MMA
レポート

【修斗】修斗×YFU 7対7 日中対抗戦は5勝2敗で日本が勝利、大将戦はSASUKEが横綱相撲で一本勝ち「修斗のフェザー級のやつら!」、副将戦はエフェヴィガ雄志がKO勝ち、女子ストロー級でソルトと新谷が敗れる

2024/05/19 17:05
 2024年5月19日(日)、東京・ニューピアホールにて、昼大会のプロ修斗公式戦・第一部に続き、第2部(17時30分開始)「修斗×YFU 7対7 日中対抗戦」が、開催されている。  前日計量では、中国のジャン・シイジェンが77.3kgで計量。契約体重である77.1kgまで体重を落とす事ができなかったが、西條が試合を希望したため、ジャンの最終計量結果である「77.3kg」契約試合として、試合は行なわれる。ジャンは毎ラウンド「減点1」からのスタートとなる。 プロ修斗公式戦【第2部】修斗×YFU 7対7 日中対抗戦 速報 ABEMA格闘チャンネル配信 ▼日中対抗戦7×7 第7試合 フェザー級 5分3R○SASUKE(日本/同級世界王者/マスタージャパン東京)65.8kg[1R 3分2秒 膝十字]×ジョングウェン・パン(中国/Team YFU)65.7kg   フェザー級王者のSASUKEは2022年・2023年のRoad to UFCのフェザー級トーナメントに出場したものの、いずれも初戦で敗れている。その間にも、フェザー級王座は飯田健夫・田中半蔵相手にKO勝ちで防衛に成功。同門の野瀬が同時間帯に上海で行われるRoad to?UFCに3年連続出場を果たす一方で、SASUKEはホームリングの修斗で中国勢を迎え撃つ。  当初出場予定だったWLF王者ホワーン・ユエロアが負傷欠場となり、急遽出場が決まったパンは19歳で5勝1敗。昨年2月にプロデビューしてから5ヶ月連続で試合をこなしている。  1R、ワンツーで出たパン。SASUKEはカーフキック。左フック。左ボディ。SASUKEがタックルを見せるが切ったパン。笑いながらパンチを振るパンだが、SASUKEがカーフキック。冷静にパンチを当てていくSASUKE。タックル。テイクダウンしたSASUKE。バックに回ると足をフックし四の字バック。そのままパンの足をキャッチするとスロエフストレッチ!タップアウト!  1R3分2秒、裁定は膝十字とコールされた。SASUKE一本勝ち。  SASUKEが横綱相撲での勝利。 SASUKE「修斗のフェザー級のやつら、最近僕の名前をSNSで上げてくるやつが多いんですけど、怪我でメイン飛ばすやつ、身内とエキシやってパンチもらってるやつ、相手挑発して仕留められないやつ。そんなやつらが修斗を背負えると思えないです。お前ら全員中国行って、勝ってから僕の名前を挙げなさい。以上」 [nextpage] ▼日中対抗戦7×7 第6試合 ライト級 5分3R〇エフェヴィガ雄志(日本/TRIBE TOKYO MMA)69.8kg[2R 2分31秒 KO]×アーイージアコ・アーケンビエコア(中国/Team YFU)69.9kg  修斗参戦から3試合連続で1Rフィニッシュ勝利しているエフェヴィガ。3月の後楽園大会では、韓国のキム・ミンヒュンに勝利し、試合後のマイクで対戦オファーを断られている不満を口にしている。修斗の世界ランキングも6位まで上げ、2試合連続での国際線に。  アーケンビエコアは2014年のプロデビューから10年でこれが45戦目となる戦績豊富なファイター。昨日のRoad to UFCに出場したイーブーゲラ、ズー・カンジエ、元UFCファイターのウリジ・ブレンとも対戦経験がある。30歳。  1R、エフェヴィガが距離を詰める。カーフキック。ジャブが顔面を捕らえる。またジャブからカーフキック。アーケンビエコアがタックルに。反応したエフェヴィガだが、アーケンビエコアが四つに組み付いてケージに押し込む。両脇を差し返したエフェヴィガが入れ替えてケージに押し込む。押し込みながら左でパンチを打ち込むエフェヴィガ。レフェリーブレイク。  カーフからジャブを入れるエフェヴィガ。蹴られた足が効いているアーケンビエコア。