K-1初参戦にしてこれまでバンタム級の歴史を作ってきたK-1ファイターたちに喧嘩を売った白幡
2023年6月3日(土)神奈川・横浜武道館『K-1 WORLD GP 2023』の第一弾対戦カード発表記者会見が、4月14日(金)都内にて行われた。
2021年5月にK-1が横浜武道館で初開催された時に「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」が行われ、K-1バンタム級の歴史が本格的にスタート。
「それをきっかけにバンタム級でアツい試合が続いて、昨年からは石井一成選手が参戦して昨年12月には初代王座決定トーナメントを開催して黒田選手が初代王者になりました。2年前に作ってから一気に選手層が厚くなって、短期間で一番盛り上がった階級がバンタム級だと思っています。今回また横浜武道館で開催すると決まった時にバンタム級の選手に出てもらって、バンタム級の面白さ、戦いを見せたいとの想いがあってバンタム級の試合を4試合組むことになりました」と、中村拓己K-1プロデューサーは説明した。
▼スーパーファイト バンタム級 3分3R延長1R
黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード/K-1 WORLD GPバンタム級王者)
ラマダン・オンダッシュ(レバノン/IFMA世界ジュニアムエタイ王者)
▼バンタム級 3分3R延長1R
池田幸司(ReBORN経堂/Krushバンタム級王者)
ペットモンコン・スーンキラーフォイトム(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者)
▼K-1バンタム級 3分3R延長1R
壬生狼一輝(力道場静岡/第7代Krushバンタム級王者)
白幡裕星(K-1ジム総本部チームペガサス/元KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者)
▼バンタム級 3分3R延長1R
大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/Krushフライ級王者)
齊藤龍之介(ドージョー☆シャカリキ)
会見には外国人選手を除く6選手が登壇。その中で気を吐いたのはこれがK-1初出場となる白幡だった。
白幡は開口一番、「今カードを知ったんですけれど、華のないK-1王者とオーラのないKrush王者が集まるのでレベル的には見比べやすいかなって感じですね。先ほど中村プロデューサーも2年前のトーナメントって話をしていたんですけれど、俺のいないトーナメントなので俺がいれば変わると思うので、今年中にK-1のベルトの挑戦権を獲得するつもりで行きます」と悪態をつく。
これを聞いた池田は「白幡選手をあまり知らないので響かなかったですね。かかってこいって感じです」、黒田も「僕も前にKrushの解説をした時に初めて試合を見させてもらっただけなのであまり分からないですけれど、上がってこいよって感じですね」と、共にまだ眼中にないと答えた。
両王者の言葉を受けて白幡は「上がっていくだけですね。そこにいる2人は吉岡(ビギン)選手に負けているので。(自分は)もう1回吉岡選手とやっても勝てる自信があるので(2023年2月のKrushで対戦し、白幡が判定勝ち)全然そこの2人にも逆に響かないですね」と、吉岡に勝った自分の方が上だと言わんばかり。
そして「(K-1は)ずっとムエタイルールでやっていたのでABEMAとかで見る感じだったんですが、どこの団体と比べてもK-1が一番だと思っていて。それでK-1グループに参戦することを決めたので絶対王者になりたいと思っています」と、自分がK-1の頂点に立つと宣言した。