約3年ぶりの武林風参戦で2度目の防衛戦に臨む朝久(左)。ヤン・ミンの挑戦を受ける(C)K-1
2023年5月2日(火)中国・河北省唐山市・唐山新スポーツセンター(約6,000人収容)にて開催される『WLF武林風in唐山』に、K-1で活躍するWLF武林風-60kg級王者・朝久裕貴(朝久道場)の参戦が決定した。ヤン・ミン(挑戦者/中国/唐山文旅奥宇光輝=※実際の輝は中国漢字/CFP)を挑戦者に迎え、保持するWLF武林風-60kg級王座の2度目の防衛戦に臨む。
朝久は父であり、朝久道場の朝久篤館長のもとで5歳から空手を学び、10歳の時にキックボクシングの練習を始めた。2015年からKrushに参戦し、無尽蔵のスタミナから繰り出すパンチ&蹴りのラッシュで小澤海斗や佐野天馬から勝利を収めている。2016年からは中国の格闘技イベント『武林風』に定期参戦し、中国でも活躍。2018年3月には武林風WLF -60kg級王座決定トーナメントで優勝を果たした。2019年にワン・ジュンユーと初防衛戦を行い、4RKO勝利でタイトル防衛に成功。大岩龍矢、MOMOTARO、村越優汰をKOし、2022年9月の「K-1第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」でもナックロップ、横山朋哉をKOして決勝へ進出したが、レオナ・ペタスに判定で敗れた。戦績は23勝(8KO)7敗。
2020年1月の武林風ではスーパーファイトでジュー・シュアイと対戦し、激闘の末に惜しくも判定負け。その後は新型コロナウィルスの感染拡大による渡航規制ため、中国・武林風参戦から遠ざかっていた。
この間に武林風では、2021年から「WLF武林風各階級(60kg・63kg・65kg・67kg・70kg)世界王者チャレンジマッチ」と称した中国人選手による年間トーナメントが開催され、ヤン・ミンがトーナメントを優勝。朝久への挑戦権を勝ち取った。
ヤン・ミンは2016年に『RIZIN』で武尊と対戦したファイターで、WLF2020スーパールーキー-60kg級王者のタイトルを持つ強豪だ。