2023年3月5日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”』の第2弾記者会見が、1月20日(金)都内にて行われた。
当初はこの日に全対戦カードを発表する予定だったが、KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者・鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)と宇佐美秀メイソン(Battle Box)の対戦相手は決まらなかった。
宮田充KNOCK OUTプロデューサーは「メイソン選手は前回の試合は72kgくらいでやりましたが、今回は絞って67.5kgで設定。いろいろな選手とオファーしたらクラウスに勝った実績と未知数の部分でなかなか受けてくれる選手がいない状況にある。日本人ファイターで決めようと探しているが今日の時点で間に合わなかった」と、デビュー戦でクラウスに勝利した宇佐美を警戒して試合を受けてもらえないのだという。
鈴木に関しても「国内・国外で探している。海外でこの選手というのはあるので、国内で誰もいなければ海外の選手かな。国内で言うとプランが2つあったんですが、いずれもまとまらず。この1週間以内、今月末まではいかないと思うがまた会見を設定して発表したい」と、国内で交渉していた2人とは話しがまとまらず、海外の選手で候補はいるが国内の選手と試合を組みたいという以降のようだ。
対戦相手が決まらない状態で2度目の会見出席となった鈴木は「決まらないもんですかね、相手は。でもある意味、候補が出るチャンス。相手が決まってない最中なので、僕の意見ではデビュー当初から言っていますが、KNOCK OUTを見下している選手が多いのでそういう選手こそ倒したい。俺こそKNOCK OUT王者に勝てるってヤツがいるなら宮田さんに連絡してくれれば。俺のことが嫌いなヤツ、かかってこいって感じです。受け付けています」と、自分に勝てると思う選手がいたらKNOCK OUTに連絡して欲しいと呼びかけた。
対戦相手がなかなか決まらない中、モチベーションはどうかと聞かれると「相手が目の前にいた方がモチベーションは上がります。それよりもオーソドックスかサウスポーかだけ知りたい。それだけで練習内容が変わっちゃうので。それくらいかな。あとは頑張って練習しています」と、相手が決まらないことで練習内容を絞りづらいとする。
どんな相手を望むかと聞かれると「僕は王者でいる以上は誰でもいいんので特にこだわりはないです。どうせやるなら本当にマジでKNOCK OUTを見下しているヤツか本気で強いヤツとやりたい」と言い、「この会見きっかけに見ていると思うので、他団体でもいいし、チャンスでしょうね。RIZINで5連勝の僕に勝てば美味しいところがあるので誰でもいいからかかってこいよ。選手に問いかけているんだぞ。誰でもいいからかかってこいよ」と、カメラへ向かって挑発。
しきりに口にしていた「KNOCK OUTを見下している選手」とは誰のことを差すのかと聞かれると「旧KNOCK OUTに出ていて、新生になった時に他団体に行った選手、残らなかった選手とか。言葉には出さないけれどいるんですよね。どうせKNOCK OUTなんて、と言ってるヤツが。いろいろな選手を見てきたので。その(交渉がまとまらなかった)カードの中には旧KNOCK OUT選手だった選手がいる」と、前体制のKNOCK OUTに出場していた選手だとした。