(C)GRACHAN/TKO
10月9日(※現地時間、当初の9月13日から延期)、カナダ・ケベック州のモントリオール・ピエール・シャルボヌー・センターで開催される「TKO 49」にて、第二代GRACHANフライ級王者・松場貴志(ALIVE)が、マルコム・ゴードン(カナダ)が持つTKO世界フライ級王座に挑戦することが発表された。
ゴードンはMMA12勝3敗で柔術黒帯。オーソドックス構えでフライ級としては170cmの長身を誇る。TKO世界フェザー級王者のマーク・ホーミニックやサム・スタウト、クリス・ホロデッキらが創設者として名を連ねるアドレナリンMMA所属で、今な亡き名匠ショーン・トンプキンスの孫弟子となる。また、2014年5月にはBellatorにも参戦しており、元UFCファイターのクリス・ケラデスに判定勝ちを収めている。
松場の師匠の一人、日沖発は2006年5月にマーク・ホーミニックからTKO世界フェザー級王座を奪取し、その後2度の王座防衛にも成功しており、同じALIVEからカナダTKOに乗り込む松葉と地元ゴードンの戦いは、松葉が言う通り「世代を超えた弟子同士の対決」となる。
2014年10月から国内では1つの引き分けを挟み10勝無敗の松葉だが、2017年4月にクリミアで行われた「Tech-Krep FC」では現ACBファイターのルスラン・ベリコフに1R TKO負けを喫しており、カナダで行われる国際戦で真価が問われるところ。師匠同様にTKOのベルト獲得なるか。
なお大会の模様は「UFC FIGHT PASS」にて配信される予定。
松場「世代を超えた弟子対決、負ける訳にはいきません」
「ALIVEの松場です。今回は UFC Fight Passでの放映もある大きな団体、カナダのTKOのタイトルマッチへの挑戦権を得ました。フライ級チャンピオンのゴードン選手は、僕の先生の日沖発さんとTKOで激闘を繰り広げた元フェザー級チャンピオンのホーミニック選手の弟子だと聞いています。世代を超えた弟子の対決なので負ける訳にはいきません。それに、僕は日本のGRACHANのフライ級チャンピオンなので、そのベルトも背負っていきます。皆さん、日本から応援よろしくお願いします!」
【写真】2006年5月5日、マーク・ホーミニックからTKO世界フェザー級王座を奪取した日沖発。2R5分00秒、ホーミニックが失神。