2023年2月25日(土)東京・後楽園ホール『Krush.146』の第1弾対戦カード発表会見が、1月17日(火)都内にて行われた。
Krushバンタム級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、王者・池田幸司(ReBORN経堂)が松谷桐(ALONZA ABLAZE)の挑戦を受けての2度目の防衛戦に臨む。
池田はアマチュアで無敗を誇り、2019年にはK-1カレッジ優勝。同年10月にKrushでプロデビューしたが大学卒業後、一度は就職したものの、K-1ファイターの道を諦めきれずに退職。2021年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では1回戦で黒田斗真にKO負けを喫したが、その後は連勝して2022年3月に壬生狼一輝を判定で破り王座に就いた。7月には野田蒼をKOして初防衛に成功。2022年12月の「K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント」では準決勝へ進出も石井一成に惜敗した。戦績は9勝(4KO)4敗。
松谷は元NJKFフライ級王者で、2021年9月にKrush初参戦を果たすと2連勝を飾ったが、3戦目で野田蒼に判定負け。2022年10月に白幡太陽から判定勝ちして今回のタイトル挑戦のチャンスをつかんだ。戦績は17勝(7KO)3敗。
ようやく手に入れたチャンスを前に松谷は「Krushチャンピオンになって自分の強さを証明できるように頑張りたいと思います」と意気込む。穏やかな口調ながら「池田選手は結構試合をして疲れていると思うんで、自分がチャンピオンになって休ませてあげようと思う」と挑発的に言うと、池田も出場した初代K-1バンタム級王座決定トーナメントに触れ「出場選手はみんな強かったんですけど、だいたい同じぐらいのレベルだなと思いました。自分があそこに出ていたら絶対に優勝できたと思うし、今回は自分がバンタム級で一番強いと思ってもらえるような試合をしたい」と言い切った。
一方、約2カ月という短いスパンで再起戦=2度目の防衛戦に臨む池田は「Krushはそんなに甘くないと思いますし、その前に池田幸司はそんなに甘くないので覚悟してきてください」とキッパリ。「松谷選手は勝っても負けても試合で泣いているイメージがあるので、今回は(試合で負けても)泣かないでもらいたいです」と言い放ち、「チャンピオンやべえなって思わせたいですね。Krushには敵がいないんじゃないかって思わせる試合をします」と、改めてKrushチャンピオンの実力を見せつけるつもりだ。
また池田は「年末に色々な大会が盛り上がっているのを見て、僕はK-1が本当に大好きですし、今年は自分がK-1を盛り上げられるように、今回のKrushでいいスタートを切りたいと思います」とK-1バンタム級の中心に立つとの目標を語った。