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2023年4月1日(土)大阪・丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)にて、『RIZIN.41』の開催が決定。2月1日のカード発表会見で、MMA4試合とキック3試合が発表された。
2023年に王座新設も検討される注目のフライ級では、DEEP&CFFC同級王者・神龍誠(神龍ワールドジム)の参戦が決定した。
▼フライ級(57.0kg)5分3R
神龍 誠(神龍ワールドジム)
北方大地(パンクラス大阪稲垣組)
神龍は、2022年5月の「DEEPフライ級王座決定戦」で暫定王者・藤田大和にニンジャチョークを極め、初防衛及び王座統一に成功。11月には、北米「CFFCフライ級王座決定戦」でディエゴ・パイヴァにローリング式のニンジャチョークを極め、2本目のベルトを巻いている。
対する北方は、2019年7月に砂辺光久をKOで下し、PANCRASEストロー級王座獲得。ONEで猿田洋祐、RIZINで竿本樹生に敗れ、2連敗を喫するも、2021年12月に宮澤雄大を3R TKOに下し、PANCRASE王座の初防衛に成功。2022年3月のRIZINで村元友太郎に判定勝ちしたが、7月にPANCRASE2度目の防衛戦で山北渓人に判定負けで王座陥落している。
会見で北方は、「今回から本格的に試合をしようと思っていて、僕には目標があって、日本のMMAでフライ級最強の男・堀口恭司を倒すこと。神龍選手はナンバー2になると思います。結構、ハードになると思いますが、この試合を制して最強に近づきたいと思います」と意気込み。
神龍について「若くて、世界最強を目指しているだけあって志が高い、それが試合のパフォーマンスにも出ているような、ちょっと日本人らしからぬMMAが出来るファイターだと思っています。あとちょっと口が悪いかな(笑)」と印象を語ると、「レベルの差はそんなにないかなと思っています。僕の方がアンダードッグというのも理解していますけど、試合を観てもらってみんなが思う、その差を目で確かめてほしいなと思います」と、自信をのぞかせた。
続けて神龍は、「こんにちは、フライ級日本最強の神龍誠です。久々にRIZINで戦えることをすごく嬉しく思います」と“日本最強”は自分だと主張。
さらに、「北方選手は日本ではまあまあトップクラスだと思うんですけど、世界最強になる僕の器と比べると本当にレベルの差があると思うんで。今年中に堀口選手も倒し、そういう試合を見せます。以上です」と、北方との差を見せつける試合で勝利し、同様に堀口の首を狙うとした。
北方については「ガンガン振り回してくる気持ちの強い選手かなと」と評価しながらも、「まあ、でも全てで圧倒しているんで、相手の気持ちをへし折って、しっかりフィニッシュします」とフィニッシュ勝利を予告した。
北方から「ちょっと口が悪い」と指摘された神龍だが、2022年7月に対戦した所英男から「ヒール的な発言を簡単に言っちゃダメ」と諭されたことで「ヒール卒業」を宣言もしている。この日の北方に対する強い言葉については、「(ヒール卒業?)してますよ。ビッグマウスとヒールは違うんで、自信があるのを発言しているだけです。『無駄に相手を煽ったりしない』と所さんと約束したんで、それを僕は守ります」と、相手を煽ったわけではなく、自信のあらわれだとした。
机の上に、DEEPとCFFCのベルトを置いて会見に臨んだ。CFFC王座獲得後のケージのなかでは、UFC参戦をアピールしていた神龍だが、今回、RIZINに戻って参戦を決めた理由については、「まだ日本でやることがあるんで、しっかりやり遂げたいです。それが何かはまだ言わないです。勝ってから言います」と、日本でやるべきことが残っていると語る。
RIZINフライ級王座が新設されれば、神龍にとって3本目のベルト獲得のチャンスとなる。
神龍は同級王座について、「堀口選手は倒したいんで、それがタイトルマッチになるかどうか分からない。今回、すごくいい試合をして、フライ級を俺がかき回す」とフライ級の中心で暴れることを誓った。
▼フライ級(57.0kg)5分3R
中村優作(TEAM FAUST)
メイマン・マメドフ(Olympus Club)
中村は、神龍誠、竿本樹生、伊藤裕樹と強豪相手に3連敗も、2022年11月に征矢貴にスプリット判定勝ち。約3年振りの勝利を掴んでいる。地元で連勝なるか。
対するアゼルバイジャンのマメドフは、2022年10月のRIZINで塚基伸に三角に固められてパンチを浴び続けてTKO負け。RIZIN初白星を目指す。