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【DEEP×BLACK COMBAT】5対5 対抗戦両メンバーが決定! 佐伯代表「2人は反則、叩き潰すしかない」×ブラック代表「これからの覇権はBLACK COMBAT」

2023/01/30 13:01
 2023年2月4日(土)に韓国で開催される「BLACK COMBAT」と「DEEP」の5対5の対抗戦の全メンバーが決定。1月27日に韓国龍山CGVアイパークモールにて、両団体の選抜選手出席のもと、会見が行われた。 DEEP vs. BLACK COMBAT 5対5 対抗戦 ▼女子アトム級大島沙緒里(AACC)10勝3敗ホン・イェリン(DK Gym)4勝2敗 ▼バンタム級山本聖悟(Team Cloud)4勝10敗1分キム・ジョンフン(MMA Story)4勝0敗 ▼フェザー級中村大介(夕月堂本舗)34勝22敗1分キム・ミンウ(MOAI GYM)10勝2敗 ▼ライト級大原樹里(KIBA マーシャルアーツクラブ)31勝18敗3分ユン・ダウォン(MMA Story)5勝4敗1分 ▼無差別級赤沢幸典(Tristar Gym 日本館/Team Cloud)3勝5敗チェ・ウォンジュン(MMA Story)5勝5敗  オープニングVTRでは、佐伯繁DEEP代表が「歴史も実力もない団体、BLACK COMBATよ、待ってろ。格闘技大国の底力、見せてやるから」と、自信のコメント。  対するBLACK COMBATのブラック代表は謎の人物。番組内ではアマチュアMMAで試合経験もあることが明かされているが、佐伯代表の言葉に続いて、「日本のDEEPよ、聞け。BLACK COMBATがある限り、日本は韓国を見下すことは出来ない」と意気込みを語っている。  会見では、サングラスをかけた佐伯代表が、今回の対抗戦の申し出について「最初はとても生意気だと思いました」と語り、「そしていま非常に気分が悪い。まずはこの椅子が高い。これ嫌がらせで始まっている」と文句をつけた。  ブラック代表は「まずダイエットから始めてください」と苦笑しながら返すと、「DEEPは20年以上やってきたので伝統と歴史は尊重します。でもこれからの覇権はBLACK COMBATです。この対抗戦は我々が持っていくと伝えてください」と宣戦布告した。  佐伯代表も負けずに「とにかく僕が一番思っているのは、ブラックさんが怪しい。何か詐欺師みたいに見えるんだけど、大丈夫かな(笑)。それにYouTube、遅い! もう大会まで1週間しかないでしょ。僕には分からない。毎日、更新されるのを待っているんです」と応戦。  さらに、今回の対抗戦を受託した理由を「『最近、BLACK COMBATがすごい』と聞いて、“叩き潰すしかないな”と」と、早めに芽を摘むことにしたとし、DEEP選抜メンバーを後方に「100パーとは言わないですけど、このメンバーでも余裕かなと思います」と勝利宣言した。  一方で、「でもそこの2人はちょっと反則だ」と、キム・ジョンフン(4勝0敗)とキム・ミンウ(10勝2敗)の兄弟参戦を「反則」と指摘。それでも「(元ROAD FC王者ミンウと戦う)中村大介は腕十字で勝ちます。(MMA復帰のジョンフンは)トータル的には向こうが上でも、山本聖悟選手にはスーパーパンチがあるので早めに決めますから」と、フィニッシュ勝利するとした。  会見の最後には、「韓国は馴染み深い。キム・ドンヒョン選手、チェ・ドゥホ選手、ハム・ソヒ選手、“コリアンゾンビ”ジョン・チャンソン選手……ほんとうに韓国の格闘技の歴史を作ったのはDEEPだと思っています。その意味では、また新たな歴史を2月4日、DEEPから始めます」と、対抗戦で新たな日韓MMAの歴史を作ると語った佐伯代表。  果たして、2月4日の5対5対抗戦で勝利を収めるのは、DEEPかBLACK COMBATか。 [nextpage] 大島沙緒里「ストライカーだけど寝技はまだまだ」vs.イェリン「下馬評をひっくり返したい」  BLACK COMBATは、ドラマチックな映像を駆使し、選手のバックボーンとキャラクターを際立たせ、YouTubeでそのストーリーを拡散させることで新たなファンの獲得に成功している韓国の新興MMAプロモーション。  そのYouTubeで「5対5対抗戦」のメンバーとしてBLACK COMBAT側で最後に発表されたのが、“ゴースト”ホン・イェリン(DK Gym)だった。  22歳のイェリンはMMA4勝2敗のストライカー。2021年6月の『Double GFC07』では『格闘代理戦争』にも出場したパク・ホビョンと「Double GFC女子アトム級王座決定戦」を争ったが、1R、リアネイキドチョークで一本負けで戴冠ならず。その後、2022年4月に「BRAVE CF 58」でシンガポールのジリアン・ゴーに判定勝ちで再起を遂げている。  BLACK COMBAT代表選抜戦では、1回戦で元ONE Championshipのキム・ナムヒと対戦。テイクダウンプレッシャーをさばいて、出入りからボクシング経験もある回転の速い打撃で圧倒。最後はナムヒのダブルレッグをスプロールして右腕を縛りつけてのパウンドアウトで勝利した。  決勝では、175cm 70.75kgと階級上の17歳チョン・スミンを相手にオーソからの前手の左フック、左ミドル、相手の打撃に頭の位置をずらしての右ストレートなど打撃で攻勢に立ち、判定勝利で代表を決めた。  会見では、そのイェリンと大島が対峙。 “リトルジャイアント”と紹介された大島は、「3歳の頃から親の柔道教室で始めて、20年以上、柔道をやって、結婚と双子の出産でいったん離れてから総合格闘技を始めました。子供が小さなときは海外で試合は出来ないと思っていました。ある程度大きくなって出来ることも増えたから、私自身も(MMAで)1回は海外で試合をしてみたかったので、すごくいい機会です」と自己紹介。  イェリンについて、「選抜戦でバンタム級の選手とやって勝ち上がってきたことはすごいと思うんでうけど、負けないかなと。私も試合や練習でも大きな選手とやってきているし」と評価しながらも「負けない」と言い切った。 「ホン選手はストライカーでガツガツ前に出て来るタイプ。ほんとうに思いっきり来るからこそ、私も思いっきりぶつかりに行こうかなと思ってます。柔道のときから韓国に合宿に行っていて、身体の強さは感じていますし、ストライカーも多いので、そこは私の課題でもあるし、準備していかないと勝てないなと思っていて、ボクシングとムエタイジムにも通っています」と打撃を警戒する大島だが、イェリンのグラウンドについては辛口。 「試合も見て、正直、これはMMAの試合かな、とがっかりしました。グラップリングに関しては……ちょっとまだまだなんじゃないかなと思っているので、そこで私が取ってやろうかなと。(イェリンは)若いし経験も浅いので、私が厳しく教えてあげれたらなと思います」と、一本勝ちを宣言した。 「もう日本は片づけたので、次は韓国狙いに行こうと思っています。よろしくお願いします」と挨拶した現DEEPミクロ級王者&現DEEP JEWELSアトム級王者に対し、イェリンは、「運動量が多い試合になると思うからぜひ勝ちます。韓国の選手が強いということを証明したい。誰もが私が負けると思っています。それを私はひっくり返したいと思います」とアップセットを予告している。
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