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【UFC】ヤンがドバリシビリの挑発に怒りのド突き! バンタム級でサイードとマルチネスのUFC4連勝対決、3連勝中のバティスタ、アスンソン、再起のビクター・ヘンリーも

2023/03/11 20:03
 2023年3月11日(日本時間12日)に米国ネバダ州ラスベガスのバージンホテル・ラスベガス ザ・シアターにて開催される『UFC Fight Night: Yan vs. Dvalishvili』の前日計量が10日、同地にて行われた。  メインイベントのバンタム級(5分5R)に出場する元王者で同級2位のピョートル・ヤン(ロシア)は136lポンド(61.69kg)でパス。対する同級3位のメラブ・ドバリシビリ(ジョージア)も134.5ポンド(61.01kg)でパス(※王座戦以外は+1ポンド許容)した。  ドバリシビリは左手で指を鳴らして、フェイスオフで向かい合うと、うなずきながら「やってやる」と挑発。その仕草に怒りのヤンは、ドバリシビリの肩を突き飛ばすと、慌てて関係者が間に入って両者を分ける事態が起きた。  事前会見では、テイクダウンマシーンのドバリシビリが、「俺はパンチしなきゃいけないし、打たなきゃいけない。彼は殴り返してくるだろう。これは大きな戦争になるね」と、打撃でも死闘を予告。  現王者アルジャメイン・スターリングとショーン・オマリー相手に際どい判定で敗れているヤンは、「これは私がタイトルレースに戻る良いチャンスだ」と、8連勝中のドバリシビリを止めることで、再び王座戦線に返り咲くと語っている。  この両者の戦いに日本人ファイターも注目している。  ドバリシビリは、ラスベガスのシンジケートMMAで朝倉海やパッチー・ミックスと練習。ヤンはこの試合に向けてタイ・プーケットのタイガームエタイで、現PANCRASEフライ級王者の鶴屋怜ともスパーリングしている。  朝倉や鶴屋にとって、バンタム級の世界のトップ戦線が大一番前にどんな調整を行っているか。そしてどんな力を持っているか、肌で感じており、その両者が11日に試合をすることで、世界との距離を測ることが出来るだろう。  レスリングのドバリシビリとムエタイのヤンだが、両者とも体格が近く、5Rに渡りスタミナが落ちないドバリシビリと王座戦経験の豊富なヤンの試合は動きのある展開になることは間違いない。  5月6日(日本時間7日)には王者アルジャメイン・スターリングとヘンリー・セフードのタイトルマッチも行われるバンタム級で、11日の大会では、サイード・ヌルマゴメドフ(ロシア)とジョナサン・マルチネス(米国)のUFC4連勝対決。  UFC3連勝中のマリオ・バティスタ(米国)は、2連勝中のアルゼンチンのギド・カネッティと対戦。  また、前戦でビクター・ヘンリーを判定で下したハファエル・アスンソン(ブラジル)が、ルイス・スモルカにTKO勝ちしたデイビー・グラント(英国)と対戦。  再起のビクター・ヘンリー(米国)も登場し、23勝8敗(UFC4勝3敗)のトニー・グレーブリー(米国)と対戦する。ランキング入りするために、負けられない試合が並ぶ。 ◆UFCバンタム級ランキング C アルジャメイン・スターリング1 ショーン・オマリー2 ピョートル・ヤン3 メラブ・ドバリシビリ4 マルロン・ヴェラ5 コーリー・サンドヘイゲン6 ロブ・フォント7 ドミニク・クルーズ8 ソン・ヤドン9 ペドロ・ムニョス10 リッキー・シモン11 ウマル・ヌルマゴメドフ12 エイドリアン・ヤネス13 クリス・グティエレス14 サイード・ヌルマゴメドフ15 ジャック・ショア  なお、日本時間3月12日(日)朝5時に開始予定のプレリムは、UFC公式サイトおよびYouTube公式チャンネルでライブ配信されるほか、UFC FIGHT PASSではプレリムを含め、8時開始予定のメインカードもライブ配信となる。 [nextpage] UFC Fight Night: Yan vs. Dvalishvili 全選手計量結果 (#UFCLasVegas)現地時間2023年3月11日(土)、日本時間12日(日)米国ネバダ州ラスベガス /バージンホテル・ラスベガス ザ・シアター 【メインカード】 ▼バンタム級 5分5Rピョートル・ヤン(ロシア)16勝4敗(UFC8勝3敗)136lbs/61.69kgメラブ・ドバリシビリ(ジョージア)15勝4敗(UFC8勝2敗)※UFC8連勝中・134.5lbs/61.01kg ▼ヘビー級 5分3Rアレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)35勝10敗(UFC9勝4敗)258lbs/117.03kgアレクサンドル・ロマノフ(モルドバ)16勝1敗(UFC5勝1敗)264lbs/119.75kg ▼ライトヘビー級 5分3Rニキータ・クリロフ(ウクライナ)29勝9敗(UFC10勝7敗)213lbs/96.62kgライアン・スパン(米国)21勝7敗(UFC7勝2敗)213lbs/96.62kg ▼バンタム級 5分3Rサイード・ヌルマゴメドフ(ロシア)17勝2敗(UFC6勝1敗)※UFC4連勝中・136lbs/61.69kgジョナサン・マルチネス(米国)17勝4敗(UFC8勝3敗)※UFC4連勝中・135.5lbs/61.46kg ▼バンタム級 5分3Rマリオ・バティスタ(米国)11勝2敗(UFC5勝2敗)※UFC3連勝中 136lbs/61.69kgギド・カネッティ(アルゼンチン)10勝6敗(UFC4勝5敗)136lbs/61.69kg ▼ヘビー級 5分3Rビトー・ペトリーノ(ブラジル)7勝0敗(UFC0勝0敗)204lbs/92.53kgアントン・トゥルカリ(スウェーデン)8勝1敗(UFC0勝1敗)205lbs/92.99kg 【プレリム】 ▼ヘビー級 5分3Rルーカス・ブジェスキー(ポーランド)8勝2敗(UFC0勝1敗)245lbs/111.13kgカール・ウィリアムズ(米国)7勝1敗(UFC0勝0敗)240.5lbs/109.09kg ▼バンタム級 5分3Rハファエル・アスンソン(ブラジル)28勝9敗(UFC12勝6敗)136lbs/61.69kgデイビー・グラント(英国)14勝6敗(UFC5勝5敗)136lbs/61.69kg ▼ミドル級 5分3Rセドリケス・ドゥマス(米国)7勝0敗(UFC0勝0敗)ジョシュ・フレムド(米国)9勝4敗(UFC0勝2敗) ▼バンタム級 5分3Rトニー・グレーブリー(米国)23勝8敗(UFC4勝3敗)136lbs/61.69kgビクター・ヘンリー(米国)22勝6敗(UFC1勝1敗)136lbs/61.69kg ▼女子フライ級 5分3RJ.J. アルドリッチ(米国)11勝5敗(UFC7勝4敗)125.5lbs/56.93kgアリアネ・リプスキ(ブラジル)14勝8敗(UFC3勝5敗)125.5lbs/56.93kg ▼フライ級 5分3Rタイソン・ナム(米国)21勝12敗(UFC3勝3敗)125.5lbs/56.93kgブルーノ・シウバ(ブラジル)12勝5敗(UFC2勝2敗)125.5lbs/56.93kg ▼ウェルター級 5分3Rカールストン・ハリス(ガイアナ)17勝5敗(UFC2勝1敗)169.5lbs/76.88kgジャレッド・グッデン(米国)22勝8敗(UFC1勝3敗)177lbs/80.29kg※ グッデンは規定体重をオーバー。試合は予定通り行われるものの、対戦相手のハリスに報奨金の30%を支払う 【中止】フェザー級 5分3Rヒカルド・ハモス(ブラジル)16勝4敗(UFC7勝3敗)154lbs/69.85kg ※体重超過オースティン・リンゴ(米国)9勝1敗(UFC2勝1敗)145.5lbs/66.00kg※ラモスが規定体重を8パウンドオーバーで試合は中止に
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