2023年4月8日(土)東京・有明アリーナでボクシングプロデビュー戦を控える元RISE世界フェザー級王者・那須川天心(帝拳ジム)が4月1日、東京・後楽園ホールで行われた帝拳プロモーション主催・U-NEXT配信の新装ダイナミックグローブ興行『WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT』で公開スパーリング。
同門でプロ4勝(3KO)無敗の日本スーパーバンタム級11位の福井勝也(帝拳)を相手に3分2R、軽快な動きを見せた。
2月下旬から3月上旬にかけて米ラスベガス合宿を経て、今回のプロボクシングデビュー戦を1週間後に控えた減量中の身体で那須川は、ヘッドギア、ファールプロテクター、ボクシングシューズを着用して、リングイン。名前をコールされると“かめはめ波ポーズ”を見せた。
スパーでは、サウスポー構えから左右のボディ打ち。福井の右ストレートをダックして右フック、ショートの左、ノーモーションの左と、攻守ともにキレのある「ボクサー那須川」としての動きを、転向後初めてファンの前で披露した。
公開スパーリング後は、キック時代から慣れ親しんだ後楽園ホールのリング上で、新たなファンの前で質疑応答にも応じ、8日の試合に向けて「絶対に俺は勝つ自信しかない。観に来てください」と意気込みを語った。
最初は10Rは無理だろという感覚だったけど、コツや自分のタイミングを掴んだ
ーー大きな歓声のなかの公開スパーはいかがでしたか。
「まずはボクシングファンの皆さん初めまして、那須川天心です。1週間前のスパーリングということで、これで(試合前)最後のスパーリングになります。いい動きというか、ボクシングの動きにだいぶなってきたかなと思うのですが、皆さんどうでした? だいぶよかったっしょ?(拍手)」
──1週間後の4月8日にプロボクシングデビュー戦(vs.与那覇勇気)を控えています。
「キックからボクシングへ転向して、期待だったり、あとは『通用しねえだろ』と言われるけど、何も気にしてなくて、自分の道というか、キックの頂点を獲って、ボクシングの最強を目指して、まずは8日に勝つので期待していてください」
ーーボクシングになってどう変わってきましたか。
「そうですね、自分のなかでもあんまりボクシングってものをよく見たことはなかったけど、やってみて、興行だったりも“かっけーな“”と。すごいイケてる感じがするので、ボクシングにきて自分が新たな風を吹かすということにワクワクしています」
ーーキックとの違いは「ラウンド数と距離感」と言っていましたが?
「最初は本当に3ラウンドとかが──いま皆さんは10ラウンドとかやっている中で申し訳ないですけど、マジに10は無理だろ、キツいなという感覚でしたが、やっていくなかでコツや自分のタイミング、キックの良かったところは残し、ダメなところはチームで教わって、あと1週間なので、まずは疲れが最高に溜まっている状況なので疲れを抜いて臨みたいと思います」
ーー相手が2位(日本バンタム級)になったことを含めてメッセージは?
「本当にやるべきことはやったし、絶対に俺は勝つ自信しかないので、ぜひ。まだチケット余ってると聞いたので、みんな会場に来てくれますよね? 来てくれるっしょ? 来てほしいです。しっかり試合するので、見ていただけたら嬉しいです。期待していてください。必ず勝ちます!」