2019年9月1日(日)に新宿FACEで開催される『skyticket presents DEEP JEWELS 25』の一部対戦カードが以下の通り、発表された。▼DEEP JEWELSフライ級 5分3R杉山しずか(リバーサルジム新宿Me,We)赤林檎(フリー)
杉山は、2017年年末と2018年年末のRIZINで渡辺華奈に連敗も、2019年3月に韓国で開催された「Double G FC 02」で、UFCで近藤朱里とも対戦(女子ストロー級・52.2kgで近藤にスプリット判定負け)したジョン・チャンミと57kg契約で対戦。判定3-0で勝利し、復活を遂げている。
【写真】杉山は2018年6月9日、藤森祥子に判定勝利以来のDEEP JEWELS参戦。
【写真】赤林檎の前戦は2019年4月の『DEEP CAGE』大阪大会で山口さゆりに判定勝ち。
赤林檎は2018年8月の「DEEP 85」で渡辺華奈に腕十字で一本負けもその後、ジェット・イズミ、アミバ、山口さゆり相手にいずれも判定ながら3連勝中。
ともに渡辺華奈へのリヴェンジに向け、サバイバルマッチとなる。
▼DEEP JEWELSアトム級 5分2R青野ひかる(ストライプル新百合ヶ丘)古澤みゆき(総合格闘技道場BURST)
日本大学レスリング部出身の青野は、全日本社会人選手権48kg級優勝、全日本学生選手権48kg級優勝など女子レスリングで数々の実績を持つ。
MMAでは、2018年3月から桐山安奈、古瀬美月、ARAMI相手に3連勝も、2019年3月にベテランの富松恵美にリアネイキドチョークで一本負け。同年6月の檜山美樹子戦で腕十字で一本勝ちし、再起を遂げている。また、柔術にも積極的に取り組み、「2019年全日本コンバットレスリング選手権大会」アダルト女子オープンウェイトでも連覇を果たすなどグラップリングに磨きをかけている。
対する古澤は、佐々木信治・藤井惠夫妻が指導する総合格闘技道場BURST所属。2015年5月の『VTJ in OSAKA』でMMAデビューも浅倉カンナにリアネイキドチョークで一本負け。2016年11月の『DEEP JEWELS 14』でもSARAMIに腕十字を極められ連敗を喫しているが、2018年12月の『GRACHAN37.5XD-SPIRAL22』でマルスジムの中村未来を相手に腕十字で一本勝ちし、初白星を挙げている。
実力者・青野が再び連勝街道に乗るか、“フジメグ”の愛弟子が覚醒するか。▼DEEP JEWELS KICKルール 51kg以下 3分3Rジェット・イズミ(フリー) KAI(リバーサルジム立川 ALPHA)
ジェット・イズミがキックルールに復帰。2017年10月の『GRANDSLAM 6』でMMAルールで敗れているKAIと対戦する。2010年9月のJ-GIRLSではキックルールで田嶋はるに敗れているジェットだが、MMAでは2019年に入り、3月にMAOに判定勝ち、6月にダンプリョーコに判定勝ちと連勝しているだけに、MMAでの進化を得意のキックルールでいかに落とし込むか。
荒木未来ことKAIはジェット戦での判定勝利後、2018年3月にARAMIに判定負けし、2017年12月には『Road FC 45』でイム・ソヒに判定負けと連敗中。今回は自ら望んだキックルールでジェットと対戦する。▼DEEP JEWELS フェザー級 5分2R超弁慶(ガムランナック)上田真央(フリー)
SMACKGIRL、VALKYRIE、J-GIRLS、JEWELS等で活躍した超弁慶がDEEP JEWELSに初参戦、柔道で活躍した元大阪府警の上田真央と重量級対決が決定した。
超弁慶は、JEWELSでは2010年7月31日「9th RING」でエスイに腕十字で一本勝ち後、2010年9月にVALKYRIEで、2012年9月にPANCRASEで中井りんと2度対戦し、いずれも敗れている。2012年12月には「JEWELS: 22nd Ring」でキックルールで小澤聡子に判定勝ちしており、近年では「HOOST CUP KINGS NAGOYA3」で溝口孝湖に判定負けするなど、キックルールでも戦っている。「EEP JEWELS」となってからは初参戦となる。
対する上田は3歳から柔道を始め、社会人では78kg級で講道館杯ベスト8、全国警察選手権で2位の実績を誇る。柔道引退後は女性警察官として活動を行ったが、2018年3月に大阪府警を退職。2018年12月に初MMAを戦い、チェルシーに判定勝利。2019年3月にKINGレイナと68g契約で対戦するも1Rわずか25秒、KO負けを喫していた。
打撃に傾倒する超弁慶と組み技の上田の戦いとなるか。▼DEEP JEWELS 51kg以下 5分2R 川村虹花(仮面女子)永尾音羽(AACC)
仮面女子の川村虹花は、MMA2勝4敗。2018年3月の古瀬美月戦で判定負けも同年6月の山崎桃子戦のTKO勝利で初白星。Yuko.S(鈴木祐子)に一本負け後、2018年12月の宗田智美戦で判定勝利し星を五分に戻していた。しかし、2018年大晦日RIZINであいに1R TKO負けを喫すると、2019年6月の前戦ではMAOにも判定で敗れ、2連敗中。
試合後は「自分に対してムカついた。自分で行かないといけないところを守りにいってしまいました。見すぎてしまって、もっと組みにも行けたと思う。パンチも当てたけど、一発で終わってしまって連続して出せなかったです。相手は連続でパンチを打てていたのに」と肩を落としていたが、厳しい戦績のなかで「MMAを続けるか」と問われると、「はい! 強くなりたいです」と迷いなく即答。打撃の進歩について、「以前は打撃は気持ちで行っていましたが、飛び込むパンチは練習していて、当てに行くのと、しっかり効かせられるパンチを練習してきました。今回は相手の勢いがありすぎて、押し負けてる部分もあったので、今後、練習すべきだと思っています」と前を向いていた。また、SNSでも「私は、これからも格闘技を続けます。格闘技を通して、色んなことを学びました。格闘家はみんなかっこいいです。中途半端な気持ちでは、絶対できないことです。本当に尊敬しています」とあらためて、格闘技と向き合うことを誓っていた。
対する永尾はMMA1勝。2019年6月の『DEEP JEWELS 24』で、グラップラーの國保小枝を相手に組みを凌いで打撃を当てて判定勝利。アマチュアキックボクシング出身で3月のDEEPでは相撲歴10年の吉川桃加との殴り合いも制している。
女子ファイターが集う名門AACCの永尾が打撃を軸としたMMAで連勝するか。新宿Me,Weでトータルファイターとして模索中の川村虹花が復活を遂げるか。▼DEEP JEWELSミクロ級 5分2R山崎桃子(リバーサルジム 横浜グランドスラム)にっせー(総合格闘技道場闘心)
横浜グランドスラムで進境著しい山崎桃子は6月大会で武井藍を組みで圧倒し、プロMMA1勝1敗。対するにっせーは、DEEPで活躍中の安谷屋智弘らが所属する沖縄の総合格闘技道場闘心の女子選手。2019年3月の「DEEP JEWELS 23」ではKOTORIに判定負けしており、MMA2戦目に臨む。