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インタビュー

【RIZIN】石渡伸太郎「28日以降の人生は考えていない」=7.28「RIZIN.17」さいたま

2019/07/20 04:07
7月28日さいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN.17」セミファイナルで、元UFCファイターの佐々木憂流迦(Serra Longo Fight Team)と対戦する石渡伸太郎(CAVE)が7月19日、東京・向島の所属ジムで公開練習。その後、囲み取材に応じた。 石渡は2011年にPANCRASEバンタム級王者となり、8年間防衛。その間、DEEPバンタム級王者・大塚隆史、ビクター・ヘンリーらも下している。 堀口恭司とは、2013年6月の「VTJ 2nd」と2017年大晦日の「RIZIN」で2度対戦し、いずれも敗北。今回、1年8カ月ぶりの復帰戦を決め、日本バンタム級トップ勢と鎬を削り、堀口との3度目対戦を目指す。 公開練習では現DEEPストロー級王者の越智晴雄を相手にミット打ちと、リーチの長い佐々木を想定したストライキングスティックを使ったディフェンスの練習を披露。その後の囲み取材で石渡は、「28日以降の人生は考えていない」と言った。 石渡伸太郎「(堀口の事を)言う権利はまだない。憂流迦に勝つまでは静かにしておきます」 ──現在の仕上がりは? 「仕上がり、いいですね。コンディションもすごくいいので楽しみです」 ──1年7カ月ぶりの試合については? 「そのへんはやってみないと分からないなという感じですね。今まで1年2カ月くらい空いたことはあります。まあ、大丈夫だと思います。昨日今日始めたわけじゃないので(笑)」 ──2R目のスティックを使った練習の意図は? 「ちょうどあれが佐々木憂流迦のリーチだろうと想定してやってます」 ──あのリーチをかわしながら中に入ると言う想定? 「そうですね。今日は入るところまでは見せないようにしました」 ──憂流迦選手が「石渡選手とやる事は光栄で尊敬している。RIZINでやると思っていなかった」と言っていました。そのコメントをどう感じますか。 「僕もやるとは思わなかったです。でもRIZINに出てきて(試合することは)あるかなとは思いましたけど、まさかやることないだろうと思ってたので」 ──憂流迦選手は「穴を見つけた」と言っていました。 「教えてほしいですね(笑)。なるべく穴がばれないように今日も“公開しない”公開練習を心がけてやりました」 ──5年半前に王座防衛直後のリング上で佐々木選手から挑戦をアピールされた時はどんな心境でしたか? 「当時、この野郎、ブッ飛ばしてやろうって思ってました。ムカついていました」 ──表面上は軽くいなしたような感じでしたが。 「マネージャーさんがこうやって(バツの)ジェスチャーをしていたので(笑)。チクショーと思ってました(笑)」 ──あれから5年半の間、意識した部分は? 「まあ、意識はしていなかったですけど、試合が決まってから彼の試合を研究して、彼の試合を見てガッツもあるし強い選手だなとリスペクトしているので、当日はブッ飛ばしたいですね」 ──(憂流迦選手は)当時と今だと、どういう所が変化している印象ですか? 「当時よりも色んな事をやるんじゃないかなという印象。前はなんか一芸だけという感じに見えたんですけど、今は打撃もトータルでやる選手になったのかなと。まあそれはUFCでやればそうなるのかなと思っていますけど」 ──ご自身ではどうですか? 「僕も同じだと思います、全体的に。いろんな強いやつと戦ってきて、場数踏んできたので。まぁ自信はありますよ」 ──今回の対戦の後の目標は? 「本当に今回の自分の仕上がり次第で。2人でグッダグダの試合してりゃ何も発言出来ないでしょうし、突き抜けるような試合をすれば、ある程度発言権もあるかもしれないですし。今回の試合しか僕は考えていないですね」 ──では今回の試合を乗り超えて、改めて発言できると? 「28日以降の人生は考えていないです」 ──佐々木選手より自分が勝っている部分は? 「全部勝っているかなと思ってますけどね。まぁやってみたら違うだろうなという部分が出てくることも想定はしてます」 ──一芸に秀でているファイターとトータルファイターはどちらが戦いにくいですか? 「……どっちもどっちじゃないですかね。うーん。今もその一芸は残してますから、そこは一番気をつけてはいますね」 ──強敵であることは間違いない? 「間違いないですね。1ミリもナメてないです」 ──(佐々木憂流迦選手と)ケイプ選手の試合はどう感じましたか? 「前回の試合はケイプの荒さ(を感じた)っていう印象です。ケイプ相手にあれだけコントロールして完勝するので、試合になるとつえーんだなという印象はありますね。思っていたより、たぶん相手にさせない何かをやってるんだと思います」 ──過去に練習で手合わせした事があるとの事でしたが、当時の印象は? 「その時の印象は、ぜんぜん手の内見せないじゃん、という感じでしたね。やっぱ意識してたんですかね。いつかやるかもしれないって。僕は気にしてなかったですけど」 ──試合から遠ざかっている間、CAVEの若手が育ってきてセコンドにつくことも多かったと思いますが、どんな気持ちでしたか? 「その時は首が痛かったので、イジけてましたね(苦笑)。でも格闘技はやっぱ好きだったので、色々その期間、勉強したと思います」 ──その勉強したというのは、身体の使い方だったり……。 「うん、他の選手を客観的に見て、コンディションの作り方だったり作戦の立て方だったり、っていうのを勉強して、今回それをすごく自分に活かせたと思います」 ──先日の堀口選手のBellatorの試合はどんな印象でしたか? 「スゲー、しかないっすね」 ──どの辺りが凄いと思ったのでしょう? 「いやー、あれに勝つか? という感じ。勝ったこともすごいし、2人の動きもすごい」 【写真】堀口とコールドウェルはいかに立ち会ったか、石渡は意外な部分に注目していた。(C)Bellator ──その相手と、やはりもう一度(堀口選手と戦いたい)? 「そういう事を言う権利はまだないですね。ここでばっちり存在感をアピールして。休んでたし、前回負けてるし。憂流迦に勝つまでは静かにしておきます」
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