2006年10月の「Pride 32: The Real Deal」米国大会で西島洋介をキムラロックで極めたバローニ
UFCやPRIDEで活躍したフィル・バローニ(米国)がメキシコでガールフレンドを殺害した疑いで逮捕されたと、メキシコ・ナヤリット州の検察庁が発表した。
米国『FOX SPORTS』の報道によると、バローニは地元警察に自ら通報。メキシコ出身の恋人と同地に滞在した際に、口論の末、シャワー室に放り込んだ恋人が滑って頭を打った、と主張しているという。当局はその後、バローニを容疑者として特定。初公判が9日の月曜日に開かれる予定。
“THE NEW YORK BADASS”の異名を持つイタリア系アメリカ人のバローニは46歳。MMA16勝19敗。2001年にUFCデビューし、2002年9月の「UFC 39」でデイブ・メネーを18秒KOに下したことで名を上げるも、その後、オクタゴンで4連敗。
2005年5月からPRIDEに参戦し、美濃輪育久や西島洋介らに勝利。日本ではマーク・コールマン、ケビン・ランデルマンの3人で“筋肉3兄弟”と呼ばれた。その後、Strikeforce、DREAM、ONE FCなどを経て、2019年9月の「Rebel FC 9」でワン・サイに一本負けが最後のMMA。2021年12月にメキシコの「Punos Implacables」でボクシングマッチに出場し、1R TKO勝ちしていた。