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【シュートボクシング】王者・植山征紀が9戦無敗の挑戦者を迎えてV2戦「“初めて植山征紀に負けた”というのは、その選手の一生の記憶に残る」

2023/02/08 14:02
 2023年2月12日(日)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2023 act.1』にて、同級1位・山田虎矢太(シーザージム)の挑戦を受けてシュートボクシング日本スーパーバンタム級(55.0kg契約)王座2度目の防衛戦に臨む王者・植山征紀(龍生塾ファントム道場)のインタビューが、主催者を通じて届いた。  植山は27勝のうち14のKO勝ちを誇るハードパンチャー。2018年11月のSB日本スーパーバンタム級王座決定戦では当時無敗だった笠原友希を3R TKOで葬りベルトを獲得。SBだけでなく、RIZIN、RISEといった他団体のリングでもその強打者ぶりを爆発させてきた。2021年12月の初防衛戦では、タフな竹野元稀を3RKOで葬っている。今回は2度目の防衛戦。前戦は2022年12月、体重超過の減点もあり大﨑孔稀に判定で敗れ再起戦となる。 20歳で王者になれる甘い世界ではないというところを教えてあげたい 【写真】昨年8月のRISEでは鈴木真彦(左)と大激闘を演じた植山――今回2度目のタイトル防衛戦が決まりました。 「今は順調に準備ができていてバッチリ仕上がっています。試合で熱くなってしまったらどうしてもパンチの距離で戦ってしまうので、練習では冷静に力まずにパンチと蹴りをバランスよく出すことを意識しています」 ――挑戦者の山田虎矢太選手にはどのような印象がありますか? 「若くてこの階級では一番勢いのある印象です。ファイトスタイル的にはテクニックもあって、倒せる一発もある何でもできる選手だとも思います」 ――一番の警戒ポイントはどういうところでしょう。 「何を警戒しているというのはないのですが、僕のペースに持っていくことが勝負の鍵になるのかなと」 ――前回の有井渚海戦で凄いカウンターを決めてKOするインパクトを残しています。 「詳しいことは言えませんが、そこもしっかり対策しているのでカウンターは特に問題ありません」 ――山田選手は20歳でしかも10戦目のキャリアで挑んでくることに関してはどう思いますか? 「僕もデビューした頃は若いと言われていました。今年で27歳になりどんどん若い選手が出てきて焦る部分もありますが、20歳でチャンピオンになれる甘い世界ではないというところを教えてあげたいと思います。まだまだベルトを渡す気もないですし、僕は3度の挑戦までして苦労して獲ったベルトなのでそう簡単に渡すわけにはいきません」 ――植山選手は当時、10戦無敗だった笠原友希選手を倒してSB日本スーパーバンタム級王者に輝いたんですよね。山田選手も9戦無敗と無敗のまま植山選手に挑むことになります。 「僕は以前(2019年2月11日)にSBのリングで13戦無敗だった安本晴翔選手に初土を付けています。今回もしっかりと山田選手に初黒星を付けたろかなと」 ――無敗選手キラーだったんですね。 「相手が無敗の選手だと燃えますね。“初めて植山征紀に負けた”というのは、その選手の一生の記憶に残るわけじゃないですか」 ――勝ち癖が付いて勢いのある選手に怖さはないですか? 「そうですね。相手は怖さなくガンガン来ると思いますが、そっちの方が僕のスタイルと噛み合うと思うので僕が最終的に倒す形になりやすいです」 【写真】RIZINでも3勝1敗、そのうち2勝はKOしている植山(C)RIZIN FF――山田選手にインタビューしたところは「以前の植山選手は打たれたら倒れる印象があったのですが、ここ最近の試合で強い選手とやってパンチをもらってもダウンシーンが見られなくなったので、植山選手自身もディフェンスを強化しているのでは?」と分析していました。ご自身ではどう思いますか? 「僕的には身体が強くなったのかなと思います。確かに僕に対して打たれ弱いイメージがあったと思いますが、20歳から始めているフィジカルトレーニングで身体がどんどん大きくなり首が太くなったことで打たれ強くなったのかなと思います。以前はなんであんなパンチで倒れていたんだろうと不思議に思うぐらいです」 ――身体が大きくなったことで攻撃面も変わったと思いますか? 「全体的にもパワーアップしているのを感じているので攻撃面も強くなったと思います」 ――減量面で苦しさはないですか? 「前回、12月の大﨑孔稀戦の前には計量オーバーしてしまい、RISEさん、シュートボクシング協会、対戦相手にも凄く迷惑をかけたのでもう二度とミスしないように意識していて今回は問題ありません」 ――階級アップは考えてないと。 「そうですね。考えてないですし、自己管理をしっかりすれば全然落とせます。今回はバッチリ落とせるので過去最高の状態で挑める自信があります。相手は東京の選手で僕は大阪なので完全アウェーな状況で戦えることも楽しもうと思います」 ――ベルトを防衛したらその先にどういうことを見据えていますか。 「まずはここをしっかり勝って“やっぱりチャンピオンの植山征紀は強い”というのを見せ付けて、他団体の王者クラスの選手には連敗中なので今年はリベンジをテーマにやっていきます」 ――山田選手にメッセージはありますか? 「今回メインなので俺らでいい試合をして盛り上げましょう。そして最後に僕がKOで勝ちます!」
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