玖村を破って挑戦権を得たコンペット（右）を迎え撃つ金子
2023年3月12日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD GP 2023～K’FESTA.6～』の前日計量＆記者会見が、11日（土）都内にて13：00より行われた。
第14試合のK-1 WORLD GPスーパー・バンタム級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者・金子晃大（K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）はリミットちょうどの55.0kg、挑戦者コンペット・シットサラワットスア（タイ/Sitsarawatser Gym）は54.85kgでそれぞれ計量をパス。
続いての会見で金子は「明日はやってきたことをやるだけだと思います」と短い意気込み。対するコンペットは「今回の試合に関して自分の練習場所として受けて入れて下さったウィラサクレックジム、全てのことを見守ってくださったことに感謝しております。K-1のプロモーターの方にも、自分がタイトルマッチに臨む機会を与えていただけたことをとても感謝しております。明日は自分の仕事をきっちり果たせるようにベストを尽くしたいと思います」と丁寧に挨拶した。
金子の印象を聞かれたコンペットは「自分としてはK-1選手の中でも、とても強い選手と対戦することができて嬉しく思います。ですが、自分の仕事をきっちり果たしてファンの皆さんに印象に残るような、感動できる試合を心掛けたいと思います」と、金子の実力を認めながらも自分の仕事＝タイトル奪取を果たすとする。
「自分はK-1のリングは今回で2回目ですが、前回は多少緊張していたので最高のパフォーマンスは出せなかったと思います。その後に、きっちりK-1のルールも復習し、K-1ルールに備えて練習も万全にできました。今回の試合に関しては体調面、精神面も含めて自信があるので、絶対にチャンピオンベルトをタイに持って帰りたいと思います」と、自信のコメント。
これを聞いた金子は「前回よりもK-1ルールに対応してるでしょうし、前回よりも強いコンペットとやることになると思います。でも僕は全身全霊でやってきたので、そこでやっていこうと思います」と、今回の金子のテーマである“全身全霊”を再び口にした。
また、『THE MATCH 2022』で敗れて金子が再戦を熱望しているRISEバンタム級王者・鈴木真彦が、ライバルである玖村将史と同じ大会で試合をすることについては「試合で魅せるしかありません。僕はその試合の後なので、僕のパフォーマンスを見て“金子強い”と思わせる試合をしたいと思います」と、その2人よりも強いと思われるような試合を見せたいと語った。
