1位『アバター 伝説の少年アン』
「『ああ、それはアニメですらない、日本で作られたものでもない』という人がいるけど、黙れ。どこで作られたかは関係ない。アニメのスタイルがアニメを作るんだ、わかるか? アラスカで作られたものであろうと、どこの国であろうと関係ない。僕のお気に入りのアニメの一つだ。物語から多くの教訓を学んだ。トフ・ベイフォン──僕は彼女の物語にも共感した。彼女の生い立ちに共感したんだ(※土のベンダー。生まれつき盲目だが、地面を伝わる振動を感知できるため、地面と接触している時のみほぼ「見る」ことができる。両親に内緒で土の国の地下闘技場で開かれるトーナメントで連続勝利)。
アバター状態を解除し、それをコントロールする方法、7つのチャクラすべてについて──『アバター』の中で最も重要なエピソードの一つだ。本当に過小評価されていた。史上最高の作品の一つだと感じている。あと、戦闘シーンも美しい。アニメーターもまた、そのようなものを使っているという事実。実際の武術のスタイルが使われているんだ。エアスクーターも楽しそう(笑)。でも、俺は“スタイルベンダー”だから、どんなスタイルも好きなんだ。
主人公のアンは、自分の運命を実現しなければならなかった。すべてのエレメントをマスターしてアバターになることで、自分の運命を実現しなければならなかった。そこで僕が感じたのは、自分の世界では、自分がプレイヤー1なんだということ。僕にとっては、武術のすべての要素を習得しなければならないと思ったんだ。このゲームのアバターとしての、僕の運命を実現するために、ね。アバターであり続けることを主張し続けなければならないこの物語は、とても親近感の湧くものだった。だから僕は“スタイルベンダー”という造語を作ったんだ。だって、オクタゴンの中にいるときは、どんなスタイルにも適応できなければならないから。僕はそれが出来る。
アニメが好きで、子供の頃『鉄拳』のようなビデオゲームさえも好きだった。漫画やアニメで見た人を真似て、実生活でそれをするのが好きだ。クールなことをするのが好きなんだ。その意味で、自分は本当にいい仕事をしていると感じるよ。僕は本物の忍者なんだ、実際に。僕はこれらのキャラクターからインスピレーションを受けて、それを別の戦いに取り入れるかもしれない。自分の好きなことを楽しみ、人にいろいろ楽しんでもらう。これは自分にとって意味があることだと思う」