志朗選手と戦って僕が勝ちたいと思っています
――キックボクシングとムエタイの世界タイトルはいっぱいあって、大﨑選手ほどだと今までいくらでも獲るチャンスがあった気もしますが、世界タイトルになかなか挑戦しない理由って何かあったんですか?
「普通にそういうチャンスをもらったことがなかったというか、今回がそれこそ初めて頂いたチャンスだったので、今までそういった世界タイトルの話とかは特になかったですね。ルンピニーのタイトルには挑戦したんですけれどそれ以外は特にないです」
――意外ですね。周りの選手や知り合いのキックボクサーが世界タイトルを獲っているじゃないですか。それに関してはどういう気持ちだったんですか?
「ずっと僕も勝ち続けていたので絶対チャンスは貰えると思っていたので、そこに関しては特に何もないですね。ここで自分が獲ればいいだけの話なので」
――その先にはRISE WORLD SERIESがありますが、そこも見据えてますか?
「もちろん、僕も出るので。そこに向けての練習はまだしてないですけれど、まずは今回の世界戦に集中して、しっかり獲って世界チャンピオンという肩書きを持ってトーナメントに出たいと思います」
――『RISE ELDORADO』の一夜明け会見の時に、志朗選手が「みんなが見たいのは僕と大﨑選手の試合だろう」と言ってましたが、それについてはいかがですか?
「そう言っていただけて凄い嬉しいですし、僕も志朗選手とは2回ぐらい決まっていたのに流れてしまったり…弟の孔稀も負けてるので、そういった意味でも志朗選手と戦って僕が勝ちたいと思っています」
――今回ISKAを獲ってWORLD SERIESでも優勝すれば一気に世界二冠王となりますが、そういう自分を想像しますか?
「今年は本当に勝負の年だと思っているので、まずは4月にISKAを獲って、54kgのトーナメントも獲って、そこをクリアしたらRISEの世界ベルトにも挑戦したいと思っているので、3つ行きたいなと思ってます」
――世界三冠王を狙うということですね。
「そうですね」
――現時点でテーマを持って取り組んでる練習があれば教えてください。
「狙っている技があるんですけれど、内緒にしておこうかなと思っていて(笑)。試合で見てもらいたいっていうのもあるので。僕が試合で見せたことのない技で倒すので、そこを見て欲しいですね」
――技を準備して、使う予告をして臨むのは初めてじゃないですか?
「作戦とかは立てたりするんですけれど、完全にこの技って決めて試合に臨む事はあまりないかもしれないですね」
――今の練習のスケジュールを教えて貰えますか?
「朝30分~1時間ぐらい走ったり筋トレして、お昼はトレーナーの仕事をしているので夜は2時間~2時間半ぐらいミットとかサンドバッグをやったり、追い込みやったりというようなメニューです」
――大﨑選手は身体が頑丈で前に出る圧も強いと思うのですが、それはどういう練習から身についてるものだと思いますか?
「小さい時から空手をずっとやっていたので、体幹とかそういった練習の成果だと思います。特別に何かやってるとかはないですね。首相撲はやりますけれど多分そういった部分だと思います」
――首相撲の練習は今もやってるんですか?
「今も皆でやりますね。出稽古に来た選手の次の試合がムエタイルールだったりすると、みんなで首相撲をやっています」
――大﨑選手はヒジ有りでやってた時期もありますが、WORLD SERIESや世界タイトルを獲っていく上でムエタイの選手を意識することはありますか?
「そこまで意識してる選手は今のところはいないですね」
――最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
「4月21日は僕が必ず世界チャンピオンになりますので、その姿をぜひ会場で見に来てください。応援よろしくお願いします」