必然的にKOになっちゃう試合です
――中村選手との因縁は2021年9月の試合後に直樹選手がマイクアピールしている最中に、中村選手が椅子をリング上に投げつけたところから始まっていると思うのですが、あの時のわだかまりはまだありますか?
「あれをやられたからどうこうっていう気持ちはないけど、人間的に好きじゃないです」
――それを詳しく聞いても良いですか?
「品がないじゃないですか。RISEという日本一の団体のチャンピオンになる品格じゃないし、一度でも計量オーバーしている人間はチャンピオンになるべきではないと思っているので、そういう所が人間的に好きじゃないなと思います」
――「ライト級で君まだ勝ってないじゃないか」と中村選手に発言して、実際に挑戦者まできたことについては認めていますか?
「もちろん。『やっとか、待ってたよ』って思っています」
――その時からいずれ戦うことになると思っていたわけですね。
「必ず防衛戦は中村選手とやると思っていました。タイミングがYA-MAN選手に勝ったらとかチャンヒョン選手に勝ったらとかあったけど、ことごとくそういうところで彼がこけちゃって長引いていたので、やっと試合が組まれたという気持ちです」
――その時からある程度意識して対策とかも考えていたんですか?
「意識はしてましたけど、その時から対策をしていたかと言われたら別にそうではないです」
――先ほど1Rっていう話がありましたが、相手のスタミナ面などを考えると、いなして5Rフルに戦う方が直樹選手の距離感も活かして勝ちやすいと思いますがいかがでしょうか?
「俺も打たれ強くはないので(苦笑)5Rも彼の攻撃力に耐えられないと思うので、その戦い方が勝ちやすいとも限らないんじゃないですかね」
――それはRISEのチャンピオンとしてKOで勝たなければいけない使命感もありますか?
「それは勿論ありますし、必然的にKOになっちゃう試合ですよね」
――去年経験したたくさんの試練について、その後に活きている部分はどんなところになりますか?
「大きな一発をもらわないとか、ガードをしっかりするというのを見直してやっています」
――目の前の試合はありますが、この試合に勝って防衛したらまたGLORYに挑戦したい気持ちはありますか?
「もうその気持ちしかないぐらいあります」
――中村選手が『THE MATCH 2022』のメンバーに選ばれたことに対してジェラシーはなかったですか?
「ありまくりですよ。中村選手が選ばれて、白鳥選手が選ばれて俺が出ないってどういう事だよって思ってましたし、周りからも『何で出ないの?』って耳にタコができるくらい聞かれました」
――その時の悔しさを今回ぶつけると。
「そうですね。本当にそういう気持ちもあります」
――最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
「今回のタイトルマッチは王者と王者じゃないヤツの違いを見せつける試合をします。必ずアツい試合になると思うので、目を離さず応援よろしくお願いします」