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【Krush】元KNOCK OUT王者・白幡裕星が初参戦、バンタム級に戻る吉岡ビギンと対戦「踏み台にしてやろうと思う」(白幡)

2023/01/18 16:01
 2023年2月25日(土)東京・後楽園ホール『Krush.146』の第1弾対戦カード発表会見が、1月17日(火)都内にて行われた。  バンタム級3分3R延長1Rで吉岡ビギン(team ALL-WIN)と白幡裕星(K-1ジム総本部チームペガサス)の対戦が決定。  吉岡は2020年3月大会で第4代Krushバンタム級王者・晃貴から合計3度のダウンを奪って判定勝ち。「第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント」では池田幸司、黒田斗真、橋本実生に勝利して第6代王座に就いたが、2021年3月の初防衛戦で計量をクリアできなかったため王座ははく奪。試合も減点が響いて壬生狼一輝に敗れ、そこから2022年5月の永坂吏羅戦まで3連敗となっている。戦績は12勝(1KO)4敗2分。  白幡はアマチュアで多数の経験を積み、2018年10月にプロデビュー。2019年12月1日にはMuayThaiOpenスーパーフライ級王座を獲得。2021年2月にはKNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座も奪取した。2022年3月、RIZINで吉成名高に挑むもTKOで敗れている。戦績は12勝(1KO)4敗1分。今回がKrush初参戦。  吉岡はスーパー・バンタム級から再びバンタム級に戻しての出場。これについて中村拓己K-1プロデューサーは「最初に『またバンタム級で試合をしたい』と申し出があった時は『辞めた方がいい』と伝えたのですが、吉岡選手から『バンタム級(53kg)まで体重を落とすので見てください』と連絡があって。11月のKrush後楽園大会の前日計量の時に自主的に減量して、バンタム級(53kg)まで体重を落としてきたんです」というエピソードが明かされ「僕もそれを現場で見て、吉岡選手のバンタム級で戦う覚悟を感じて、この階級で試合を組むことに決めました」と吉岡のバンタム級での再起について説明した。  会見で吉岡は「自分は元々バンタム級でやっていたのですが、タイトルマッチで計量オーバーしてしまい、スーパー・バンタム級で試合をして。ファンの人からするとバンタム級から逃げてスーパー・バンタムに上がったと思われるので、もう一度バンタム級で戦おうと思いました」とバンタム級での出直しの理由を語った。 「白幡選手はKNOCK OUTやREBELSで活躍し、他団体でチャンピオンになっている本当に強い選手だと思います。今回はバンタム級に下げて最初の試合といえば最初の試合なので、ここで負けていたら意味がない」と必勝を誓う。  一方の白幡は「他団体からK-1バンタム級のベルトを獲りに来ました。今回初参戦で元チャンピオンが相手ですけど、踏み台にしてやろうと思っています」と、堂々と参戦の意気込みを語る。 「K-1 JAPAN GROUPで今戦いたい選手が3人います。そこにたどり着くように今回勝つのは当たり前なんですけど、年内でK-1バンタム級の挑戦権を獲得できるように、インパクトを残す試合をしたいと思います。僕はバンタム級を大きく動かす選手になるんで、応援よろしくお願いします」と、強豪ひしめくこの階級にさらなる衝撃をもたらすことを宣言していた。
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