2023年4月23日(日)名古屋国際会議場イベントホールで開催される『Suk Wanchai MuayThai Super Fight』にて、対戦が発表されていたガイパー・ポーヴィセットジムvs.カイト・ウォーワンチャイ(キング・ムエ)、コントゥアラーイ・JMボクシングジムvs.実方宏介(真樹ジムAICHI)の2試合に加え、新たにマリエ・ヘインツvs.KAEDE(LEGENDGYM)が、IMSA(国際ムエタイスポーツ協会)の世界王座戦と認定され、ベルトをかけた試合となることが決まった。
バンコク・ラムカムヘン地区にあるIMSA本部では、サーマート・マルリーム総裁が昨年に引き続き今大会もIMSAの認定を与え、マッチメイクを協議。
その中でガイパーvs.カイト戦については両者ともタイでの実績が申し分なく、世界王座戦に相応しいとしてIMSA初代世界フェザー級王座決定戦と認定された。
また、コントゥアラーイvs.実方戦についてもコントゥアラーイがムエタイルールでも国際式でもタイトルを獲得していること、またIMSA日本代表を務める佐藤孝也氏が実方のK-1での活躍や2019年の同大会で元WBCムエタイ世界王者だったアーミン・プンパンムアンをKOで下した点など詳細を上申し、ランキング委員長のスパサック氏も交えた協議の結果、こちらも世界戦に認定された。
さらに、マリエ・ヘインツvs.KAEDE(LEGENDGYM)の一戦も発表された。
KAEDEが再起戦でいきなり世界強豪を迎え撃つ
2023年3月26日(日)GENスポーツパレスで開催されたNJKFミネルヴァ「GODDESS OF VICTORY」にて、計量オーバーのため「失格」となったKAEDE。
過去にも同様の計量オーバーを繰り返しており、引退も囁かれていたが、そんなKAEDEに白羽の矢が立った。IMSA本部は現IMSA世界女子フェザー級王者のマリエ・ヘインツ(ルクセンブルク)の今大会への出場を打診、その相手に現在IMSAランキングにも入っているKAEDEを指名してきたとのこと。
当初、LEGENDGYMサイドは当然ながらこれを固辞。しかし、IMSA本部は過去の実績及び戦績からして他の日本人選手ではマリエの対戦相手に相応しくないと再度オファーし、最終的に両者が合意に達し出場が決まった。
マリエ・ヘインツはルクセンブルク出身の22歳。5年前よりタイ・ピンシンチャイジムに寄宿しタイの地方興行や「ムエタイスーパーチャンプ」などを中心に活躍、マリエを一躍有名にしたのが2022年10月バンコクシティホール特設リングで行われたIMSA世界女子フェザー級王座決定戦だった。
この試合でプライファー・ソーニッタヤー(タイ)を撃破し王座を獲得し勢いに乗ると、12月にはRWS(ラジャダムナン・ワールドシリーズ)のビックマッチでペットサルチャー・ルークサイコンディン(タイ)と対戦、得意の左ミドルを当て続け判定勝ち。ここまでタイでの戦績は24戦18勝5敗1分けのレコードを誇る。
再起を目指すKAEDEにとっては厳しい相手となったが、ここでマリエを撃破すればいきなり世界の舞台へデビューすることになる。マリエも「必ず防衛する!」と意気込んでいるとのことで、華やかながらも激しい世界戦となりそうだ。
「Suk Wanchai MuayThai Super Fight vol.8」決定対戦カード
2023年4月23日(日)名古屋国際会議場イベントホール12:00開場予定 13:00開始予定
【決定対戦カード】
▼メインイベントIMSA世界フェザー級王座決定戦 126ポンド契約 3分5Rガイパー・ポーヴィセットジム(タイ/元True4Uスーパーバンタム級王者) カイト・ウォーワンチャイ(福田海斗/キング・ムエ/ IMSA世界スーパーバンタム級王者/元タイ国プロムエタイ協会フライ級王者/元「True4U」スーパーフライ級&バンタム級王者/元WPMF世界フライ級王者)
▼IMSA世界ヘビー級王座決定戦 3分5Rコントゥアラーイ・JMボクシングジム(タイ/MXムエエクストリーム94㎏王者/元WBCアジアクルーザー級王者/元ABFアジアウェルター級王者)実方宏介(真樹ジムAICHI/前Bigbang ヘビー級王者)
▼IMSA世界女子フェザー級タイトルマッチマリエ・ヘインツ(ルクセンブルク/王者)KAEDE(LEGENDGYM/同級5位)
▼フェザー級 3分5Rパーンペット・ファイタームエタイ(タイ)TAKERU(GETOVER /WBCムエタイ日本統一フェザー級8位)
▼ライト級 3分5Rテーパブット・シンコウムエタイジム(タイ/新興ムエタイジム/スックワンキントーン世界ライト級王者/元7チャンネルスタジアムスーパーフェザー級王者)HIRO YAMATO(NJKF大和ジム/WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者/NJKFスーパーフェザー級王者/S1JAPANJr.ライト級王者)
▼スーパーバンタム級 3分5Rサイルアット・ファイタームエタイ(タイ)ユウマ・ウォーワンチャイ(伊藤勇真/キング・ムエ/元WPMF日本フライ級王者)
▼バンタム級 3分5Rクンスックノーイ・UEFAブーンデックシアン(タイ)佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ/第2代SB日本バンタム級王者/MAX FCフライ級王者/WMC I-1 51kg&54kg級王者)
▼52.5㎏契約 3分5Rムァンコーン・UEFAブーンデックシアン(タイ)老沼隆斗(Struggle/元REBELS-REDスーパーフライ級王者)
▼58㎏契約 3分5Rデッチャイヤー・ペッティンディーアカデミー(タイ)勇志(テツジム/NKBフェザー級3位)
▼65㎏契約 3分5Rパランラック・FELLOWジム(タイ)梅田勇一(BLITZ/ INNOVATIONウエルター級王者)
▼37.5㎏契約 2分5Rヨードペットエーク・UEFAブーンデックシアン(タイ)新美龍我(新美道場)
▼36㎏契約 2分5Rヨードペットトー・UEFAブーンデックシアン(タイ)多田透馬(GETOVER)