気迫の表情で左ミドルを放つ山里(C)ドラゴンジム
PINK DRAGON「戦嬢22」
2023年3月26日(日)宮城・ドラゴンボクシングスタジアム(DBS)
▼ダブルメインイベント2(第9試合) DBSライトフライ級王座決定戦 2分5R ※ヒジあり
×AYUMI(DRAGON/DBSライトフライ級4位)
判定0‐3 ※48‐50、48-49、50-47
〇山里真桜(名護ムエタイスクール/DBSライトフライ級3位)
※山里が新王座に就く。
“キック界の浜崎あゆみ”とのキャッチフレーズを持つAYUMIは、アマチュア時代にDBS女子50kg級王座を獲得しているハードパンチャー。昨年9月にプロデビューし、タイで2戦経験し今回がプロ5戦目となる。対する“キック界の安室奈美恵”のキャッチフレーズを持つ山里は沖縄在住で6戦4勝1敗1分の戦績を持つ16歳の現役高校生。
両者は昨年9月、AYUMIのデビュー戦で対戦しており、その時はキャリアで勝る山里が大差の判定勝ちを収めた。あれから半年、お互いにタイでの試合経験を積んで再戦に挑む。
1R、両者は蹴りで距離を取り様子見の展開。終盤はAYUMIがパンチをまとめる。2R、AYUMIは強引にパンチで前進すると、山里は左ミドルを当て首相撲で捕らえてヒザ。
3R、AYUMIは持ち味の剛腕を振るうも、山里の左ミドル、前蹴りに突き放される。4R、山里は左ミドル、組んでのヒザ、前蹴りを当て、最終RはAYUMIがコーナーに詰めてパンチ連打を見せた。判定決着となり、有効打の多かった山里が勝利。
沖縄初の女子高生チャンピオンとなった山里は「ちょっと自分でも頭が追いついてないのですが、プロ7戦目で無事にベルトを獲ることができて光栄です。戦ってくれたAYUMI選手、本当にありがとうございました。先月、タイ遠征でとても仲良くしてもらって気持ちが追いつかなったのですが、無事に勝てて本当に良かったです。これかからも頑張っていくので応援よろしくお願いします」と語った。