2023年4月21日(金)東京・後楽園ホールで開催された『RISE 167』のメインイベントで、直樹(BRING IT ONパラエストラAKK)を判定2-0で破り、第8代ライト級王座に就いた中村寛(BK GYM)が、試合後に衝撃の告白をした。
5Rフルに打ち合っての大激闘となり、後楽園ホールが割れんばかりの大歓声に包まれた。両者ともに相手の攻撃を被弾し、互いに倒れる寸前となりながらも逆襲するという激しいシーソーゲームとなり、最後は中村が競り勝った形だ。
試合後、中村は競り勝てた理由を聞かれると「これを口で言うと軽くなってしまうんですが」と前置きうえで「負けたら死のうと思っていて、命懸けてリングに上がるって(セコンドに)言っていました」と告白。
「負けたらほんまに死のうと思っていて。口だけならナンボでも言えるので。タイトルマッチで負けたら生きてる意味ないなって、本当に命を懸けて戦うマインドを作りました。どんな泥試合でもいいから勝って帰らないとホテルで死のうと思っていたので、その負けず嫌いの気持ちが優ったんじゃないかなと思います」
4Rの打ち合いでは押し切ったが、そこで全力を使い果たし「あかん、あと1Rある」と中村は焦ったという。しかし、そこでセコンドから「お前、死んでもええんか、ほんまに命懸けてるんやろ」と言われたことで「5Rも前へ出ることが出来た。最後は気持ちでしかないですね。根性しかなかったです」と、本当に命を懸けて臨んだからこそ、この大激闘を制することが出来たと語った。