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【K-1】「リベンジというよりは復讐」タイトルマッチでの再戦に朝久泰央「圧倒的な強さで、絶対的な強さで完勝」

2023/03/10 11:03
 2023年3月12日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ~K’FESTA.6~』にて、K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ3分3R延長1Rで与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の挑戦を受けて初防衛戦を行う王者・朝久泰央(朝久道場)が公開練習を行った。  昨年2月、K-1東京体育館大会で与座とのスーパーファイトで一敗地に塗れてしまった朝久。その試合で足首を怪我してしまい、約1年間の欠場を強いられた。だが、その怪我も既に完治。1年の間に溜まった鬱憤を晴らすかのように、公開練習ではミット打ちで鋭いパンチや蹴りを連発していた。  足首の靭帯が切れてしまい、立つことすらままならなかったという朝久だが、その間も「指のグーパーグーパーだったり、誰もがやりたがらないような練習をやっていましたし、パンチはできる範囲でずっとやっていましたね」と鍛錬を怠ることはなかった。  前回の与座戦の敗因を「自分が未熟だった」と分析したものの、「人生何事もコケたままじゃ終われないんで、コケたらすぐ立って歩くしかないと思っているし、少しずつ歩いてきたつもりでいますね」と、この約1年の間は前を向いて進んできた。  そんな中で決まった復帰戦の舞台は、『K’FESTA.6』というK-1年間最大のビッグマッチ。しかも、因縁の与座とのタイトルマッチだった。「復帰戦は彼って決めてたんで、決まった時はようやくこの日が来たかと思ってウズウズしましたね」と、待ってましたと言わんばかりの朝久だ。この1年間は試合に出られないこともあり、与座の発言やファンからの心ない意見に怒り心頭だった。そのため、このタイトルマッチを「“リベンジ”というよりは“復讐”です」と表現する。 「意味は一緒ですけど、気持ちの面で殺気が違うと言いますか、“リベンジ”って言うとスポーツライクと言いますか、頑張って勝ちたいなっていう気持ちなんですけど、“復讐”って言うと何事も一方的に終わらせるイメージじゃないですか?」と朝久。「まあ勝つというのは決めていることなんで、“勝つか倒す”か、“倒すか殺す”か、圧倒的な強さで、絶対的な強さで完勝ですね」と、ここまで溜まった鬱憤を全て与座に叩きつける腹積もりだ。  与座とは会見やインタビューなどを通じて、舌戦を展開してきた。「言っていいことといけないことってあるんで。まあ、いろんな憶測が立っている中でそこは違うだろうっていうところもありましたし、リング以外のことを言うならこっちもプライベートで焼きを入れてもいいですし、そういった気持ちでしたね」と許せない気持ちが強いようだ。「とにかく圧倒的な力でぶちのめす。それだけですかね」と王者としての誇りにかけて、“復讐”を果たすつもりだ。  また、K-1年間最大のビッグマッチである『K'FESTA』には2020年以来、2回目の出場だ。2020年の大会は出場選手の怪我を受けての緊急出場。しかも、当時は1階級上の王者だった林健太に勝利している。 「『K'FESTA』にはめっぽう強いと思っているんで、そういった姿を見せることができると思います。ウズウズしますね」と、この大舞台での相性の良さも感じている。「朝久泰央が一番強い、俺が一番強い。それは常に思って生きてきたんで、3.12の『K’FESTA』でお見せしたいと思います。共に勝って、共に喜びましょう。押忍!」と朝久。「自分が一番強い」という自信を胸に、約1年ぶりのリングで“復讐”に燃える。
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