「余計なことは言わなくていいかなって」と自分の情報は少なめだったが、打倒・朝倉未来に自信があることはうかがえた
2023年4月29日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館でケージで行われる『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』で、朝倉未来(トライフォース赤坂)と対戦する牛久絢太郎(K-Clann)が、17日(月)都内にて公開練習を行った。
サウスポー構えでジャブ、左ミドル、ワンツー、シングルレッグ、ヒザ蹴りなどをゆっくりめにミットに叩き込んだ牛久は「コンディションはいいですね、バッチリです。コンディションが悪い日はないです」と、朝倉戦へ向けて絶好調であるとした。
「余計なことは言わない方がいいと思って」と、「お楽しみに」との言葉を使って多くを語らなかった牛久だが、テーマは「自分の良さを全部ぶつける。ひとつに拘らず総合で戦う感じです」と、総力戦で臨むとした。
1月には約1カ月間、米国フロリダにあるアメリカントップチームでファイトキャンプを行った。「いろいろな面で勉強させてもらったので、それを見せるいいチャンスだと思っているので僕も楽しみです。技術だったり、強い選手と肌を合わせることで自分の良さも再確認できたのでそれを思い切りぶつけたいと思います」と、自分を知ることが出来たとする。
ボクシングの大橋ジムにも出稽古に行っていることを明かしており、「パワーオブドリームさんからの繋がりで毎週行かせていただいています。スパーリングなんですけれど。(パンチ技術の向上は)もちろん実感できています。だから楽しみです」と、打撃にも自信があるという。他にも出稽古は行っているようだが、それは明かさず「お楽しみで(笑)。お楽しみしかないですけれど」と、自分の情報は出さない。
11日に行われた公開練習で、朝倉未来は牛久について「腕の力が強いんじゃないかなと思っていて。でも、そこが弱点なんじゃないかなと思っています。持久力はないですよね」と評した。
そのことを聞かれると牛久は「最近いろいろなスパーリングをしていろいろな人から『腕力強いね』と言われているので。補強で最低15分間アームカールをしっかりやっていて、スタミナの方にも自信があるので(笑)。楽しみにしていてください」と、5分×3Rを想定してか15分間のアームカールをやっているから力が落ちることはない、スタミナも問題ないとニヤリ。
「3Rくらいから急激に落ちますよね」との朝倉の指摘にも「それはやはり僕の毎日の15分間のアームカールが(笑)。信じ切る、筋肉は裏切らないってことを証明できると思います」と笑った。
逆に朝倉の弱点は見つけているのかと問われると「もちろん何個か見つけています。あまりこの場では言わないですけれど。何か察すると思うので」と、朝倉とは逆に口をつぐんだ。
朝倉が1年以上MMAの試合をしていないことで成長ぶりが不明なことにも「本人がどういう練習をしているのかという部分を全ては見てないじゃないですか。でも試合間隔が空いていることに関しては細かいところの神経とか…まあ、問題ないです」と、途中で口をつぐむ。
朝倉の挑発には「僕、ちょっと天然なところもあるので気付かないってところがあるかもしれないです。(言ってることは)気にならないですね。何か反応しないといけないなとは思うんですけれど、特に気にならないのはあるので」と、全く気にしていないという。