タックルにアヒルが組み付けず。ジャブをもらっているアーケンビエコア。残り1分。エフェヴィガがプレッシャーを掛けるとケージまで後退するアーケンビエコア。詰めてくるエフェヴィガにローキックを出したがローブローに。再開。ジャブから右ストレートを入れたエフェヴィガ。距離を詰めて腹にヒザをヒット。四つに組んだアーケンビエコアだがホーン。  2R、開始後にタイムストップ。アーケンビエコアの右スネの出血のドクターチェックが入る。続行。ジャブで詰めるエフェヴィガ。アーケンビエコアのタックルは間合いが遠く切られる。またタックルに。今度はエフェヴィガの右足に組み付いてシングルレッグ。片足でこらえるエフェヴィガ。  アーケンビエコアがケージに押し込んだが、両脇を差し返して入れ替えるエフェヴィガ。押し込みながら左のパンチを打ち込む。腹にヒザを入れた。離れるエフェヴィガだが、ケージを背負うアーケンビエコアに左ボディアッパー!うつ伏せに倒れたアーケンビエコア。パウンドを打ち込むとレフェリーストップ!  2R2分31秒、エフェヴィガKO勝ち。 エフェヴィガ「このレベルでは相手いないでしょ?って言うつもりだったんですけど、この内容では納得行かないです。いい勉強させてもらいました。修斗の上位ランカーたちはいつものように逃げてばかりなんで、修斗に相手が残っているかわからないですけど、いつかやると思うんで、その時はよろしくお願いします」 [nextpage] ▼日中対抗戦7×7 第5試合 女子ストロー級 5分3R×ソルト(日本/同級クィーンオブパンクラス/マルスジム)52.1kg[判定1-2]※29-28、28-29×2○ハイライ・ウーシャアモー(中国/Team YFU)52.1kg  2023年4月にKARENを破り、パンクラス女子ストロー級王座を獲得したソルト。6月の『RIZIN.43』では地元北海道に凱旋したが、階級下の大島沙緒里に首投げで投げられ、袈裟固めからのVクロスアームロックで一本負け。12月の『COLORS vol.2』ではプロMMAデビュー戦となる韓国のホ・ジュギョンに対し、スタンドでの回転の速いパンチ連打を打ち込んでKO勝ちし、再起を果たしている。  ウーシャアモーは23歳で6勝1敗。現在5連勝中で、直近3戦はKO勝ち。2021年には前日のRoad to UFC女子ストロー級トーナメントで勝利しているシー・ミンにも判定勝ちしている。23歳。  1R、前蹴りからバックブローを入れたソルトだが、ウーシャアモーが四つに組み付くとスタンドバックに。投げを狙う。すぐに立ち上がったソルトだが、また投げると両足をフックしバックマウントに。足のロックを放して立ち上がるが、なおもバッククリンチしているウーシャアモーがまた投げてテイクダウン。また足をフックさせるウーシャアモー。  また両足フックされたソルトだが、フックを解除すると正対し立ち上がる。しかしウーシャアモーは四つでなおもテイクダウンを狙う。ケージでこらえながら差し返そうとするソルト。入れ替えて離れるとすぐに打撃で出たソルト。バックブローを放ったが、かわしたウーシャアモーがまた組んでボディロック。スタンドバックに。終盤ウーシャアモーがまた投げて1R終了のホーン。  2R。四つで組み付いたウーシャアモー。ソルトはケージ際まで移動すると、ケージを背負ってこらえる。離れたウーシャアモー。すぐに詰めるソルト。ローからジャブ。右。ウーシャアモーシングルレッグ。スタンドバックについた。バッククリンチするウーシャアモーのクラッチを切ろうとするソルトだが切れない。  後方に引き込んでバックマウントを狙ったウーシャアモーだが、ソルト反転しようとする。ウーシャアモー前に落とされそうになるが、腕を掴んで腕十字へ。腕が一瞬伸びたが、腕を抜いて正対し外したソルト。残り30秒。立たせたソルト。すぐに組み付いてケージに押し込んだウーシャアモー。ホーン。  3R。ミドル・サイドキックを入れるソルト。ウーシャアモーが組みに来るところにヒザを入れるが、ウーシャアモー組んでケージに押し込んだ。左脇を差して押し込むウーシャアモー。