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【RIZIN】フェザー級の牛久絢太郎vs.朝倉未来と斎藤裕vs.平本蓮がダブルメイン、金原正徳vs.山本空良は第2試合に=4月29日(土)LANDMARK 全試合順と見どころは?

2023/04/25 07:04
 2023年4月29日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館でケージで行われる『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』全9試合の試合順が発表されている。  牛久絢太郎vs.朝倉未来、斎藤裕vs.平本蓮のフェザー級戦がダブルメインに並んでいる同大会の各試合のこれまでと直近のインタビューを紹介したい。 ▼第9試合 フェザー級(66.0kg)5分3R牛久絢太郎(K-Clann)22勝9敗1分朝倉未来(トライフォース赤坂)16勝3敗  現DEEPフェザー級王者で元RIZINフェザー級王者の牛久絢太郎は、柔道ベースで、PANCRASE、DEEPを経て、2021年10月、RIZIN初出場で当時の王者・斎藤裕と対戦し、2R ドクターストップによるTKO勝ちで王座獲得。  2021年12月に神田コウヤを相手にDEEPフェザー級2度目の王座防衛に成功すると、2022年4月の「RIZIN.35」で斎藤裕と再戦し、判定勝ちでRIZINフェザー級王座の初防衛にも成功。しかし、2022年10月「RIZIN.39」でクレベル・コイケに一本負けで王座から陥落した。  無冠の“路上の伝説”朝倉未来は、フルコンタクト空手・相撲がベース。『THE OUTSIDER』を経て、DEEP、ROAD FC等で活躍し、2018年8月にRIZIN初参戦。7連勝をマークするも、2020年11月のRIZIN初代フェザー級王座決定戦で斎藤裕に判定負けで戴冠ならず。  2020年大晦日の弥益ドミネーター聡志戦で1R TKO勝ちで復活するも、2021年6月にクレベル・コイケに一本負け。2021年10月に萩原京平に、12月に斎藤裕にいずれも判定勝ちで2連勝。2022年9月にフロイド・メイウェザー・ジュニアとボクシングルールで戦い、2R TKO負け。1年5カ月ぶりのMMA復帰戦に臨む。 ・牛久絢太郎、朝倉未来の「腕力が弱点」との指摘に「筋肉は裏切らない。スタミナの方にも自信がある」秘策は15分間のアームカール ・朝倉未来、体力は「過去一番」打撃はメイウェザー戦の経験でレベルアップ「俺ほどのレベルの打撃の選手とは初めてやると思うので、そこで彼の本当の実力が分かる」 ▼第8試合 フェザー級(66.0kg)5分3R斎藤 裕(パラエストラ小岩)20勝7敗2分平本 蓮(剛毅會)2勝2敗  元修斗世界フェザー級王者の斎藤は、2020年8月にRIZINに初参戦。摩嶋一整戦にTKO勝ちすると、2020年11月に朝倉未来に判定勝ちでRIZINフェザー級王座を戴冠。ヴガール・ケラモフにも判定勝ち。しかし、牛久絢太郎にカットでのTKO負けで王座陥落すると、朝倉、牛久との再戦に敗れ、現在3連敗中。1年ぶりの試合で再起をかける。  対する平本は、K-1でゴンナパー・ウィラサクレックにKO勝ちするなど活躍後、2020年大晦日にRIZINデビュー。萩原京平、鈴木千裕に敗れるも、2022年7月に鈴木博昭にスプリット判定で勝利し、同年11月に弥益ドミネーター聡志に70kg契約で判定勝利し、MMA2連勝をマークした。MMAキャリア5戦目にして、キャリア29戦の斎藤に挑む。 ・斎藤裕が平本蓮戦の9日前に語ったこと「あのスタイルにはいいところと悪いところがある」「弥益戦の直前の体重変更がフェアかどうかは、やっている選手が一番分かる」「朝倉未来vs.平本蓮? 