2023年3月12日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ~K’FESTA.6~』にて行われる「K-1vs.RISE対抗戦」へ向けて、K-1 WORLD MAX2003・2008世界王者の魔裟斗が後輩たちへ向けて“檄”を飛ばした。
魔裟斗はかつてのライバルであり、現在は共にK-1の解説を務める佐藤嘉洋とK-1公式YouTubeチャンネルに出演。『K’FESTA.6』の見どころを対談形式で語る中、対抗戦についても触れた。
(写真)K-1公式YouTubeチャンネルにて対抗戦について語る魔裟斗と佐藤(C)K-1公式YouTubeチャンネル「RISE側としても多分、気持ち的には今回はK-1の舞台に殴り込んでくるというような気持ちで来る。それは逆にずっとK-1で育ってきて、K-1に携わって生きている僕らからしたら、そこにはお前、玖村負けんなよっていう先輩の気持ちはあるよね、正直」と魔裟斗が言うと、佐藤も「それはあります」と同意。(玖村将史はRISEバンタム級王者・鈴木真彦を迎え撃つ)
魔裟斗は冗談交じりながらも「負けたら口利かないよね」と言い、「やっぱりK-1というブランドを俺たちの時代はめちゃ背負ってたよね。立ち技格闘技においてNo.1ブランドじゃない。そこに対抗戦とか言われてもなって気持ちもあるわけよ。あの時代、昔の話をするとRISEもそうだしシュートボクシングもそうだし全日本キックもそうだし、外国の団体も全部そうじゃない。RISEのチャンピオンが一枠もらってK-1のトーナメントに出られるって感じだったじゃない」と、佐藤と共に国内に限らず海外の団体・選手もK-1を目指していたとの話をする。
「その気持ちはもちろん持っているので、前回のTHE MATCHでは結局負けたわけじゃない。ちゃんちゃらおかしいよねって話じゃない? というか分かってないと思うんだよね。K-1ってどういうものだったかなっていうのを。K-1ってそもそも各団体のトップしか出られなかったんだよ」と、K-1のリングに誇りを持った発言。
佐藤も「自分はK-1 MAXに出るために物凄くいろいろなものを捨てていろいろな人も裏切ったりして出ましたからね。相当な覚悟で出ましたよ」と、当時はK-1に出るだけでも大変な苦労があったと明かす。
魔裟斗は「だから昔のK-1というのは、ボクシングで言う四団体統一っていうのがK-1だったわけよ、キックでは」とその大きさを例え、佐藤も「世界中のキックボクサーがK-1を目指していましたもんね」と、いかに昔のK-1が立ち技格闘技の頂点に立っていたかを語った。
佐藤は「この3連戦凄いじゃないですか。ヒリヒリするじゃないですか」と対抗戦が楽しみだと話し、魔裟斗は「K-1っていうのはKING OF KICKBOXINGですから。今年はKING OF KICKBOXINGのK-1を取り戻す年にして欲しいですね。またあの頃の輝かしきK-1に戻ってもらいたいな、今年30周年の年っていうのもあるし」と、K-1が生誕30周年を迎えた記念イヤーに“最強・最高”のK-1にもう一度なって欲しいと選手たちに檄を飛ばした。