ソルト首相撲に捕らえるとヒザを連打する。ウーシャアモーシングルレッグに切り替えるがこらえるソルト。入れ替えて肘を入れるとウーシャアモー効いた。しかしまたタックルへ。  パウンドを入れるソルトだがウーシャアモーはバッククリンチ。投げをこらえたソルトが向き直る。なおもテイクダウンを狙うウーシャアモー。外掛けで倒そうとするが倒せず。レフェリーブレイクするが、再開後にすぐタックルに入ったウーシャアモー。バックについて四の字ロック。向き直ろうとするソルトからバックをキープしたままタイムアップ。  29-28ソルト、29-28ウーシャアモー、29-28ウーシャアモー。スプリットでウーシャアモーが勝利。  対抗戦は日本3勝、中国2勝となった。 [nextpage] ▼日中対抗戦7×7 第4試合 バンタム級 5分3R○川北晏生(日本/TRIBE TOKYO MMA)61.0kg[判定2-1]※28-29、29-28×2×ドウ・ガーシュエ(中国/Team YFU)61.1kg  川北は2021年のプロデビューから毎年4戦以上とハイペースで試合を行っており、今年も3月の修斗後楽園大会に続いて2戦目。修斗には2021年に初参戦し、3連続で引き分けた後、3連勝でここまで6戦して負けなし。3月の前戦はマスタージャパンの平川智也からフロントスリーパーホールドで一本勝ちしている。  ガーシュエは19歳。2021年に16歳でプロデビューし、ここまで6勝0敗1分。6勝のうち4KO・1一本勝ちで、判定勝ちは1試合のみ。前戦は昨年12月の『WFL MMA 70』で、DEEPに参戦しているベテランの東修平と対戦し、3R判定ドローとなっている。  オーソドックスの川北に対し、最初サウスポーで構えたガーシュエもすぐにオーソにスイッチする。カーフを蹴る川北。右を打ち込むガーシュエ。アッパー。川北のシングルレッグを受け止めると腹にヒザを入れ、離れ際に肘を入れた。右ストレートから右ハイを打ち込むガーシュエ。アッパーをヒットさせる。川北が四つで組んだが、ガーシュエがケージに押し込む。肘を入れ離れる。  川北すぐにシングルレッグに。頭を押して切ったガーシュエ。四つから豪快な払い腰で投げた。しかし勢いがつきすぎて押さえ込めず、立った川北。ガーシュエ組んでスタンドバック。川北正対すると得意のギロチン!引き込んで絞める。しかしガーシュエ暴れて叩きつけ外した。バックについたが離れるガーシュエ。1R終了。  2R。川北シングルレッグに。ケージに押し込むと両脇を差した。ケージを背負って耐えるガーシュエ。レベルチェンジして足へのタックルに切り替えようとした川北だが、また四つに。展開なくレフェリーブレイク。川北またシングルレッグに。ガーシュエ片足でこらえながら肘を入れるが、川北テイクダウン。  寝かされずにすぐ立ったガーシュエだが、川北はまたボディロックの体勢。このラウンドは凌ぐだけになっているガーシュエ。またブレイク。ワンツーを放つガーシュエ。カーフキック。前蹴り。1Rほどの鋭さがない。ジャブを突いた川北。ガーシュエのハイは空振り。ホーン。  3R。右を入れた川北だが、ガーシュエも右を返した。ローからシングルレッグに入った川北がまた両脇を差してケージに押し込む。ガーシュエが入れ替えると離れた川北。パンチから四つに組み付いたが、ガーシュエがヒジを入れ離れる。バックヒジを狙ったガーシュエ。川北タックルへ。尻もちをついたガーシュエだが立ち上がった。  また川北が両脇を差してケージに押し込む展開に。両膝をついてダブルレッグに切り替える川北。ガーシュエこらえる。残り1分。ダブルレッグでクラッチに成功した川北がテイクダウン成功。ガーシュエが立ち上がるとすぐにまたタックル。シングルレッグ。ヒジを入れて抵抗するガーシュエだが、終了直前にまたテイクダウン。タイムアップ。  判定29-28ガーシュエ、29-28川北、29-28川北。スプリットで川北がタフファイトを制した。 川北「修斗バンタム級を代表して戦ったんで、ご褒美が欲しいです。