今回は自分が勝つので無い」 ・平本蓮「俺は絶対に天才だから勝てる」と斎藤裕に勝利宣言「コナー・マクレガー以上の強さを僕はRIZINで見せます」 ▼第7試合 バンタム級(61.0kg)5分3R倉本一真(リバーサルジム新宿Me,We)10勝3敗太田 忍(パラエストラ柏)2勝2敗  リオデジャネイロ五輪男子グレコローマン59キロ級銀メダリストの太田忍と、全日本選手権グレコローマン59キロ級・60キロ級3連覇(2012~14年)の倉本一真の元レスリングエリート対決。両者はレスリング時代に全日本選手権等で3度戦い、2勝1敗で倉本が勝ちこしている。  倉本は、2017年12月の修斗でプロデビュー。戦慄の連続ジャーマンスープレックスなどで7連勝で修斗世界バンタム級暫定王座決定戦に臨むも岡田遼に2R KO負けで初黒星。2020年大晦日にRIZINに初参戦し、中原太陽、加藤ケンジ、魚井フルスイングに勝利も、バンタム級GPでアラン“ヒロ”ヤマニハに判定負け。 2連勝後の2022年11月の「LANDMARK 4」では、元谷友貴に判定負けを喫している。  太田は2020年大晦日RIZINの所英男戦でMMAデビューも2R 腕十字で一本負け。2021年9月に久保優太に判定勝ちで初白星を掴むと、同年12月に祖根寿麻にも投げからがぶりヒザを駆使して2R TKO勝ちで連勝。しかし、2022年7月の「RIZIN.37」で元谷友貴に判定負けを喫した。今回の「LANDMARK 5」は初のケージ戦となる。 ・倉本一真がセフード&DJとアリゾナ合宿を敢行「チャンピオンがどれほどの強さなのかを肌で感じたい」 ・太田忍「どんな相手でも触ったら負けない」「ケージで朝倉未来選手と練習した」「一方的な試合で“解体ショー”になる」 [nextpage] 休憩前の6試合、プレリミナリーのメインは武田vs.グスタボに ▼第6試合 ライト級(71.0kg)5分3R武田光司(BRAVE)15勝4敗ルイス・グスタボ(ブラジル/EVOLUCAO THAI)12勝2敗  武田光司は元高校6冠グレコローマンレスラーで、元DEEPライト級王者。2018年10月に北岡悟に判定勝ちでDEEP王座を戴冠。大原樹里を相手に2度防衛に成功し、2020年9月から参戦したRIZINでは5勝4敗。当時の修斗王者・川名雄生、PANCRASE王者・久米鷹介をいずれも判定で下すと、“ブラックパンサー”ベイノア、ジョニー・ケース、ザック・ゼインに勝利。しかし、矢地祐介、スパイク・カーライル、Bellatorのガジ・ラバダノフには判定で敗れている。  ブラジルのルイス・グスタボは、アンドレ・ジダのチームEVOLUCAO THAIでデビューから9連続フィニッシュ勝利。2018年8月にRIZIN初出場で矢地祐介に2R KO勝ち。2019年4月に、朝倉未来に判定負け後、同年10月に上迫博仁に1R TKO勝ち。2019年大晦日のライト級トーナメント準決勝でパトリッキー・フレイレに1R 自身初のTKO負けを喫したが、2022年4月に矢地祐介に、9月に大原樹理に、いずれもTKO勝ちを収めている。 ・“タケダノフ”武田光司「海外で試合をするために、グスタボに勝たないと発言権はない」× 竿本樹生「ドッドソンとは今までで一番噛み合う試合になる」 ▼第5試合 スーパーアトム級(49.0kg)5分3R浅倉カンナ(パラエストラ松戸)19勝7敗V.V Mei(フリー)21勝14敗1分  浅倉カンナは、2014年のVTJでプロデビュー後、PANCRASE、修斗、DEEPを経て2016年12月にRIZINデビュー。2017年のRIZIN女子スーパーアトム級ワールドGP決勝ではRENAに一本勝ちで優勝。翌年の再戦でも勝利するが、同じレスリングベースの山本美憂、女王・浜崎朱加に連敗。2021年10月に大島沙緒里にスプリット判定負け後、SARAMIに判定勝ちで再起も、2022年7月の前戦GP1回戦ではパク・シウに判定負けで1回戦敗退となった。  対するV.V Meiは、2007年にSMACKGIRLでプロデビュー後、MMA36戦21勝14敗1分の戦績を誇るベテラン。