アーセンの復帰戦の相手はDEEPで活躍し、RIZINでは3戦全勝の伊藤
2023年3月6日(月)13時より『RIZIN.42』(5月6日・有明アリーナ)の対戦カード発表記者会見が行われた。
フライ級(57.0kg)5分3Rで山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE22)vs.伊藤裕樹(ネックス)が決定。
2020年8月以来、実に2年9カ月ぶりの復帰戦となるアーセンは「どうも、ただいまです。自分怪我していろいろあって長い事休ませてもらったんですけれど、その間にいろいろ格闘技IQだったり、自分がやりたいことだったり、自分の目標が決まってきたので、また、アスリートとしてではなくて格闘家の山本アーセンを見せられるような気はしているので、相手がどうのこうのじゃなくてまずその前に自分に勝って、自分がやりたいことを試合でしっかりやれば盛り上がってくれると思うし、相手に対してもリスペクト込めたいい試合が出来ると思うので、とりあえず自分に勝ちに行きます。押忍」と復帰の挨拶。
対する伊藤は「RIZIN無敗(3勝)の伊藤裕樹です。今回対戦相手を聞いて正直驚いたというか。それと同時に格闘技ファン待望の山本アーセン選手がRIZINに戻って来るというので凄く胸がアツくなると思います。でも経験積んで試合に出ると言っていたんですけれど、2年半くらい試合に出ずに女のケツばかり追い掛け回しているので(アーセンは「間違いない」)そんな人には負けたくないので、RIZIN.42で一番面白かったと言われる試合がしたいので皆さん楽しみにしていてください」と、コンスタントに試合してきた人間との差を見せると宣言。
アーセンはこのタイミングでの復帰を決めた理由を聞かれると「僕は常に試合に出たかったというか。そんなに出たくないっていうのは出してなかったので、やっと帰って来たなって気分でいるので別に何がきっかけでとかはないです」と、特に理由はなさそう。
欠場している間も人気があったと言われると「ねえ、不思議ですよね。青木(真也)さんにも感謝しています(笑)。でもみんなのおかげでこうして楽しみだったり、いい意味でも悪い意味ででもですよ。俺がパカーンっていってるところを見たい人、逆に俺が勝っているところを見たい人、いろいろな人が自分のTwitterやインスタで盛り上げてくれたおかげで、自分は今こうしてここに座っていると思うので感謝して。あと結果を出していないからそういう人たちがいると思っているので、しっかり結果を出せば自分の味方に付けられると思うのでしっかり結果を出してから物事を言います。押忍」と、アンチも味方につけるくらいの試合をすると言い放った。
また、息子が出場する同じ大会で引退試合を迎えることになったのをどう思うかと聞かれた母の山本美憂は「私は世界一幸せなアスリートであり、母であり、感謝しかないです」と答えている。