3度目の堀口恭司戦のこと、そして今後のことを語った扇久保(C)おぎチャンネル
2022年12月31日(土)さいたまスーパーアリーナ『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』にて、「RIZNvs.Bellator全面対抗戦」中堅戦で堀口恭司(アメリカントップチーム)との3度目の対決に臨み判定3-0で敗れた扇久保博正(パラエストラ松戸)が試合を振り返った。
自身のYouTubeチャンネルにて、試合から帰宅後に撮影した動画を公開した扇久保は「結果が出ずに申し訳ないという気持ちでいっぱいです」と頭を下げた。
「ダメージは完全に1Rで蹴られたカーフキックが相当効いていて、今も凄いことになっています。めっちゃ腫れていて。そのダメージがヤバいですね。あとは頭もヒザ蹴りでかなり深く切れて(医療用の)ホッチキスで止めていて。かなりカーフは効かされました。1R目に3発蹴られた時点で“あ、壊れたな”って自分でも分かったし。インターバル中に見た時にめちゃくちゃボコってなっていて。骨が折れているかなって自分でも思うくらいだったので。堀口選手のカーフキックは強烈でしたね」と、堀口のカーフキックや蹴り技は想定以上だったと振り返る。
「かなり対策と言うか警戒はしていたんですけれど、向かい合ってみて以前よりも距離が近く感じて。パンチが来るのか、カーフが来るのかって軌道が正直分からなかったです。それで完全にカーフをもらいました」と警戒していながらももらってしまったという。
「堀口選手の足の骨が硬いですね。ここ(右腕)もミドル一発しか蹴られてないのにこんなになっちゃっているので。他の日本人選手とやってもここまではならないので。骨が硬いなっていう、それと威力が凄いなっていう印象が。戦ってみて思いましたね」と、堀口のスネの骨の硬さがずば抜けていたとする。
「カーフを効かされた後でワンツーでダウンしてるんですかね。それも映像見て後で気付いて。自分の中ではカーフを効かされてそのまま一回転してダウンして、パウンドをまとめられたって記憶だったんですけれど、ワンツーのところの記憶がなくなっていたのでそこも効かされていたのかなって印象ですね。あとは3R目の左フックもかなり効きました。気付いたら下になっていたので。本当に完敗です。この4年間で差を縮めるどころか離されて負けたなと。完敗だなという印象です」と、ダウンしたシーンは覚えていなかった様子で堀口はさらに進化していたと評した。
そして、全てを懸けて臨んだリベンジマッチに敗れたことも含めて、今後自分がどうするかについては「自分がダウンしているシーンを見てダメージが溜まってきていると思うので。僕のウリってタフなところだと思うので、そこがなくなっちゃったら戦う術がなくなってしまうので。そういうところを昨日の映像を見て自分で考えるところは少しありましたけれど。今、答えを出すべきじゃないと自分で思っているので。ちょっとしばらくは休んで。子供が生まれましたので、子育てをしながら1回頭を整理してみて。怪我もたくさんあるので、そこも治療して直していきながら1回頭をリセットしたいなという気持ちですね」と、まずは治療も含めてダメージを抜いてオーバーホールすること。その後のことはそこから考えたいと語った。