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【シュートボクシング】オープンフィンガーグローブのヘビー級マッチに臨む坂本優起「SBらしさを見せていきたい」

2023/04/12 20:04
 2023年4月30日(日)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2023 act.2』の記者会見が、12日(水)都内にて行われた。  今大会より、オープンフィンガーグローブ(以下OFG)着用の試合が導入されることが発表された。これにより、SBの特徴である投げ・絞め・関節技(全てスタンド状態でのみ有効・寝技は無し)がよりやりやすくなることが期待される。  その第一弾マッチとして、ヘビー級3分3R延長無制限RでSB日本ヘビー級4位・坂本優起(シーザージム)vs.MA日本ヘビー級2位・遊笑(Y's glow)が決定。  坂本は2009年11月にプロデビュー戦を行い敗れたものの、その後は12連勝をマーク。2013年4月には鈴木悟を破り、SB日本スーパーウェルター級王座を奪取した。2014年4月には小西拓槙、11月には内村洋次郎、2015年2月には長島☆自演乙☆雄一郎、6月にはT-98を破るなどSB中量級のエースとして大活躍したが、2015年後半からは黒星が増え、2020年12月に思い切ってヘビー級に転向。6連勝を飾ったがマウンテンRYUGOに判定負け。10月には韓国で無差別級トーナメントに挑み、2勝して優勝した。12月にはRISEの南原健太と対戦し、ダウンを先取するも逆転TKO負けを喫した。戦績は38勝(8KO)19敗。  遊笑はフルコンタクト空手出身で、2011年に円心会館主催の『17th Sabaki Challenge spirit』にて銅メダル(スーパーヘビー級)を獲得し、日本人初の入賞を遂げている。キックボクシング転向後はヘビー級で戦い、J-NETWORKではヘビー級1位にまで登り詰めた。身長178cm、体重100kg。戦績は9勝(4KO)10敗4分で、試合は2021年10月に達磨石川に2RでKO勝ちして以来となる。  記者会見には坂本のみ出席し、「今大会からOFGでの試合が行われることで、今まで組んだら投げ技に移行する選手が多かったと思いますが、これからは関節・絞めに移行する選手が増えてくると思うので、そこでSBらしさを見せていきたい」とSB初のOFGマッチへの意気込みを語った。  対戦する遊笑については「動画でしか見てないんですが、動画も大きい時の動画で。最近は絞られたみたいですがパワフルに攻めてくる印象」と評した。  実は坂本、2021年7月の『LETHWEI×UNBEATABLE』でオープンフィンガーグローブ着用の試合を経験済み(こめかみの裂傷でドクターストップTKO負け)。「その時に練習して、短い期間でしたが慣れているので問題なく攻防できます」とOFGに対応できると自信をのぞかせた。  ボクシンググローブとの違いには「グローブの厚みがない分、(ガードの)隙間からでもパンチが入る。あと大きく回した時に後頭部寄りの頭に当たるのでそこは警戒して試合をしたい」と2つの注意点をあげた。  今後、OFGで戦いたい相手はいるかとの問いには「言われたら誰とでも試合が出来る準備をしたい」と、誰とでも戦うと話した。
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