ビッグネームを喰い、名を馳せた西岡が引退を発表(C)シュートボクシング
第2代シュートボクシング日本ライト級王者で、KNOCK OUT無法島GP 64kgトーナメント王者の西岡蓮太(龍生塾)が、2023年4月2日(日)、自身のSNSにて現役を引退することを発表した。
「ご報告です」とした西岡は「格闘技を続ける事が出来なくなりました。17歳から痛くなり始めて手術をした左手首ですが、2度の手術の後も痛みは完全には取れず注射で痛みを紛らわしてパンチを打ち続けていました。
昨年10月の最後の試合の後だんだんと痛みが強くなってきて病院へ検査に行った所、軟骨が無くなり骨と骨が当たって変形してしまっていて痛みを取る手術をするともう格闘技はさせられないとの事でした。
最初は諦めきれず紹介していただいて東京、埼玉、千葉の病院にも行きました。それでも結果は同じでした」と、左手首の古傷が悪化してもう格闘技は続けられなくなったことを明かした。
「5歳から格闘技を始めて18年、全く悔いが無いとは言えないですが本当に沢山の方々に応援していただいて支えてもらって良い格闘技人生を送れたと思っています。僕を応援してくれて支えてくださった皆様には本当に感謝しか無いです。今まで本当にありがとうございました」と、応援してくれた人々へ感謝の気持ちを綴り、「そして格闘技人生はここで終わりですが、僕の人生はまだまだここからなのでこれからも応援していただけたら嬉しいです」と締めくくった。
【写真】2022年10月、現役最後の試合となった鈴木宙樹戦で左手でのパンチを打つ西岡
4月11日で24歳となる西岡は極真空手をバックボーンに、2015年5月に高校2年生でプロデビュー。2018年9月にSB王座を獲得し、大月晴明や不可思といった格上選手から勝利して名を挙げ、2020年2月に開催されたKNOCK OUT無法島GP 64kgトーナメントでは優勝。その準決勝では、鈴木千裕にキックボクシングで唯一の黒星を付けた。
その2020年10月の原口健飛戦に敗れ、長年痛めていた左手首の2度に亘る手術、リハビリのために戦線離脱。2022年4月に約1年5カ月ぶりに復帰したが、笠原弘希にKOで敗れSB日本ライト級王座から陥落。しかし、10月のKNOCK OUTではボクシングからキックボクシングに復帰した鈴木宙樹にプロ初黒星を付け、健在ぶりを示していた。これが最後の試合となった。生涯戦績は20勝(6KO)6敗。
ご報告です。
— 西岡蓮太 (@XxwRENTA) April 2, 2023
格闘技を続ける事が出来なくなりました。
17歳から痛くなり始めて手術をした左手首ですが、2度の手術の後も痛みは完全には取れず注射で痛みを紛らわしてパンチを打ち続けていました。
昨年10月の最後の試合の後だんだんと痛みが強くなってきて病院へ検査に行った所、 pic.twitter.com/aeqemujJr0