、チャンピオンにもなったし、そう考えていました。
朝倉は腰が強いし対応力もいろいろあるんだろうけど、牛久もいろいろやってきてアメリカに行って感じたこともあるし、ウチにもいろんなすごく腰が強い選手や技を持っている選手──大尊(伸光)とか中原(由貴)君らを呼んでいるんで、牛久の良さを出せば、絶対に行ける。ほんとうに俺と会長が考えたゲームプランをやってくれれば勝てる。いまもいろんな選手とやっていてほんとうに負けない。めちゃめちゃ調子がいいんで。
この試合はボクシングでもキックでもなく、MMAでケージ。それに牛久のスタミナは誰とやっても相手が参ってしまう。(朝倉が『牛久は3Rに落ちて来る』と言っているが)いやいやいや、やってみれば分かる(笑)。みんなが絢太郎のスタミナに最後はやられちゃうんで。勝たせますよ。牛久が勝ちます」