2015年5月にDEEP JEWELSでアトム級王座を獲得。2016年からONE Championshipに参戦し、女子アトム級王者アンジェラ・リーに2度挑戦した経験を持つ。ONEで4連勝後、デニス・ザンボアンガ、ジュリー・メザバルバ、ジヒン・ラズワンにいずれも判定負けも、前戦は僅差の戦いで惜敗している。今回がRIZIN初参戦となる。 ・「恐怖を感じた」パク・シウ戦から再び試合に向かう浅倉カンナ「海外でやっていたMeiさんが帰ってくるなら、自分が迎え撃ちたい」 ▼第4試合 51.0kg 5分3RRENA(SHOOTBOXING/シーザージム)13勝4敗クレア・ロペス(フランス)MMA7勝(3KO・TKO/3SUB)4敗  シュートボクシング世界女子フライ級王者のRENAは、2015年大晦日のRIZINでプロMMAデビュー。怒涛の6連勝をマークも、浅倉カンナに2度敗れ、2019年6月のBellator初参戦でリンジー・ヴァンザントに一本負け。以降、ヴァンザントとの再戦含め4連勝するも2021年大晦日にパク・シウに判定負け。2022年7月の前戦では、アナスタシア・スヴェッキスカに判定勝ちでスーパーアトム級(49kg)トーナメント準決勝に進出したが、左眼窩内側壁を骨折し、以降のGPを欠場。期待されていた伊澤星花との試合は実現しなかった。今回、約10カ月ぶりの復帰戦をストロー級(52.2kg)転向も見据えて51kgで戦う。  対するMMA7勝4敗のクレア・ロペスは、元UFCファイターのブラッド・ピケット門下生。器械体操、ムエタイ出身の体幹の強さを活かした、オーソからの強い右の打撃と、力強いテイクダウンからの絞めを武器とするロペスは、現在Combate Globalのアトム級2位。ここ6戦では現UFCのヤスミン・ハウレギと元Bellator・現Invictaのダニィ・マッコーマックにしか敗れておらず、7勝中、3つのKO・TKO、3つの一本勝ちをマークしている。 ・RENA「“まだまだ”ではないけど、やり残したことがある」──ケージと階級アップで「海外再挑戦」と伊澤星花戦への意欲も ▼第3試合 ヘビー級(120.0kg)5分3Rスダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/PUREBRED)6勝2敗ロッキー・マルティネス(グアム/SPIKE22)16勝8敗2分  ロッキー・マルティネスは、第3代PXCヘビー級王者、第6代DEEPメガトン級王者。2017年10月にRIZINに初参戦し、ジェロム・レ・バンナに1R 一本勝ち。以降、ミルコ・クロコップにTKO負け。ジェイク・ヒューンにスプリット判定負けも、2020年2月のRIZIN.21で関根“シュレック”秀樹に1R TKO勝ちし、UFC参戦を決める。UFCでは3連敗でリリースも、2022年11月にBrawl International 2でヨコヤ・マクレガーに1R リアネイキドチョークで一本勝ちで再起。今回、スダリオ剛の国際戦の相手として元UFCファイターとして立ちはだかる。  スダリオ剛こと貴ノ富士三造は元大相撲西十両5枚目。日本人の父、フィリピン人の母を持つハーフで、少年時代にサッカーやバスケットボールのほかに中学でキックボクシングも経験。大相撲では新十両昇進も暴行事件があり引退。KONISHIKIのツテでエンセン井上に師事し、2020年9月にRIZINでMMAデビュー。3連勝をマークも、2021年6月にシビサイ頌真に一本負け。その後、SAINT、関根、ヤノス・チューカスにいずれもKO・TKO勝ちで3連勝を飾るも2022年大晦日RIZIN.40で現在は兄弟UFCファイターとなったジュニア・タファに1R TKO負けを喫した。 ▼第2試合 フェザー級(66.0kg)5分3R金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)29勝14敗5分山本空良(パワーオブドリーム)16勝8敗2分  金原正徳は、元SRCフェザー級王者。2003年9月にDEEPでプロデビューすると、2009年の戦極でキム・ジョンマン、ジョン・チャンソン、小見川道大を撃破し、初代戦極フェザー級王者に。2009年大晦日には山本"KID"徳郁に判定勝ち。2014年9月にUFCに初参戦するとアレックス・カサレスに勝利も、ハニ・ヤヒーラにスプリット判定負け、マイケル・マクドナルドに逆転の一本負けし、日本マットに戻った。2020年2月にRIZINに初参戦するとバンタム級でビクター・ヘンリーに2R TKO負けも、フェザー級で芦田崇宏、摩嶋一整にTKO勝ちで2連勝中。  山本空良は、山本喧一の次男で初代PFCフェザー級王者、前Fighting NEXUS同級王者。小学校5年生で総合格闘技を始め、2017年12月のRIZIN FF アマチュアMMAフェザー級優勝。2018年5月にプロデビュー後、2021年4月にNEXUS初代フェザー級王者に。2021年11月にRIZIN初出場も鈴木千裕に判定負け。2022年2月に新居すぐるに1R TKO勝ち。2022年3月に元DEEPライト級王者の中村大介にスプリット判定勝ち。寿希也、カイル・アグォンも下し、4連勝をマークも、2022年7月に白川陸斗の負傷欠場を受けてヴガール・ケラモフと対戦し判定負け。2022年11月には、Nexusで横山武司に判定負けでNEXUS王座から陥落している。 ▼第1試合 ライト級(71.0kg)5分3R雑賀“ヤン坊”達也(DOBUITA FIGHT SPORTS GYM)アリ・アブドゥルカリコフ(ロシア)※ジョニー・ケースは練習中の怪我(右膝の半月板損傷、前十字靭帯断裂、外側側副靭帯断裂、内側側副靭帯断裂、脛骨亀裂骨折)で全治6カ月の診断を受けドクターストップで欠場  雑賀は、元PANCRASEライト級暫定王者。今回、ジョニー・ケースの負傷欠場により、緊急参戦となる。母がフィリピン人、父が日本人のハーフで、小学校6年間、和道流空手を学ぶ。25歳で格闘技を始め、アマチュアキックからMMAに。NEXUSでプロデビューし4勝1敗。DOBUITAの長岡弘樹仕込みの組みでテイクダウン耐性も強化。2019年7月からPANCRASEに参戦するとトム・サントスをTKOに下すなど4連勝。2020年9月のPANCRASEライト級暫定王座決定戦で林源平を1R KOし、暫定王座についた。2021年12月には久米鷹介との王座統一戦で1Rにダウンを奪ったものの2Rに腕十字を極められ逆転一本負けで正規王座戴冠はならず。2022年4月にRIZINに初参戦し、ケージのTRIGGER 2ndで江藤公洋に2R TKO負け。その後はPANCRASEで松岡嵩志、シュウジ・ヤマウチをいずれも1R TKOで2連勝中。MMA9勝3敗の勝ち星すべてが1RKO決着という打撃の強さをRIZIN2戦目でも活かしてライト級戦線へ割って入るか。  対するアリ・アブドゥルカリコフは、散打ベースでMMA11勝2敗。2013年9月にロシアのREAL STEELでプロMMAデビュー後。2戦目の15年4月のM-1 Challengeでは後のUFCファイターのヨエル・アルバレスを1R 34秒スピニング・ヒール・キックでKO。その後も7連勝をマークし、2019年7月にRIZINデビュー。川尻達也に判定負け後は、元UFCのアレクサンドル・ヤコヴレフに判定勝ちするなど4勝1敗と好成績で、約4年振りにRIZINの舞台に戻ってきた。 【中止】▼ヘビー級(120.0kg)5分3Rカルリ・ギブレイン(ブラジル/ BRAZILIAN THAI)上田幹雄(BRAVE)※カルリ・ギブレインの出国手続きに不備があり、ブラジルから出国できず試合中止
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