ベルトが懸かった試合、お願いします」 [nextpage] ▼日中対抗戦7×7 第3試合 77.3kg契約 5分3R○西條英成(日本/2023年同級新人王/THE BLACKBELT JAPAN)77.0kg[1R 4分33秒 TKO]×ジャン・シイジェン(中国/Team YFU)77.3kg ※ ※ジャンが契約体重である77.1kgまで体重を落とす事ができなかったが、西條が試合を希望したため、ジャンの最終計量結果である77.3kgに契約体重変更で試合は行われる。ジャンは毎ラウンド減点1からのスタートとなる。  ジャン・シイジェンが計量で200gオーバー。西條が試合を希望したため、77.3kgのキャッチウェイト戦に変更されて実施される。シイジェンは各ラウンド減点1からのスタートとなる。  沖縄のTHE BLACKBELT JAPAN所属の西條は、昨年プロデビューし、2023年度ウェルター級新人王決定トーナメントで優勝。前戦は4月14日に行われた『THE SHOOTO OKINAWA vol.10』で、1Rリアネイキドチョークで勝利し、初の一本勝ちでデビュー以来の連勝を3に伸ばしている。  シイジェンはまだ22歳だが、プロデビューは2018年で、キャリアは12戦(7勝4敗1分)と西條を上回る。前戦は3月に行われた『WLF MMA71』に出場し1RKO勝ち。  両者オーソドックス。インローを蹴る西條。四つに組んだシイジェンがケージに押し込もうとするが、西條が両脇を差して入れ替える。ダブルレッグに切り替えた西條。シングルレッグに切り替えた。こらえたシイジェンだがまたダブルレッグへ。ケージを背にこらえているシイジェン。西條がシングルレッグでテイクダウンに成功。シイジェンの足を両足で挟んでホールドした西條。  残り1分。体を起こしたシイジェンだが、西條再び寝かせるとニーオンザベリーからパウンド。背中を向けたシイジェンに両足をフックしてバックマウントから左右のパウンド連打。動けず打たれるシイジェン。レフェリーストップ!  1R4分33秒、TKOで西條勝利。 西條「まだまだ上を目指して、早い段階でベルトを巻きたいと思います。私をまた起用してください」 [nextpage] ▼日中対抗戦7×7 第2試合 フライ級5分3R○中池武寛(日本/パラエストラ小岩)56.4kg[2R 2分51秒 TKO]×ロ・ジュンヨン(中国/Team YFU)56.4kg  パラエストラ小岩の中池は今年4月に高校2年生に進級したばかりのスーパー高校生。2019年1月の修斗後楽園大会で行われたキッズ修斗に11歳で出場し、腕十字で一本勝ち。2023年の全日本アマ修斗で優勝すると、11月のプロデビュー戦、今年4月のプロ2戦目でいずれも1RKO勝ちしている。  当初中池と対戦予定だったゾウ・ジンボウがビザの問題で来日不能となり、代役としてロ・ジュンヨンが緊急出場。ジュンヨンはMMA戦績13勝8敗の27歳。直近では、今月10日に中国・河南省で行われた『WLF MMA72』に出場して判定勝ちしており、中8日での連戦となる。  1R、オーソドックスの中池にジュンヨンはサウスポー。左のダブルで出たジュンヨン。タックルに入るが中池が切った。中池のタックルのフェイントで頭を下げたジュンヨンにギロチン。外れるとすぐにスイープを仕掛けて浮かせて立ち上がる。立つと中池がスタンドバックについてハーフバック。ジュンヨンが反転して逆にバックを奪うと、中池が立ってスタンドバックに。バッククリンチから投げを狙うが正対した中池。離れる。  中池右ミドル。右ストレートが顔面にヒット。ジュンヨンがタックルに入るとまたギロチンに捕らえて引き込んだ中池。首を抜いたジュンヨン。バックに回るが、中池が立って正対。今度はジュンヨンが首を抱えたが、振りほどいて離れた中池。残り1分。中池がワンツーから飛び膝を放ったがヒットせず。シングルレッグに入る中池。テイクダウンしたところで1R終了。  2R。前蹴り、右ストレートを入れる中池。インロー。1Rのハイペースな展開でやや疲れが見える両者。四つに組んだジュンヨン。ケージに押し込んでボディロックから後方に倒してテイクダウン。