クルーザー級王者カリミアン(左)が愛鷹とノンタイトルで対戦 (C)M-1 Sports Media
2019年8月24日(土)エディオンアリーナ大阪で開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN』の第2弾カード発表記者会見が、7月7日(日)大阪市内で行われた。
クルーザー級スーパーファイト3分3R・延長1Rで、K-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアン(イラン/WSRフェアテックス・イラン)とBigbangヘビー級王者・愛鷹 亮(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が対戦。
中村拓己K-1プロデューサーは「K-1は軽量級の試合が盛り上がっているが、大阪のファンにも重量級の試合を見てもらいたい。この2人なら重量級らしい試合を見せられると思う」と期待をかける。
ビッグバンでOD・KENを秒殺した愛鷹
6月にホームリングのビッグバンでOD・KENを1Rわずか37秒、右フックでマットに沈めた愛鷹。今回はK-1ジムSAGAMI-ONO KRESTに移籍しての2戦目となる。
2メートルの長身を持つカリミアンは2018年9月に行われた初代クルーザー級王座決定トーナメントで優勝し、初代王座に就くと、3月には加藤久輝の挑戦を退け初防衛に成功している。
愛鷹は「こんなビッグチャンスを頂きありがとうございます。相手はK-1王者なので自分からすれば圧倒的格上ですが、相手をライオンに例えるなら自分は野良犬か狼。野良犬でも牙を磨いて噛みちぎって咀嚼して飲み込んでやろうと思っています」と、ノンタイトル戦ながら王者との戦いに闘志を燃やす。
KRESTに移籍して「スパーリングが(以前の)静岡のジムではほとんどやったことがなかった。今はKRESTで毎回スパーするようになって、6月の試合でその成果を感じているのでこれからもっと強くなります」と、スパーリングができる環境で強くなった手応えを感じているという。
今回の試合については「日本人でカリミアンのようなデカい相手を探すのは無理なので、困ったんですが、これくらいの相手との対戦経験もありますし、そこはしっかり対策して。並んでみたら意外とパンチが届くと思ったので、当てます」と攻略に自信を見せる。
3月に加藤の挑戦を退け、初防衛に成功したカリミアン
一方、カリミアンは「大阪に来ていい気分です。他には特にないです」といつも通り言葉数が少ない。
「私は大阪に来てとても嬉しいですが、相手のことは何も知らない。精一杯頑張ります。私のファンは日本だけでなくイランにも大勢います。ファンのために精一杯頑張ってずっと勝っていきたいです。もちろんこのベルトを守ります。これからも次々とベルトを手に入れます。私は王者としてヨーロッパで戦ってみたいです」と、今後も勝ち続けていきたいと話す。
最後に愛鷹が「自分の一人の力では勝つことは無理だと思っているので、自分は格闘技はチーム戦だと思っていてみんなの力を借りてその力を拳に乗せて必ず勝ちます」と意気込み。カリミアンは「ファンの皆さん、試合の日は会場へ来て応援していただきたい。これからも毎日強くなって、次の試合は前の試合よりもっと面白いと思います」とファンにメッセージを送った。