世界トップレベルとの初めての試合を経験し、「まだまだこれから強くなる」とサトシ
2022年12月31日(土)さいたまスーパーアリーナ『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』で行われた「RIZIN vs. Bellator 全面対抗戦」の大将戦で、AJ・マッキー(米国)に判定3-0で敗れたホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)が試合後インタビューに答えた。
サトシは敗因のひとつとして「初めての世界トップレベルの選手との対戦」だったことをあげ、「まだまだこれから。もっと強くなる」と前を向いていた。
日本にはポテンシャルがあります
――試合の感想は?
「負けてしまって悲しいのはもちろんです。1Rはやられて、2Rと3Rはよくなっていたけれどまだまだですね。いろいろなポイントを直さないといけない」
――試合が終わっての相手の印象は?
「強いの一言。グラウンドと打撃が強い。打撃が重い。でももっと一生懸命練習すればもっと強くなるから絶対に勝てる。本当に紙一重の差ですね」
「1Rは三角絞めが、足がクロスしてないからまだ入っていなかった。2Rと3Rでバックを取った時は極められるチャンスがあった。でも彼はディフェンス出来るし、私が疲れたから出来なかった。でも、もうちょっとだったね、チャンスあったけれど失敗したな」
――今後の目標は?
「まだ考えられない。この試合に全部集中してきて負けたから悲しい。もっと強くなりたい、打撃のポイントを見直したい。日本のファンとの約束があるから、今年はその約束を果たせるために頑張ります」
――堀口選手はアメリカでの練習の重要性を語っていた。それはどう思うか?
「多分嘘ではない。アメリカには前からMMAが広がっているから。日本は3~5年前にRIZINで(MMAの熱が)戻ってきたから多分これからですよ。強い日本の選手はONEとかUFCとか他のイベントに行くけれど、2年前くらいから強い日本の選手がまた日本で試合をするようになっているから。私の練習は大丈夫。クレベルはタイへ練習に行くけれど、私はまだ海外で練習しようという気はありません。堀口の考えることは間違いではないですが、日本はまだまだこれから。練習とか選手とかこれからです。日本にはポテンシャルがあります」
――極められなかったのはAJが上手かったのか、サトシがミスをしたのか。
「多分両方。私が試合前から緊張していて失敗したのと、初めてこのレベルの戦いをしたから。初めての世界のトップ選手との試合だったから。でもこれからです。私の試合だけじゃなくクレベルの試合も見ていてトップ選手が相手でちょっと緊張して固かったから」
――大将戦までのRIZIN4連敗は精神的に影響した?
「プレッシャーは全然なかった。ジョニー・ケースと鈴木(博昭)が練習を手伝ってくれましたから私のせいだけ。負けたのはしょうがない。私は全部出したから身体が凄い疲れました。それでも勝てなかったのだからしょうがないことです」