2023年5月28日(土)東京・後楽園ホール『RISE 168』の追加対戦カードが発表された。
すでにRISE QUEENフライ級王者・小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)が、挑戦者にテッサ・デ・コム(オランダ/Fightteam Vlardngen)を迎えてのタイトルマッチが決定している今大会、新たに7試合を発表。
バンタム級(-55kg)3分3R延長1Rで、大﨑孔稀(OISHI GYM/同級1位、BOMバンタム級王者)vs.寺山遼冴(フリー/同級2位、第3代DEEP☆KICK 53kg王者、CKC2021 -54kgトーナメント優勝)が再戦を行う。
大﨑はパンチ、蹴り、ヒジ、ヒザいずれでもKOできる破壊力を持ち、タイ人と渡り合うテクニックも持っている。特にボディブローは強烈。様々な団体で活躍し、RISEには2019年11月から参戦。2022年3月に一気にフェザー級に階級を上げて龍翔に判定勝ち、5月に55.5kgで加藤有吾にTKO勝ち、7月に56kgでJyoseiにKO勝ちと3連勝を飾ったが、10月に志朗と対戦して延長戦で敗れた。12月にはSB王者・植山征紀から勝利を奪っている。戦績は29勝(18KO)7敗1分1無効試合。
寺山はわずか5戦目にしてDEEP☆KICK 53kgCK王者となった。2020年11月には有井渚海にプロ初黒星を付けられ、2021年5月に京谷祐希とドロー。7月にはCKC2021-54kgトーナメントに出場し、決勝で有井にリベンジを達成して優勝した。さらに9月にはDEEP☆KICK王座を2度のダウンを奪う完勝で初防衛に成功すると、11月にはRIZINに初参戦して弘樹から4度ものダウンを奪う圧勝。2022年10月は京介に勝利して6連勝。戦績は9勝(1KO)1敗4分。
両者は2月の『RISE 165』のメインイベントで対戦するも、3Rに大﨑の右インローがローブローとなり、寺山はインターバルを与えられるも回復せず、ドクターストップによる負傷判定でドローとなっていたため決着戦が改めて組まれた。
スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1Rでは、マサ佐藤(WSRフェアテックス/同級3位、英雄伝説64kg級アジア王者)vs.麻火佑太郎(PHOENIX/同級6位)が決定。
佐藤が一躍その名を轟かせたのは、2018年2月の『KNOCK OUT』で水落洋祐と打撃戦を繰り広げ、何度も顎を跳ね上げられながら耐え抜き、ヒジ打ちで大流血させて逆転TKO勝利を収めた一戦。KNOCK OUTスーパーライト級トーナメントでも準決勝進出を果たした。これまで英雄伝説64kg級アジア王座、西日本統一ライト級王座、蹴拳ムエタイ同級王座、DBS同級王座、RKA同級王座などを獲得。沖縄をベースに活動していたが、2021年2月から東京に拠点を移し、様々な団体に参戦している。約2年ぶりのRISE参戦となった2022年6月大会では森香津眞にKO勝ち。戦績は25勝(13KO)18敗4分。
麻火は元TENKAICHI Gライト級王者。K-1甲子園-60kgベスト4、KAMINARIMON×新空手最強決定戦-63kg優勝、全日本格斗打撃選手権大会優勝などの実績を持つ。KNOCK OUTとREBELSでキャリアを積み、2022年2月のRISEではチャッピー吉沼から勝利。5月には木村“ケルベロス”颯太に判定で敗れたが、12月に北井智大から殊勲の勝利を収めた。戦績は11勝(1KO)8敗。
ウェルター級(-67.5kg)3分3R延長1Rで、石川泰市(Ten Clover Gym/同級5位、Stand Up King of Rookie 2022 -67.5kg優勝)と都木航佑(キャピタルレイズ/KROSS×OVER認定KICK初代-67.5kg王者)が対戦。
2018年KAMINARIMON全日本Aクラス-70kg優勝の石川はプロ戦績3勝(1KO)1敗1分の24歳。昨年9月に悠、今年2月に和田哲平を下しStand Up King of Rookie 2022 -67.5kg優勝を果たしRISEナンバーシリーズに登場する。
対する都木は新極真空手出身で2015年の全日本ジュニア大会、2016年の全関東空手道選手権大会・中量級で優勝し頭角を表し、2017年には全日本フルコンタクト空手道選手権大会(JFKO)中量級でベスト8に入賞した。昨年2月にはDEEP☆KICK-70kg級王者の稲井良弥との無敗王者対決で判定負けを喫し初黒星となったが、9月の『Bigbang』では第7代Krushウェルター級王者・山際和希を3R TKOで下し再起を果たしている。戦績は6勝(4KO)1敗。
女子では-45kg契約3分3Rで西原朱花(TEAM TEPPEN)vs.小林穂夏(NEXT LEVEL渋谷)の“全勝対決”が決定。
西原は那須川天心の父・弘幸さんが会長を務めるTEAM TEPPENの女子ホープで、2021年9月にプロデビュー。風貌や体型も寺山を小型化したような西原は、前蹴りを多用するスタイルも似ており、ステップワークを駆使した動きで、相手が入ってくるところに右ストレートやヒザ蹴りをカウンターで合わせて判定勝ち。伊藤隆RISE代表を始め、多数の関係者がその高度なテクニックに「印象に残った」と太鼓判を押した。5月に風羽、11月に坂田実優に勝利して3戦3勝無敗。
小林は幼い頃から空手とキックボクシングを学び、高校・大学時代はボクシング部に所属。高校生の時には「第17回全日本女子ボクシング選手権ジュニア(高校生)の部ピン級」(2018年)で準優勝、全日本女子ジュニアランキングでも1位にランキングされていたアマチュアボクシングの強豪選手。JAPAN CUP 2022 女子-50kgトーナメントでも準優勝している。2022年10月の『RISE 162』でプロデビュー戦を行い辻井和花に勝利、今年2月の2戦目も坂尻桃音に勝利した。
さらに、以下の3カードも決定している。
▼ヘビー級 3分3R延長1Rミヤギン(team Bonds/同級6位)MAX吉田(池袋BLUE DOG GYM)
▼フライ級(-51.5kg) 3分3R柊真(新潟誠道館/Stand Up King of Rookie 2022 -51.5kg優勝)伊藤琉之助(EX ARES/JAPAN CUP 2022 -55kg準優勝)
▼フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R白石 舜(TEAM TEPPEN/同級17位)白鳥光希(正道会館KCIEL)