【RIZIN】朝倉未来「何十億って稼いだことによってようやく気付きました。金じゃなかったんだなって。格闘技を超える楽しさって結構ないですね」

　2023年4月29日（土）東京・国立代々木競技場第一体育館でケージで行われる『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』で、牛久絢太郎（K-Clann）と対戦する朝倉未来（トライフォース赤坂）が、11日（火）都内にて公開練習を行った。 　その公開練習後に収録されたインタビュー映像が、『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』をPPV放送するABEMAの格闘CH公式YouTubeチャンネルにて公開された。 　インタビューの中で朝倉は世の中にどう思われていると思うかと聞かれ、「（格闘技以外の）他の才能がありすぎたので、なんか格闘技でトップを目指しているようには映ってないのかなと。今はそういう気持ちがあるので。でも、なんだかんだあっても実力の世界なのでずっと勝ち続けないといけないですけれど、牛久倒してクレベル倒してってなってきたらもっと上を目指して行けると思うので、そこを今目標にしています」と、今はRIZINのタイトルのその先にあるトップを目指す気持ちがあると答えた。 　実業家としても活躍することで、経営で感じる喜びとはまた違うものなのかと問われると「経営とは違いますよね。凄いお金を稼いだから、ハングリー精神がなくなってって言う人けっこういるじゃないですか。俺も思っていたんですけれど、実際稼いで。何十億って試合しなくても入って来るのに、でも命を懸けて試合している時点でやっぱり格闘技が好きだし、金とはまた別なんですよね。格闘技を本気でやっている人にしか多分この価値観は理解できないと思います。だからスリルだったり、こんなに何十億稼いでも別に試合で死んでもいいなって気持ちはあるんですよね。だから違いますよね。金でやってないというか」と、稼いだことによって格闘技と金で得られる価値観は違うことに気付いたという。 「金を稼いだことによってようやく気付きました。金じゃなかったんだなっていうのが。金を稼いで辞めるって人もいるかもしれないですね。確かにそれはいると思う。でも俺は違いました。格闘技を超える楽しさって結構ないですね。いろいろやってきたけれど、いろいろ実現させて本当にいろいろなことをやったし。でもこのスリルだったり、刺激的ですよね、格闘技。その分、喜びも大きいし、1対1っていうのもいいし。勝った方が全部奪えるっていうのもいいですよね。いいですよ、格闘技は」と、格闘技を超える楽しさはないと分かったと話した。 　2022年10月14日の深夜には「ふと、夜中に人生を振り返ってたんだけど、格闘技に人生を変えてもらった　ありがとう　もう少しでお別れでさみしくなる」とツィートしたことが話題となった朝倉だが、今回の牛久戦が決まって格闘技と再び向き合ったことによって格闘技の魅力に改めて気付いたようだ。 「今、格闘技史上、一番練習しているんじゃないかな」という朝倉。最高の楽しみを味わうために、再び戦いの場へと戻るまであと17日――。