中池を寝かせようとする。下から足関を狙った中池。ジュンヨンが回転して足を抜き背中を向けた瞬間に起き上がり逆にタックルで上を取る。バックマウント。右のパウンドを連打する中池。ジュンヨン、体を伸ばされて身動きが取れずに打たれ続ける。レフェリーストップ!  2R2分51秒、TKOで中池勝利。 中池「1RKOするって言ってたんですけど、相手が強かったんで苦戦しちゃいました。これからもっと強い相手をどんどん倒していくんで、もうちょい強い相手を当てさせてくれたらなって思います」 [nextpage] ▼日中対抗戦7×7 第1試合 女子ストロー級5分3R×新谷琴美(日本/TEAM AGENT)52.1kg[判定0-3]※28-29、27-30×2○リー・グワーンジェン(中国/Team YFU)61.6kg  新谷は2021年に7月に『WARDOG.31』でプロデビュー。同年10月に『PANCRASE324』に参戦し、後にストロー級王者となるKARENにヒジでカットされTKO負けで初黒星を喫するも、WARDOGに戻るとプロレスからの復帰戦となるマドレーヌに1Rアームバーで一本勝ちするなど連勝。2023年8月には広島で行われた『TORAO COLORS』で修斗に初参戦。原田よきを判定で下した。現在3連勝中。  グワーンジェンも新谷と同じく2021年にプロデビュー。デビューからWFL MMAで2連敗したが、その後2連勝。前戦は『JCK Fight Night 70』に出場したが、一本負けで戦績を2勝3敗としている。  中国人ファイターの選手コールはWLFの公式リングアナが中国語で務める。  1R、両者オーソドックス。ジャブで詰めてくるグワーンジェン。ヒットし首がのけぞった新谷だが、下がらずに手を出していく。グワーンジェンの右フックがヒット。積極的に出てくるグワーンジェン。ジャブから右フックがヒット。新谷もジャブを当てていく。主戦場がアトム級の新谷に対し、フレームで上回るグワーンジェンが打撃の圧で前に出る。  残り1分で新谷がシングルレッグに入ったがグワーンジェンにこらえられると深追いせずに離れる。残り20秒で新谷の蹴り足をキャッチしたグワーンジェンがテイクダウン。ガードを取る新谷にパウンドを落とすが、新谷は足で距離を作って防いだ。1R終了。  2R。ジャブを突いて出てきたグワーンジェン。新谷は飛び込んで左フックを入れるが、グワーンジェンが前に出てパンチを入れ続ける。休まずジャブを打ち続けるグワーンジェン。新谷が左でプッシングのように押したところでグワーンジェンがスリップ。新谷が前に詰めてパンチを入れるが、すぐに立て直したグワーンジェンがまた前進を始める。このラウンドはお互い組みに行く素振りがない。打ち合いのまま2R終了のホーン。  3R。淡々とジャブで前進してくるグワーンジェン。新谷のパンチをもらっても下がらずに出てくる。新谷が詰めて左右のコンビネーションをヒットさせる。グワーンジェンのパンチを手でさばいている新谷。タックルで飛び込むが、首を抱えて受け止めたグワーンジェン。尻餅をついてケージを背にしている新谷を寝かせようとする。こらえていた新谷だが、支えていた右腕を掴まれてマットに背中を付けた。  ハーフで押さえ込みながらパウンドを入れるグワーンジェン。左膝で新谷の右腕を踏んで押さえるグワーンジェン。新谷ガードに戻す。インサイドからパウンドを入れるグワーンジェンに対し、新谷も下から仕掛けようとするが、密着されて仕掛けられない。タイムアップ。  29-28、30-27×2の3-0でグワーンジェン勝利。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.334
2024年9月21日発売
UFCデビューの朝倉海をビリー&エリーHCと共にインタビュー。またUFC6連勝で1位ロイヴァルと戦う平良達郎、DJの引退インタビュー、期待のプロスペクト、格闘技の新しいミカタを特集!
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント