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【RISE】原口健飛、世界タイトル挑戦も「とりあえずは獲っとくって感じ」「ボコボコにしてフランスに帰らす」

2023/03/19 12:03
 2023年3月26日(日)東京・有明アリーナ『Cygames presents RISE ELDORADO 2023』にて、ISKA世界ライトウェルター級(-65kg)K-1ルール王座決定戦 3分5Rでジェレミー・モンテェリョ(フランス)と対戦する原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)が公開練習を行った。  原口は空手出身で、高校からはボクシングを始めて17歳でプロデビューし、2016年西日本新人王決定トーナメントで準決勝進出。2017年にキックボクシングでプロデビューすると、わずか2戦目でACCELフェザー級王者となり、翌年(2018年)のRoad to RIZINキックトーナメントで優勝。チャンヒョン・リー、森井洋介からも勝利を収め、2020年1月大会で秀樹を降してRISEライト級王座に就いた。  2020年10月11日には「DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」で優勝。2021年2月には白鳥大珠に圧勝、9月もタップロンにKO勝ちしたが、11月にGLORY世界フェザー級王者ペットパノムルンに敗れて連勝がストップ。今年4月、ロンペットを初回KOして復活すると、6月の『THE MATCH』では第5代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の山崎秀晃に2R0分33秒、TKO勝ち。しかし、9月のペットパノムルンとの再戦では延長戦で敗れRISE世界スーパーライト級(-65kg)王座を逃した。12月には第2代GLORYフェザー級王者セルゲイ・アダムチャックに完勝。戦績は23勝(14KO)3敗1分。  モンテェリョは身長180cmで24歳。オーソドックスで戦績は18勝(5KO)5敗。IISKA世界ライトウェルター級オリエンタルルール王者で、元ISKA欧州ライトウェルター級オリエンタルルール王者。今回はK-1ルール王座とのダブル制覇を狙う。 世界タイトルが世界にいっぱいあると思うから、もうちょい色んなものを獲りたい ――去年は12月25日にGLORYとの対抗戦を制して新年を迎えましたが、今年の誓いはありますか? 「とにかく負けないことですね、今年はとにかく色んな強いやつと戦ってそれが日本人か外国人かわかんないですけど、とりあえず誰もが強いと思われれてるやつを倒していきたいと思ってます」 ――ISKAの世界タイトルが懸かったフランス人ファイターのジェレミー・モンテーリョとの対戦となりましたが、2戦連続vsヨーロッパになったことに関してはいかがですか? 「そこは別にたまたまって感じだと思うんですけど、ジェレミーのこと俺知らないんで全く。マジで何して良いか分からないですね。 ――YouTubeで見たら結構試合映像は上がってましたが、全然見てないですか? 「上がってるんですか? 俺一個しか見たことないですけど。マジすか? それ見せてくださいよ(笑)。でも身長が高くて膝が得意みたいな情報だけはあるんで。インスタの写真も膝蹴りしてる写真ばっかなんで膝蹴りが好きなのかなって感じですね」 ――膝の使い手のヨーロッパ系の選手とやる自分を想定してみたらどうですか? 「膝の使い手…そんな使えてます?(笑)。でも5KOとかやし、倒してるイメージ全くないんで別にそこは」 ――確かにそんなダイナミックな膝を使ってるイメージは映像を見る限りないですね。 「ペッチ(ペットパノムルン)の方が多分ダイナミックな膝打ってくるんで全然怖くないですね」 ――では飲み込む形でISKAのタイトルを奪いますか? 「それはもう僕が一方的にボコボコにして。何でボコボコにするかはちょっとまだ決めてないんですけど、基本全部何でも入りそうなんで」 ――世界チャンピオンのベルトを巻いてる自分をどういう風に想像しますか? 「ISKAの世界王者なんですけど僕はRISEの世界王者を狙ってるんで。とりあえず世界王者って感じなんで、そこまで『俺ってすげぇな』とは思わない。とりあえずは獲っとくって感じで。イメージは普通にできてる感じですね」 ――ではISKAの世界王者のベルトを手土産にRISEの世界ベルトをまた狙っていく? 「それと色んなベルト、世界タイトルが世界にいっぱいあると思うから、ペッチとやるにはISKAだけじゃ多分足りないと思うんで、もうちょい色んなものを獲りたいですね」 ――今回の戦う舞台がELDORADOですが原口選手はELDORADOで去年はロンペット、一昨年は白鳥大珠と戦いました。年に一度のRISEの大舞台に3年連続で上がるということに関してはどうですか? 「そこは素直に感謝してます。RISEにも感謝しながら自分自身もよくやってるなって思いながら全部に感謝しながらやってますね。ありがたいですね普通に」 ――今回原口選手の試合だけじゃなくてビッグマッチがたくさん並んでますが、他のマッチメイクに対して意識するものはありますか? 「僕普通にファンなんで全部楽しみですけどね。ライバル視というかみんなが盛り上げてくれてELDORADOが素晴らしい大会になるようになったらいいなと思ってるんで、全部楽しみですよ、めちゃくちゃ」 ――ちなみにファン目線でしたら他のカードがどの辺が楽しみですか? 