【KNOCK OUT】ONE帰りの鈴木宙樹「キックボクシングに適応した僕を見せる」対するREITOは「喰ってやろうと思ってます」

　2023年4月22日（土）東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.1』の対戦カード発表記者会見が、3月23日（木）都内にて行われた。 　KNOCK OUT-BLACK -63.0kg契約で元REBELS-BLACK -60kg王者・鈴木宙樹（クロスポイント吉祥寺）がM-1 JAPANライト級王者REITO BRAVELY（BRAVELY GYM）と対戦。 　鈴木は右ストレートに必殺の威力を秘めたホープとして、2019年6月に11戦無敗のままREBELS-BLACK 60kg級王座に就いた。8月には元WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者・琢磨も初回TKOに破り、2020年2月にはピラオ・サンタナに判定勝ちして初防衛に成功。弟の鈴木千裕と共に“倒し屋兄弟”として注目を集めるも、13勝(8KO）無敗の戦績を残してボクシングに転向。2021年12月にプロデビュー戦を行って初回KO勝ちを収めたが、10月にキックボクシングに復帰。西岡蓮太に判定で敗れ、プロ初黒星を喫した。12月にモンダムを2Rに3度ダウンさせてのKO勝ちで再起を飾ると、今年2月に『ONE FRIDAY FIGHTS 4』に出場。ファリヤ・アミプールと判定2-1の接戦で惜敗した。戦績は14勝（9KO）2敗。 　REITOはジュニアムエタイで三冠王となり、16歳でプロデビュー。2019年10月にKOSスーパーフェザー級王座、2020年12月にはM-1 JAPANライト級王座を獲得。2022年4月のKNOCK OUT初参戦ではM-1世界ライト級王者スアレック・ルークカムイから得意の左ストレートでKO勝利を収めている。また、2022年10月のRIZINではわずか34秒、左ハイキックでTKO勝ちを収めた。戦績は13勝（6KO）4敗5分。 　会見には鈴木のみ出席。REITOからは「KNOCK OUTファンの皆さんお久しぶりです！ ライト級戦線を荒らしに来ましたREITO BRAVELYです。約1年ぶりのKNOCK OUT参戦になりました。前回大会でスアレック選手を倒したのになんで呼ばれないんだとモジモジしてました。僕がライト級を引っ張って行くので、今回はそれを証明する試合だと思っています。相手の鈴木選手は名前もあるので、喰ってやろうと思ってます。みなさま、REITOを目に焼き付けてください！」とのコメントが読み上げられた。 　鈴木は「ONEで負けて課題が見つかって練習しているので、またキックボクシングに適応してきた僕を見せるので応援よろしくお願いします」と挨拶。比較的短いスパンでの試合となるが、宮田充KNOCK OUTプロデューサーとクロスポイントの山口元気代表が話し合ったところ「どんどん試合させよう。休ませる必要はない」と、鈴木にはどんどん試合をさせた方がいいとの結論に至ったのだという。 　REITOの印象については「試合を見ましたが高身長でリーチもあって、サウスポーでやりにくいタイプで勢いもある。バンバン来ると思うので、それに負けないように対応していこうかと思いますね」と評した。 　ボクシングからキックボクシングに復帰して3戦を経験し、「だいぶ戻ってきました。半分以上はキックスタイルに戻ってこれたと思うので、試合も決まって気持ちも上がっているのでよりキックボクシングに戻れている僕をお見せしたいと思います」と、キックボクシングでの戦い方を取り戻してきているという。 　逆に、どこがまだアジャスト出来ていないと考えているのかと聞かれると「キックの距離感。あとスタンス。ボクシングはスタンスが広くて、キックは狭いじゃないですか。そこをしっかり合わせたりとか、キックのスタミナですね。凄いスタミナを使うのでそこも先輩たちに引っ張ってもらって蹴り込みをしたりして合わせてきています」と、どこを改善すればいいかは分かっている様子。 　ONEでの試合で得たものは何かと聞かれると「自分の努力不足を痛感させられて、山口代表からも覚悟を決めてキックボクシングと向き合わないと、と言われたので、覚悟を決めて頑張ろうという気持ちになっています」と精神的な変化があったようだ。 「僕は弟の千裕みたいにガンガン行くタイプじゃないので、自分の持っているテクニックだったりを使って見せていきたいですね。今の選手にはない“僕”を出せたらと思っています」と、他の選手とは違うところを出したいと話した。 　どんどん試合をやらせようという方針については、「僕はサボり癖があるので(笑)。試合が決まると練習するので、試合を組んでもらって鞭打ってもらって頑張ります」と、その方がいいと答えた。 　そして「一番会場を沸かせて見せるので試合を楽しみに待っていてください」と、好勝負を見せる事を約束した。 ＜決定対戦カード＞ ▼KNOCK OUT-BLACK女子 -49.5kg契約 3分3R延長1Rぱんちゃん璃奈（フリー/初代KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級＆女子アトム級王者）ワン・チンロン（台湾/TKBA） ▼KNOCK OUT-BLACK -63.0kg契約 3分3R延長1R鈴木宙樹（クロスポイント吉祥寺/元REBELS-BLACK -60kg級王者）REITO BRAVELY（BRAVELY GYM） ▼KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級 3分3R延長1R中島弘貴（LARA TOKYO/第3代Krushスーパー・ウェルター級王者）西川康平（8ball fitness） ▼KNOCK OUT-BLACKライト級 3分3R延長1R大谷翔司（スクランブル渋谷/JAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王者）力斗（TEAM PREPARED） ▼KNOCK OUT-REDスーパーフライ級 3分3R延長1R乙津 陸（クロスポイント大泉）優心（NJKF京都野口GYM/NJKFフライ級王者） ▼KNOCK OUT-BLACKウェルター級 3分3R延長1R松山 翔（菅原道場）TaCa（キャピタルレイズFG池袋） ▼KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級 3分3RYUYA（クロスポイント吉祥寺）小林丈晃（練誠塾） ▼KNOCK OUT-BLACK女子-52.0kg契約 2分3R松藤麻衣（クロスポイント吉祥寺）坂本瑠華（フリー） ▼KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級 3分3Rアックス斧田（KIBAマーシャルアーツクラブ）羽黒慈夢（クロスポイント大泉） ▼KNOCK OUT-BLACKライト級 3分3R山田青空（GOD SIDE GYM９坂根卓弥（クロスポイント吉祥寺）