シュートボクシング日本女子アトム級王者のMISAKI(TEAM FOREST)が、先輩であるSB女子世界フライ級王者RENA(シーザージム)の“天使”なエピソードを明かした。
MISAKIは2023年2月23日、東京・後楽園ホールにて開催された『RISE 166』でRISEアトム級1位・小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)と対戦。2Rに右フックをヒットさせてポイントリードするも、3Rに小林の左フックでダウン。しかし、猪突猛進スタイルでガムシャラにダウンを取り戻しにきたMISAKIに小林は防戦一方となり、試合は大いに盛り上がった。
判定は3-0(29-28×3)で小林の勝ちに。そこで勝利者トロフィーのプレゼンターとしてリングに上がったのはRENAだった。RENAに憧れ、現在SBの女子部を牽引しているMISAKIとしてはRENAからトロフィーを受け取りたかっただろう。
勝者の小林も「RENA選手からトロフィー貰えた。絶対貰うって決めとったからほんまによかった。大好きな選手と一緒にリングに立てて、写真も撮ってもらえて、トロフィーもプレゼントも貰えて。幸せすぎた。夢みたいやった。ありがとうございました」と、RENAからトロフィーを受け取ったことを喜び、明暗はくっきりと分かれた。
しかし試合後、RENAはMISAKIの控室を訪問。Dior のリップを「よく頑張ったね賞」だとしてMISAKIにプレゼントしてくれたのだという。MISAKIはこのエピソードを自身のSNSにて明かし、「勝者だけでなく敗者にまで用意してくれてた天使のような強かわクイーン。女性として人間としてファイターとして最高です。ここを目指したい…シュートボクサーでよかった」と、RENAの励ましに感激。再起を誓っていた。