「K-1対抗戦はもちろん楽しみですね。あとは海人くんとイ・ソンヒョン。あれはもう一ファンとしてめっちゃ楽しみですね」 ――イ・ソンヒョンvs海人戦はどんな部分に注目しますか? 「昔もシュートボクシングでやってるじゃないですか。そのとき確か結構ギリギリみたいな決定打がなかった感じがしたんで、イ・ソンヒョンって海人くんが一番苦戦した相手っぽいからホンマどうなるかわかんないですね。僕は予想できないです、どっちが勝ってもおかしくないかなって思いますね」 [nextpage] もっとリスクを背負えるようになれたらいいかなと思いますね ――Twitterで見たんですけど『TEAM LYFT』に加入という発表があったと思うんですが、これを教えてもらっていいですか? 「元々カネキンさんが居るんですけど、カネキンさんの『COR』っていうアパレルブランドがあって、そこのアスリートとして僕今までやってたんですけど、そのCORがLYFTとパートナーシップ契約結んだんでそのままCORアスリートとしてLYFTに加入させてもらったっていう感じですね。CORが入ったから僕も一緒に入ったみたいな」 ――なるほど。チームで何かやるのかなと思ったんですけど。 「一応チームの一員としてフィットネスを盛り上げるっていう感じですね」 ――この先ペットパノムルンともう1回戦いたいって思いがすごく強いと思うんですが、前回ペットが山田洸誓選手と戦った試合を見て改めてどういう感想を抱きましたか? 「ペットに関してはやっぱり強いなって思いましたね。でも成長はしてないですよね、皆にあの感じなんで。飲まれたら強いなと思うけどイレギュラーがあったら対応できなそうな感じはしたんで。強いなって感じだけど何か変わってたわけでもないしって感じですね」 ――じゃあイレギュラーとしての彼の穴が自分の中で見つかったっていう認識でよろしいですか? 「前回もその穴を突いてあそこまで戦えたんで」 ――また継続してどこが弱いか探っていく? 「あれでイレギュラーを突けたけど仕留めきれんかったんが僕の弱かったところなんで、ペッチに何かやられたとかそんなんじゃなかったですね。ただただ自分がちょっとまだ恐怖心があってリスクを背負えなかったんで、穴は多少突けたけど決定打みたいなのが少なかったかなって感じですね。やっぱやられたくないっていう、やられずにこのまま勝ちたいみたいな気持ちがあって印象がちょっと悪かったのかなっていう、穴しか突けなかったところが自分の弱かったところですよね。穴と見せる何かがあれば良かったのかなって思いますね」 ――今はそんなに差は感じてないということですか? 「僕も2戦やってるんで、1戦目の時はもうかなりの差を感じてもう辞めるぐらいまで落ち込んだんですけど、2回目はその一個で勝敗は変わってたんじゃないかって言うくらいまで詰められたので。だからこそ今があると思うし、成長スピードだと僕の方が遥かに高かったですね」 ――それを考えると今回の試合でまたさらに追い抜くというイメージは自分の中で高まってますか? 「高まってるし、ルールがK-1ルールってことは聞いてるんですけどどこまで違うのかっていうのがわからないんで。まったく組みがなければまた変わってくると思うし、いつものRISEルールやったらあれだと思うんで、そこはちょっとまだ分かんないんです」 ――ご自身の中で今回の試合に向けてというよりも、この一年を通してテーマとして伸ばしたいところってありますか? 「もっとリスクを背負えるようになれたらいいかなと思いますね。全部ひっくるめて。やっぱりリスク背負わないと倒せないんで。トップになるにつれてリスクって結構増えてくるわけじゃないですか、負けるリスクもあるし。それを昔の初心に帰ってリスク背負えるように戦えたらいいかなと思ってますね」 ――もう一歩踏み込むとか? 「アダムチャックの時もそうでしたけど、ガードが固かったのは事実なんで何とも言えないですけど、そこをどう変えていくかっていうところが課題かなって感じですね」 ――今回の試合はやっぱりKOしたいって気持ちも強いですか? 「もちろんKOしたいし、ただ3分5Rなんで5Rをしっかりもう一回戦ってみたいっていうのもありますよね、ペッチのために。倒すなら5Rでもいいかなと思うし意外と1Rで勝っちゃうかもしれないし、分からないですけどいろんな想定しながらやってますね」 ――そう言った意味では今回の試合は色んな意味でターニングポイントになる可能性もありますね。 「そうですね、タイトルは懸かってるし、何かとターニングポイントかなって感じですね」 ――次の対戦相手がもちろん目の前の敵ですが、ご自身の中でもっと強大な敵みたいなものって見えてますか? 「世間からの評価がやっぱり…結構もうトップまで行くと勝って当たり前とか、判定で勝ったら勝ったで『判定勝ちかよ』みたいなのを言われる世界なんで、そういうのを言われても気にしないくらいのファイトでやるしかないかなって感じですね」 ――最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします。 「今回ジェレミーっていう選手なんで誰も相手知らないと思いますし、原口が絶対に勝つっていうのは世間の声やと思うんで、それを遥かに上回るような試合内容でボコボコにしてフランスに帰らすんで、皆さん応援お願いします!」
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